アーサーズ・ウイスキーのレビュー・感想・評価
全12件を表示
年齢なんてただの記号でしょ、とはなかなかいかない
若返った時のカフェ店員との会話、「(は?何言ってるの?)アールグレイにミルクは入れないわ」 が印象的。
年齢を重ねて、新しい事に対する柔軟性がなくなってたけど、若返りを繰り返していくうちに、考え方も変わっていった主人公。やはり普通にしていたら、体の衰えに気持ちもついて行ってしまい、いわゆる「老ける」状態になってしまうのだな、と。逆に言えば、考え方を意識して変え、新しいことに挑戦し続ければ若々しくいきれるのだろな、と思える。
若返った3人娘のクラシックなファッションが可愛い。
登場人物が、癖はあれどいい人、やさしい人たちばかり。
ベガスのバーの大人な男性が素敵。あんな風な良い年の取り方をしたいので、色々経験して、それを重ねて丁寧に生きていこうと思わせられた。できるかな・・
どんな人生を送って来たのだとしても今の自分を認めてくれる人の大切さと、新たな挑戦は何歳になっても出来るのだという事とを、静かに(でもない)語りかけてくるお話です。
作品紹介を読んでいて面白そうと思っておりました。
お話の舞台がウイスキーの産地イギリスということも
あって鑑賞することに。
さあ鑑賞。
人生の終盤に差しかかった老齢の女性が3名。その3名
一人一人が主人公。…と言っていいのか悩ましいのですが、
3名それぞれの人生が均等に描かれていたような気がします。
そのご婦人方3名とは…
リンダ (ダイアン・キートン) 離婚歴あり。元夫の浮気が原因?
ジョーン(パトリシア・ホッジ)発明家アーサーの奥さん。息子あり。
スーザン(ルル) 優れた味覚を持っているみたい
始まりの場面は、夕闇に稲妻光るジョーンの家。…の離れの小屋。
そこでは、ジョーンのご主人(アーサー)が発明に勤しんでます。
今も、何かの薬の開発に取り組んでいるようなのですが…。
” 完成した ”
研究室の外に出てきて、腕を突き上げて喜ぶアーサー。
その体に落雷。ちゅどーん☆
アーサー、カミナリに撃たれて死亡。
不慮の事故で夫を無くしたジョーン。…あらら
葬儀を一通り終えたジョーン。尋ねてきた旧友二人と一緒にアーサー
の発明小屋の中にあった遺品の整理を始めていた。
そこで見つけたのは、瓶に入った琥珀色の液体。
” 何だろう… ”
どうやらウイスキーらしい。その瓶を手にして母屋に戻る三人。
故人を偲び、そのウイスキーのグラスを傾ける。
酔ってそのまま寝てしまい、明け方に目が覚める。
隣に寝ているのは見知らぬ若い女性。
” 誰? ”
一人が追いかけ一人は洗面所に逃げ込む。ふと正面の鏡を見ると…
” 私? ”
映っていたのは自分。それも若い頃の自分の顔。
ならば、部屋にいたのは…。
落ち着いて互いに顔を見合わせる3名の元・老婦人達。
どうやらこれは、飲むと肉体が若返る薬なのでは。
そう結論付けて、喜ぶ3名。
” やりたかった事が出来るわ ”
” 膝も腰も痛くならないのよ ”
3名で地元のパブに繰り出してみたものの、思わぬ落とし穴。
このウイスキーの効目は、数時間で切れてしまうようなのだ。
そうと分かった3名。その条件を理解した上で、若い体で出来
ることを探してやり始める。
浮気元夫への精算 過去の夫にお仕置きよ
過去への向き合い 昔日のパートナーは今どこに
未来への歩みだし どのみち歳の離れた相手だわ
三者三様にやりたいことを実現しながら、最後の総決算として
実行することにしたのが、ラスベガス行きだった。
パーティーにカジノ、そしてスカイダイビング。
果たして彼女らの夢は満たされたのか。
とまあ
女性3名の、それぞれの終活(?)を描いたドラマでした。
※1名にとっては、人生の出発のお話でしょうか ・-・
鑑賞後の感想として、悪くはありません。
観て良かった。
※強いて言えば、アーサーとジョーンの出会いとか関係性
が分かるエピソードがあっても良かったかも。
冒頭シーン以降、ストーリーに絡まなかった気がします。
◇あれこれ
■シャーウッドの森って
聞いたことがある気はするけれど、何だったか…? と
鑑賞中ずっと気になっていて、帰宅後に調べてみたら
「ロピン・フッドの住む森」でした。
伝説の英雄にして弓矢の名手で、弱き民衆の味方。
ああ なるほど。
■老後にやりたい事…なのかな
人生の終わり近く、もしくは一念発起してやりたい事のひとつに
スカイダイビングに挑戦する映画が割と多い気がしたのですが、
気のせいでしょうか? ・_・;
” 最高の人生の見つけ方 ” とか
” 最高の人生の見つけ方 ” とか ・-・タイトル同じでリメイク
” 最強のふたり ” とか
” THE UPSIDE 最強のふたり ” とか ・-・原題は違ッテマス
それにしても。
スカイダイビングって、それほどまでにやってみたいですかぁ?
