異端者の家のレビュー・感想・評価
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宗教系ホラーっぽいだけ
宗教系ホラーっぽいだけ。宗教の豆知識が諸々あるが、ただそれだけで、作品全体としてホラーかと言われると、ツッコミどころ満載なので、途中から白ける。
冒頭の部屋から出られない、パイの香りはキャンドルだった、というのが最大の怖い点であとは学園祭的なノリの話。精神的に支配された女性が毒パイ食べて自殺しただの、その死体を同じ空間にいる人に気づかれないように別の女性がテーブル除けて、床下の重々しい金属の蓋開けて、持ったまま下に運んで配置した、と思われる下りとかは、心の底からコメディ。
パイの香りはキャンドルだった!の後から逆にあのモルモン教徒の女の子2人でお爺さんをボコボコにして、建物も完全に燃やし尽くしたところで、エルダーなんとかさんとかいう教会の先輩が迎えにくるみたいな、話のコメディにしたらきっと面白かった。
2時間1800円はつらい。学園祭で10分のシナリオで、300円なら許せる。
制作者らもまともな知性があったらあまりの滑稽なストーリー展開に吹き出しながら、作っていたでしょう。
A24 割とはずれなし。 面白かった
本当は、今日はアマチュアを観たかった。
でも、もう朝上映がなくなり、遅い時間のみの映画館が多くなってしまった。
映画は午前中に観たいので、本日は
こちらにしたしだい。
ヒュー・グラントさんの悪役や、
A24製作、監督が65シックスティ・ファイブのスコット・ベックさん。
65シックスティ・ファイブは、映画COMでは、点数低いけど、自分的には好みの作品なので、こちらも期待大。
9:00からの上映。
20人程。ちょっと少ない感じ。
映画館なので、声は出さないけど
家だったら、声が出たであろう場面が3度あった。
心霊物のホラーではないけど
けっこう怖かった。
映画COMのキャスト紹介では、ヒュー・グラントさんとシスター役の2人のみ。
2人を探すエルダー役の紹介がない。
どこかで観た人だなぁと思ったら、
インターステラーに出演した人だった。
幕間では、
65シックスティ・ファイブのアダム・ドライバーさんのメガロポリスが予告であった。
こちらも期待大
今日は映画の後は、足立区にある舎人公園でネモフィラを見に行った。
ここは23区内ではなかなか見れない
ネモフィラがとてもきれい公園。
毎年見に行っているが、とてもきれい
河津桜にはさくらんぼの身がなり、こちらも可愛い。
良い休日だった(もちろんランチこみ😁)
思っとった脱出ゲームと違う!
宗教とは支配すること
オープニングのメガコンドームの会話から、モルモン教徒とはいえ、最近の若い子はそうなのね、という雰囲気を醸し出しつつ、例のパンツで、やっぱり信仰している感で。
なんか、日本で有名な信徒の女優さんが、めっちゃ不倫してることなども思い出し、信仰がオジサンに試されているのかな、と思ってみていました。
モノポリーのくだりで、宗教戦争というか、土地の奪い合いを比喩しているのかと思わせておいての、宗教とは支配することへ。
キャンドルでブルーベリーパイを焼いていると勘違いするがごとく、復活も奇跡もトリックだと若い女性信者も気づいている。
など奥深さを振り撒きつつ、サイコスリラーの要素もいっぱいあって、どうなっちゃうんだろう、エルダーも殺られちゃうのかしら?というドキドキもあり、あっという間の時間でした。
細かい描写を見つつ、音を聴きつつ、もう一度見たいなぁ。
賢くも愚かな男の理解しがたい変質的な行動
予告であらすじはだいたいわかっていましたが、この家の主人がどういう意図でシスターを監禁したのか、そこにどんなオチが待っているのかが気になって、公開2日目に鑑賞してきました。客入りはまあまあといった感じでした。
