「Idiolect」ユニバーサル・ランゲージ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
Idiolect
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アート系の香りを感じつつも、可愛らしくユーモアのある話かもと期待したが…
正直、何がしたいのか分からなかった。
メガネを紛失したクラスメイトのために姉妹が奮闘するというのはいい。
しかし、ここからというところで別の男の話になる。
観光ガイドの様子なども含め、どう関連するのかも分からない映像が延々と続いて退屈。
姉妹に話し掛けてきた男や観光ガイドがマスードだと気付いたのも大分後になってから。
(何故か引きでしか映してくれないんだもん)
途中で3回くらいBGMだけの断片的なカットの羅列があった。
マシューが映ってるものですら眠くなったが、景色やスケーターの場面は苦痛でしかない。
移動を真横から捉えるカットもしつこい。
カーリングする生徒や号泣する男など、本筋と関係ない描写の主張も強過ぎる。
終盤やっと登場人物たちが繫がるが、逆に先生など大半のキャラの意味の薄さを察してしまう。
そしてマシューとマスードの外見の入れ替わり?同一化?もあまり意義を感じず。
そもそもペルシャ語とフランス語が公用語になってるとか、ウィニペグが舞台とかの意図も不明。
異世界にまですると違うのは分かるが、架空の町ではいけなかったのか。
少なくとも自分には何も汲み取れず…
タイトルとは裏腹に、特定の人にしか伝わらなさそうな、まったく開かれてない作品でした。
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