私には絶対ムリです。…高所恐怖症 @△@
万に一度の事故が自分が飛んだときに起きそう …ビビリ
■素朴な疑問
アーサーさん、何を考えて若返りの薬をつくったのかな と
あれこれ想像しております。
若い肉体になってイケナイ遊びを…。うーん 違うかも。
単純に「若返った肉体で更に研究に没頭したい」とか
なのでしょうか。はて。
■素朴な疑問 その2
完成した薬は、ウイスキーの小瓶に小分けにされていました。
完成を喜んだ後すぐにカミナリに撃たれたように見えたのです
が、「いつ・何のために」小分けにできたのかと悩んでます。
まあ、分けて隠してある方が楽しくはあるかも ですが。
■若返りの薬といえば
アタマに浮かんだのが、梅津かずおの「アゲイン」。
(1970年頃の漫画です)
家庭内で邪魔者扱いされていた老人が、若返りの薬を飲んで
高校生くらいになってしまい、若々しくなった体で色々な行動
を起こしては騒動になるという内容でした。
梅津かずおの作品は恐怖マンガだけではなく、 ”まことちゃん ”
もこの作品からの派生キャラだったりするのらー。ぐわし☆
■もし瓶の中身が違ったら
中身が違うのが混じってたら面白いかも と妄想。
ただの紅茶だった とか
実は出汁だった とか
蕎麦の麺つゆだった とか
あ 臭いで分かってしまいますね。 残念(自爆☆)
◇最後に
ウイスキーがお好きでしょ? ♪
という歌があります。CMでも流れるかと。・_・
歌っているのは SAYULI (石川さゆり)さん、他数名?
しみじみとした気分になれる曲で好きな曲なのですが
ウイスキーも人生も、年月を重ねて熟成されるほどに味わい
が深くなるものと思っているのに、自分のことになると
全く当てはまる気がしないのは何故なのでしょう…。うーん
そんな事を考えて、過去に想いを巡らせるひとときのお供には
ウイスキーグラスがふさわしいかも。そんな気がします。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
そんなに若返りたい?
ウイスキーを飲んで若返る設定、面白い。この3人は、人生を後悔してるのかな?そんな風に、見えなかったから、単純に、70代の思考で、20代の体を持って、楽しんだだけかな。
一人、亡くなった、そこは、ちょっと残念って思ったけど、概ね、楽しいお話でした。
歳をとると、若いって良いなとか、若い頃は良かったなとか思うことも多いけど、私は、今の自分も好き。いろいろな沢山の選択をして、今があるんだけど。たらればを考えたことはあるけど、後悔することはない。彼女たちも、そう思えたんじゃないかな。
限られた時間のなかで。
発明家だった亡き夫の作業部屋でもある納屋を片付け始めた70歳前後の妻ジョーンと親友リンダとスーザンに巻き起こる話。
納屋の片付け中に見つけた“夫の発明した若返るウイスキー”それを知らず夜に乾杯、飲み過ぎて目覚めると若返った姿に驚くも…、男との出会いを求めカフェ、夜のクラブへと繰り出す3人だったが…。
冒頭のコミカルなBGMのなか発明成功、喜んで外に出たら落雷で死亡な夫から面白い。残された妻ジョーンと親友リンダ、スーザンの会話もずっと面白くて微笑んで見てられる。
ウイスキー効力約6時間、20代前後に若返り残り少ないウイスキーで楽しむ姿と見せてくけど。貯金全額下ろし持株売ってのラスベガス…、リンダの展開は残念ではあったけれど、歳を重ねても、若返っても可愛く素敵な3人の関係性には観てて涙で。
ジョーンの思い出の場所へ向かう道中のキッチンカーの彼とスーザンの恋、バイでもあったジョーンと彼女の再会にも涙で、コメディベースの中にちょっと泣けるもありで面白かった!
