「宗教問答が退屈」異端者の家 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
宗教問答が退屈
延々と繰り返される宗教上の議論が面白いと思う人には最高の映画なのだろう。そうでない人間には辛い。
というか語られる話、どこかで聞いたような話ばかりだったような。キリスト教が実は先行する宗教のパクリだとか。
導入部のだんだん圧力を高めていくところはよかった。問題はそのあと、扉を開けて下に降りていくところだ。助けが来るとわかってるのなら、なぜそこで踏み止まらない? 女性とはいえ相手は中高年の男が一人。2対1ならまず対抗しようとするだろう。どうみても罠なのにそこに飛び込んでいくのは不自然だ。
ただこの手のプロット上の瑕疵も、宗教上の議論に知的興奮を覚えるような人なら別に問題はないだろう。私はそうではないというだけ。
(ラストの蝶のくだりはよかった。ああいうのは私の好みだ)
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