ストーリーは、布教のために家々を回ったいた若いシスターのパクストンとバーンズは、森の中の一軒家を訪ね、そこの主人リードの招きに応じて家の中に入り、お茶を飲みながら談笑していたが、徐々に不穏な雰囲気に包まれ、施錠された玄関から帰ることもできず、携帯も繋がらなくなった二人が恐怖に怯える中、この家の秘密とリードの罠が明らかになっていくというもの。
初めは冗談混じりの宗教談議から、徐々に自説を展開するリードによって、二人の美しいシスターがじわじわと追い詰められ、絡め取られていくような展開に引き込まれます。穏やかな笑顔に隠された狡猾さがしだいに露わになる、サイコ感満載のリードが、強かで気持ち悪いです。
そんなリードに対峙する二人の若きシスターが、美しい顔立ちもさることながら、対照的な人物像で描かれている点もいいです。身の危険を感じつつもことを荒立てないように必死で打開策を探り、リードの本性が見えてからは知的に抗い、恐怖に心が折れそうになりながらも耐え続ける姿に、心から応援したくなります。
全体の構成としては、脱出ゲームの様相を呈してはいますが、最も強く感じたのは宗教に対する考え方の相違です。リードが持論を歪んだ形で立証しようとしたことが、本作のタイトルにつながっています。結局、賢くも愚かな男の理解しがたい変質的な行動を描いた作品であると言えそうです。
ただ、これがリードの初犯ではなく、今回もシスターの足取りを簡単にたどれるし、家の精巧な模型まであるので、露見しないことはありえません。賢いリードがそんな危ない橋を渡るのかと、人物像にも矛盾を感じます。と、野暮なツッコミをすると楽しめないので、考えないほうがいいです。
それにしても、宗教の知識も関心ももちあわせていない自分には、リードの言葉がすんなりと入ってきてしまいました。特に、モノポリーの例えはメッチャわかりやすくて、感心してしまいます。人の考えに簡単に取り込まれないように、日頃から自分で情報を集め、自分の頭でしっかり考えるようにしないといけないですね。
主演はヒュー・グラントで、本作の雰囲気を一人で醸し出すような怪演が光ります。シスター役は、ソフィー・サッチャーとクロエ・イーストで、逃げ場のない恐怖の中で協力してもがく姿が印象的です。
宗教色の強いワンシチュエーションスリラー&サスペンス
前も書いたんですがA24の映画は政治色や宗教色が強めでどうも好きになれないんです。
まあ、でも今回の作品は何となくA24色が薄そうかなと思ってみることにしました。
一言で言えば宗教色の強いワンシチュエーションスリラー&サスペンスと言った感じでしょうか。おそらくかなりの低予算映画。
正直言ってリード氏の目的が何なのか良く分からなかったし、この映画が伝えたいことも良くわからなかった。
ストーリーとしては面白いとは思いませんでしたが、セリフが素晴らしかった。これはなかなか秀逸だと思う。意味が分からなそうでギリギリ分かるまさに絶妙な塩梅。
最初は打ち解けていたのがだんだんと不穏な空気に包まれていくのが良い。
ヒュー・グラントの怪演も相まって2時間は飽きることなく最後まで見れました。
ボブ・ロスは懐かしかったです。
宗教的背景がわからないと面白さが半減
支配‼️
布教活動中の若いシスター2人が、訪問した男性宅で恐怖のゲームを強いられるサイコ・サスペンス‼️空き巣に入った家の盲目の独居老人が、実は凶悪な元軍人だった「ドント・ブリーズ」を思わせますね‼️今作は根底にある「信仰の問題」と、ロマコメの帝王であるヒュー・グラントがサイコパスを演じてる点が新味ですね‼️ヒュー・グラントのあの笑顔が逆にコワい‼️サスペンスの演出としては目新しさはないし、地下室の描写がジメジメして汚ーいので、リピートする気にはなれないですけど、ラストまで緊張感を持続させた演出力は見事ですね‼️
こわっっっ
実はシリアルキラーなんかじゃなくて
単なる説教くさいおじさんでありますようにと祈ったがそうはいかなかった。
ブリジットジョーンズのあとにみてよかった。
印象変わっちゃいそうだもん。
ヒューグランドはそんくらい怖かった。
最後の蝶は幻覚なの?彼女は助かったんだろうか。