70代が素敵
「敵」を見た後なので、主人公がまるで対極で唖然とする。
儀助さんのわびしく哀しい老境と、この3人の生き生きした日常の差よ。
ポイントは「トモダチ」の存在でしょう。
おばさんたちはなんだかんだでトモダチ作って複数でつるむのが上手い。
人生貪欲に楽しむ気満々、トモダチ同士一緒に年を取って、ガタがきた身体を自虐ネタにして笑い飛ばし助け合いながら楽しく過ごせればそれでよし、いろんなものから解放され身軽になったら、それ以降は自分自身のためだけに人生を謳歌する所存。
女子高校生並みに身軽になったタイミングで、ほんとに若返ったら!という夢のある話で、おば(あ)さんたちのワクワク感が伝わって私もウキウキしました。
でもシンデレラくらいの時間でしかないのでできることが限定的、一晩でできる「若くないとできないこと」と考えるとああいうことになるんだろう。でも、意外と「年をとってもできること」だったりもする。
若い3人はとってもキュートだけど、70代のままで十分に素敵。
重ねた年輪は嫌悪するものじゃなく、辛い経験もあるが愛おしいものだと思う。
リンダはずっと自分の来た道に自信が持てず後悔ばかりだったが、ドラァグクイーンの言葉に腹おちして、その年輪に刻まれた、ふたりの友だちがいる自分の時間に満足して逝ったのでしょう。
残された二人には、これからの未来がまだまだ続く。
年齢はただの数字、自分はそう思える境地にはまだなれませんが、いい言葉だと思います。
ジョーンがバイセクシュアルというのは、またそれ?で特にそうじゃなくても良いような気がするけど昔の恋人と笑顔で再会できて良かった。
息子は薄々感づいていたのか、母に対してわだかまりを抱いていたが成人して大人同士として歩み寄れたのも良かった。
スーザン、70代でもキュートだけど、大胆すぎてちょっと恥ずかしいです。
元気に歌うボーイ・ジョージが見られて感涙モノ!
つい一緒に口ずさんでしまったわ!
お姉様方との共演、60代の彼がワカモノに見えるじゃないですか。
アーサーがあまり偲んでもらえなくてちょっとかわいそうだけど、チャーミングなお姉様方の姿に元気出ました。
一晩だけ、肉体だけ20代になれたら、自分だったら何するかな、と帰り道に想像して二度楽しめました。
イギリス人のライフスタイルが伺えて、そういうところも面白かった。
年齢なんてただの数字。楽しむ気持ちに年齢制限はない。
発明家の旦那が遺したウイスキーを飲んだ仲良し高齢女子3人組が20代に若返った!3人は人生最後の女子会にラスベガスへ!
人生とは、若さとは何かを気付かせてくれるハートフル・コメディ。
70代を迎えるジョーンは、冴えない発明家の夫アーサーを落雷の事故で失くしてしまう。葬儀を終え、親友のリンダ、スーザンと共に彼が発明で使っていた納屋を掃除しようとすると、飲酒をしないはずのアーサーが隠していたウイスキーのボトルを見つける。その夜、彼女達はアーサーを偲んでウイスキーを開ける。翌朝、目を覚ました彼女達は、全員20代に若返っていた。
突然の事態に戸惑いながらも、すぐさま3人は取り戻した若さを謳歌しようとする。しかし、現代的な若者の生活が分からない3人は、最初の若返りを上手く過ごせず、ウイスキーの効き目が切れて元に戻ってしまう。やがて3人は、やりたい事リスト(バケットリスト)をそれぞれ作成し、貴重な若返りを有効活用しようとする。
「ウイスキーを飲んだら若返る」という、名探偵コナン君も真っ青の荒唐無稽なアイデア一つで突っ走る。しかし、意外にもウイスキーによる若返りに頼るばかりではなく、後半は現在の自分と向き合い、別れや新たな繋がりを経て、残された人生を謳歌する展開へと向かってゆく。
繰り返しウイスキーを飲んで若返る中で、次第に若返りの時間が短くなって行くのはお約束。
オスカー女優ダイアン・キートンの演じるリンダが特に素晴らしく、夫に裏切られた過去の清算の為に若返って会いに行くシーンはスカッとさせられた。また、3人の中で唯一息を引き取る事になってしまう彼女は、クライマックスのラスベガス旅行では若返りをする事なく、「若返った自分は、本当の自分じゃないみたい。ありのままの自分を楽しむ」と、最期まで自分らしくある事を選択する。長い間、過去への後悔に囚われ続けていた彼女が、ようやくありのままの自分を受け入れられて良かった。
