ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディションのレビュー・感想・評価

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5.0期待度◎観賞後の満足度◎ 『指輪物語』の目撃者・語り部・悪の力からのフロドの保護者、そして“物語”というものも有るべき姿を話すサムの存在感。

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

*2回目の鑑賞。映画館で鑑賞するのは初めての鑑賞。
①ピーター・ジャクソンの演出は堂々と且つ悠々としすぎて間延びしているところも散見されるが、最後まで飽きさせないし、却って本作に大作感を与えている。

②前作である第一部の最後で3グループに分かれてしまった一行だが、3グループの活躍がほぼ均等にバランスよく描かれどのエピソードも飽きさせない。
演出と脚色と編集の勝利であろう。
とくに、アラルゴン・レゴラス、ギムリ組のエピソードと、ピピン・メリー組のエピソードとが良い。
三部作の中でもっともスペクタキュリティであり、個人的には最も印紙深い。
(来週、『王の帰還』を見ればまた印象が変わるかもしれないが)
この二つのエピソードに比べればフロド・サム組のエピソードは大人しめだが、サムの存在感が増している。

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もーさん

4.5Forgive and Forget

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

「この世には生命を懸けるに値する尊いものがあるのです」

9人の旅の仲間のうち、灰色のガンダルフはモリアの地下深くに落ちた。アイゼンガルドとの戦闘でゴンドールの戦士ボロミアは戦死、この戦いでサルマン軍の捕虜となった"ホビット"メリーとピピンだが、隙を突いて逃亡し、森の種族エントに保護される。
フロドとサムは自分たちだけで"滅びの山"を目指すが、道中でビルボの前の指輪の所有者ゴラムが加わる。アラゴルン、レゴラス、ギムリ一行は人間の王国ローハンに向かうが、ローハン王セオデンはアイゼンガルドの魔法使いサルマンに蝕まれ衰弱していた。そんなローハンにアイゼンガルドは侵攻を開始する。
余裕の馬力で前作「旅の仲間」を軽々と上回ってみせた。当時はもちろん、全映画史を通じても最大級の製作規模なのではないだろうか。クライマックスのヘルム峡谷の戦い、これまだ三部作の二作目なんだぜ?この後どうなるんだよといった感じでまるで想像がつかない。それでもなお、作品としてはまとめきれずやむなく軽く流した箇所があったように思える。例えば中盤のアラゴルンのピンチは、映像だけで見せられるとかなり無理があるし、ボロミアの弟ファラミアがフロドを理解するくだりも映像としてはイマイチ分かりづらかった。それでもなお、各登場人物が前作から大きくレベルアップしたことで物語が一気に面白くなってきた。将器を見せ始めたアラゴルン、レゴラスとギムリの息も合ってきた(スケボーレゴラスはやや笑った)。精神的にも肉体的にも脱ホビット化しつつあるメリーとピピンも頼もしい。そしてフロドには指輪の魔力が牙を剥く。数々の試練の中で揺れ動くフロドに対し、どこまでも献身的なサムに涙する。古に曰く"指輪をめぐる冒険の主人公フロドの側にはいつも勇者サムワイズがいた"。
"滅びの山"を目前にしたフロドとサム、冥王サウロンとの最終決戦が目前に迫る。果たして中つ国の運命や如何に?

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ストレンジラヴ