日本人の方が異端者でゴメンなさい。
蘊蓄マンスプレイニングおじさんホラー
唯物VS唯心
唯物的な私としてはリードの見解にほぼ、全て、納得しましたね。只、彼の唯物心はサイコパスの正当化に過ぎないとは感じましたが。心霊スリラーでは無く、サイコスリラーであったのは唯物人間としてはホットしました。唯心恐怖より唯物恐怖が、身に起こる可能性が有るので怖いです。夏にお化け屋敷に入るのは、怖さを求めてでは無く涼しさを求めての私ですから。結局唯心の二人も攻撃は唯物でしたね。「ドライブ·イン·マンハッタン」等最近会話劇が多い様な🤔
不気味なサイコスリラー
若いシスターが布教のために森の中の一軒家を訪れたことで巻き起こる脱出系サイコスリラー。異端者サイコパスを演じたヒューグラントの演技が本当に不気味で恐ろしさを感じた。
ほぼ3人で展開される会話劇であり、実際に起こり得るようなストーリーも絶妙で引き込まれた。
2025-67
あなたは神を信じますか~♪
教会本部からの指示で
森の中の一軒家を布教に訪れた
二人のシスター、
『バーンズ(ソフィー・サッチャー)』と
『パクストン(クロエ・イースト)』。
迎え入れた『リード(ヒュー・グラント)』は
人当たりの良さそうな初老の男性。
彼には妻もおり、今は家の奥でパイを焼いているとのことで、
心を許したシスターたちは居間に通りソファに腰を下ろす。
そこで『リード』は宗教、
とりわけ彼女たちが信仰する「モルモン教」についての論争を挑んで来る。
ただならぬ気配を感じ逃げ出そうとするが、
玄関のドアは閉ざされ、携帯の電波は届かず、
外への連絡を取ることもできない。
家の奥へと誘い込まれ、
家から出るには
「信心」「不信心」と書かれたドアのどちらかを選ばなければならない、
と『リード』から提示される。
究極の選択を迫られた二人は
片方の扉を開けるのだが、
その先には更なる恐怖が待つ、との{サイコスリラー}。
幾つかのサインは最初から示されている。
『リード』の外見は、
年齢こそ異なるものの、
有名な「シリアルキラー」の『ジェフリー・ダーマー』に酷似。
そして部屋の中に閉じ込められた蝶。
終盤に語られる「胡蝶の夢」との繋がりは明らかも、
〔コレクター(1965年)〕でも象徴的に使われ、
片や蛾だが〔羊たちの沈黙(1991年)〕でも重要なアイテム。
観客は映画の行く末を、かなり最初から予見する。
『ヒュー・グラント』が素晴らしい。
知能は高く用意も周到。
最初は気さくに、
次第に自説を言い募るも激昂することはなく、
しかし不気味さを感じさせる『リード』を
絶妙の空気感で演じる。
登場人物の口を借りてはいるものの、
キリスト教に対しての疑義を
これだけあからさまに提示した作品も珍しい。
「モルモン教」は全世界で一千万以上の信者が居るらしいが、
その教祖や教義に対しては明確に異を唱える。
「旧約聖書」も、
「洪水物語」であれば、
それ以前に成立した「ギルガメシュ叙事詩」に酷似した記述はある。
先行する幾つもの宗教や言い伝えを纏めた書物とのフラットな見方は
しかし「キリスト教福音派」からすれば噴飯ものだろう。
が、現代のアメリカ社会へのアンチテーゼなのは間違いのないところ。
「支配」する側に都合の良いのが「教義」との説は
全ての宗教に対する痛烈な皮肉にも取れる。
もっとも彼の言い分は、
自身の欲望を満たすに構築されたのは結末を観れば明らか。
高説も使い方次第と鼻白む。
二人のシスターの服装は暗示的。
「Black and White」の明確な配色は、
繰り返し問われる、
「信心」「不信心」にも関係しているよう。
{ワンシチュエーション}の後半は
閉ざされた屋内からの{エクソダス}モノに収斂。
緊迫感はあるものの、
先に挙げた理由により、示された真相にさほどの驚きはない。
{ホラー}的な描写は軽く、
謎解きの要素が強く出され終幕に至る。
そうした{サスペンス}的な側面よりも、
披瀝される宗教に対する見識に
どうしても興味が向いてしまう。
宗教とは・・・何?
