パフィンの小さな島

劇場公開日:2025年5月30日

解説・あらすじ

「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」「ウルフウォーカー」などで世界的に高く評価されるアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンが、アイルランドの美しい島を舞台に個性豊かな生き物たちの冒険を描いた長編アニメーション。絶滅危惧種に指定されている海鳥パフィン(ニシツノメドリ)の姉弟を主人公に、嵐で故郷を失ったエトピリカの女の子がさまざまな生き物たちと交流するなかで自分の居場所を見いだしていく姿を通し、気候変動や多様性といったテーマを優しく描きだす。

アイルランドの西の海に浮かぶ小さなトンガリ島に暮らす、海鳥パフィンの女の子ウーナと弟ババ。ある日、大きな嵐のせいで故郷に住めなくなってしまった生き物たちが、トンガリ島にやって来る。慣れない環境に戸惑うエトピリカの女の子イザベルが思いがけず起こした事件を通して、新たな友情が育まれていく。

日本語吹き替え版では、ウーナたちの冒険を見守るお母さんパフィン役で上野樹里が声の出演。

2023年製作/80分/G/アイルランド・イギリス合作
原題または英題:Puffin Rock and the New Friends
配給:チャイルド・フィルム
劇場公開日:2025年5月30日

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(C)2023 Puffin Rock and The New Friends

映画レビュー

3.0温もりと可愛らしさあふれる島のおはなし

2025年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2015年から続くアニメシリーズの長編映画版。アイルランドはキルケニーを本拠地に独創的なアニメを創り続けるカートゥーン・サルーンと、北アイルランドのドッグイヤーズが組んでいるだけあって、キャラ造形、絵のタッチや背景、鮮やかな色調、物語のテーマ性にこの国ならではの持ち味を強く感じる。パフィンたちがこの島で様々な動物たちと寄り添い、明るく穏やかに集いあう様はまるで方舟のよう。そんな中、海の向こうから越してきた一羽の鳥が周囲に馴染めず、良かれと思ってやったことが全て裏目に出てしまう。いわゆる「新天地の憂鬱」的な展開ではあるものの、本作が欧州産である背景を考えるに、このストーリーの背後には自然災害、環境問題、移民、難民などの現代世界をめぐる外的要因が仄かに織り込んであるのかもな、とふと思った。ともあれ可愛らしいパフィンや動物たちの奮闘と、美しい島の調和の物語。お子さん方と一緒に親子で触れてみては。

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牛津厚信

4.0絵本のような世界で暮らすツノメドリを中心とした動物たちの姿を描いたファンタジックなお話です。人間社会でも起こるようなトラブルをも溶け込ませたヒューマンドラマでもあるようです。

2025年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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もりのいぶき

2.0若年層向け

2025年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アイルランドの小さなトンガリ島を舞台にいきものたちの冒険を描いた長編アニメーション。絶滅危惧種に指定されてい貴重な海鳥を主人公にして、それぞれのいきものたちの友情を温かく描いている。ストーリーは単純で若年層向けの印象を受けた。

2025-113

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隣組

完全に、夏休みの小学生仕様

2025年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アイルランド発のアニメーションとして独自の作品世界を築いて来たカートゥーンサルーン・スタジオの新作です。外国映画はアニメであろうと必ず字幕版で観るのですが、吹き替え版上映しかないので、本スタジオ作としては初めて日本語吹き替えで鑑賞しました。

 が、恐れていた通り、声優発声のキンキン声がうるさく、また全てを言葉で説明してしまうナレーションが非常に邪魔でした。完全に夏休みの小学生仕様でした。いや、子供相手だとしても、もっと観る者を信頼して映像で語っていいのではないでしょうか。大人も子供も楽しめるのがこのスタジオ作の素晴らしさだっただけに残念。

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La Strada