若いシスターのパクストンとバーンズは、モルモン教の布教のため森の中の一軒家を訪れた。出てきた優しげな男性リードは妻が在宅だと言い2人を家に招き入れた。シスターたちが布教を始めると、リードは宗教についての持論を展開し始めた。不穏な空気を察した2人は密かに帰ろうとしたが、玄関のドアには鍵がかかっていて開ける事が出来ず、携帯も圏外となっていた。教会から呼び戻されたと嘘をついたが、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないと言われた。実はその家には、恐ろしい仕掛けが有り・・・さてどうなる、という話。
家に入って行った時点で妻が直ぐに出て来ず、おかしいな、と思ったが、あの風雨で妻も居ると言われたらつい入ってしまうだろうとも思った。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と一神教の経緯から始まったから、宗教論争が展開されるのかと思ってたら、ゲームの名前や歴史だったりで、そのあたりは興味深く観れた。
玄関の鍵のカラクリも面白かったし、家の模型も迷路のようで、なるほどと思わせる作りだった。
ラストはイマイチだったが、宗教とは何だろうと考えさせられた。支配?権力?なのかなぁ。
2人のシスター役のソフィー・サッチャーとクロエ・イーストはどちらも勇敢で賢くて良かった。
ヒュー・グラントが演じた男は不気味で怖かった。地下室での檻の女性たちは2人と同じようなシスターだったのだろうか?
ウザくてダークなヒュー・グラント登場!
4月25日(金)
本日初日の「異端者の家」をMOVIX川口で。
コンドームの広告が付いたベンチの上に腰掛けている二人のシスター、パクストンとバーンズがコンドームの話をしている。二人は布教活動中である。
不勉強でモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)信者が「魔法の下着」を着用しているのは知らなかった。
本作では「魔法の下着」が重要なワードになっている。
パクストンは、布教中の街中で若者に魔法の下着を露わにされてしまう。
やっとたどり着いた森の中の一軒家の住人リード(ヒュー・グラント)は、中で妻がブルーベリーパイを焼いているからと二人を家に招き入れる。二人が布教の話をしているとリードはホリーズのレコードをかけ、ボードゲームのモノポリーを出して盗作や複製の話から宗教を否定し始める。ウザくしつこい話でやり込められた二人は、ブルーベリーの香りがキャンドルのものだった事に気付く。妻も姿を見せず、不穏な空気に帰ろうとするが、玄関は時間錠が掛かって開かない。外に出るには二つの扉のどちらかを通らなければ出られないとリードは言うのだが、その扉の向う側には…。
モルモン教に限らず全ての宗教を否定して、宗教は「支配」だと断ずるリード。
最初は凛とした強いバーンズ(ソフイ・サッチャー)とメガネをかけ弱々しく見えたパクストン(クロエ・イースト)の立ち位置が代わるのも面白い。
カメラアングルやフレーミングに凝ったところがあり、編集と併せてナカナカ見せるのだが、ホラー、スリラー、サイコ、サスペンスと色々な要素があって、少々手を広げ過ぎた感もある。
だいぶグロい所があって、そっち系が弱い人は要注意。と、言っても大っ嫌いな「SOW」に比べればカワイイものか。
ラストに流れる「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」はソフイ・サッチャーがけだるい雰囲気で歌っている。
主役3人の対談動画3ショットインタビューは観た方が良いと思った。(ニュース欄で見られます)
おまけ
ヒュー・グラントは「エクソシスト」がトラウマでホラーが苦手だそうだ。しかし、本作では充分にコワい。
おまけ2
昔の私の職場にモルモン教の方がいたが、飲み会等でも一切アルコールは取らずにウーロン茶を飲んでいた(ただし、ハンドルを握ると超スピード狂だったらしい)。
まるで舞台劇
若いシスターの二人パクストンとバーンズは布教活動で森の中の一軒家に訪問する。訪問先主人リードはシスター達に自身の宗教観を半ば強制的に展開し始める。身の危険を感じたシスター達は脱出を試みるが迷宮のようなからくり屋敷の中に閉じ込められる。密室からの脱出を描いたサイコスリラー。
A24という製作会社は、短編原作っぽい題材を話題作として提供するのが上手い。気がつけば、今年もVODも含め何本も鑑賞している。
ヒュー・グラントが怖い、怖い。男前俳優は、猟奇的な役も合うのだなと感心。長丁場の語りもその表情をずっと観ていられたのは、彼の俳優としての力量の高さだ。
さて、ゲームマスターのリードだが、結構な勘違いおじさんだ。自説の宗教観の長口上には、さすがに温厚なシスター達もこれはヤバいと逃げようとする。
このヤバいおじさんの宗教観うんちくよりも、からくり屋敷の謎解きに放り込まれたシスター達の活躍が見物。リードの長口上を削って、もう少しからくり屋敷の冒険があった方が良かったかもと鑑賞後の感想。
まるで舞台劇を見るような映画で、ヒュー・グランドの怪演に注目です。シスター達の奮闘をご覧ください!
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