歌手でもあるルルが演じるスーザンは、可愛らしいおばちゃんという印象だった。ジョーンやリンダとは違い結婚歴が無く、その事に対する後悔を背負っている。
「年齢なんてただの数字よ」
本作でも最も印象に残るであろう、この素敵な台詞。それを度々口にするスーザンが1番、“年齢”に囚われながら生きている。キッチンカーの店主ジェームズと恋仲になる事を年齢を理由に懸念し、ウイスキーで度々若返っている。しかし、回数に限りのあるウイスキーではいつまでも隠し通す事は出来ない。だからこそ、彼女もまたありのままの自分を受け入れて、勇気を出してジェームズに真実を告げる。料理に対する深い愛情と理解が、ジェームズに目の前に居る彼女があのスーザンなのだと納得させる瞬間の暖かさが良い。
本作の主人公ジョーンを演じたパトリシア・ホッジは、TVや舞台を中心に半世紀以上も活躍してきた大ベテランだそう。
ちょっと気の強そうな見た目に反して、パートナーであったアーサーへの深い愛や、友人達への理解を示す暖かい女性。しかし、息子に対してだけは、少々棘のある一面が垣間見える。
バイセクシャルの為、若かりし頃に恋したカレンという女性を探し続けており、若返りの半分をこのカレンという女性の捜索に充てている。しかし、捜索は思うようにはいかず、息子の気遣いが発見の鍵となる。
ようやくカレンに辿り着いたジョーンは、最後のウイスキーで若返り、病室の彼女を訪ねる。恐らく、「美しい思い出の中の自分として会いたい」という乙女心によるものだろうが、最後は効き目の薄れたウイスキーの影響でしっかりと現在の自分の姿で再会を果たす。過去と現在、2つの自分の姿で愛する人と再会する展開への持って行き方が良かった。
ラスト、ジョーンとスーザンは亡くなったリンダとの約束を果たすように、スカイダイビングに挑む。若さを取り戻し、それぞれが過去と向き合いながら現在のありのままの自分を受け入れられるようになったからこそ、彼女達は全力で“今”を楽しめるようになったのだ。
エンドロールでの、ラスベガスのステージ上で現在の姿を演じたキャスト3人と、過去の姿を演じたキャスト3人が、共に歌い踊るサービスは個人的に◎。
本作の公式サイトで、ドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤氏が素晴らしい文を寄せている。
【アーサーのウィスキーって、その醸成期間だけ若返るということかしら。
ウィスキーは熟成させなきゃ美味しくないように、人生だって熟成が必要。
人は若返りだけを求めると
他人もそこにしか興味を持たなくなるという悲しさよ!】
そう、人生を豊かにするのは、決して若さだけではない。長い時間を掛けて、過去を積み重ね、“熟成”させたからこそ見えてくる景色もあるはずだ。若返りのウイスキーを手にした3人は、ファッションや流行を現代に寄せようと努力するが、やがてありのままの自分を受け入れて人生を楽しむ選択を出来るようになる。
誰にだって「若い時代」は存在する。大事なのは、“その頃、その時代に「若さ」を持っていたからこそ経験してきた事。その時に見た景色”だと思うのだ。
【青春とは、人生のある時期をいうのではなく、心のありようを呼ぶのだ】
サムエル・ウルマンの『青春の詩』にあるように、自分の中に「今を楽しむ。今だからこそ出来る事を楽しむ」という意思を宿してさえいれば、人はいつまでだって若くいられるのだろう。スーザンが最後に言った「楽しむ気持ちに年齢制限はない」という台詞にあるように、彼女達は再び自分の中に若さを取り戻したのだ。
残された2人の青春は、まだまだ続いて行くのだろう。
「007黄金銃を持つ男」歌っていたのはルル!
1月21日(火)
劇場が限られた小規模の公開なので、初めて行く池袋パルコ8階のシネ・リーブル池袋で「アーサーズ・ウイスキー」を。
雷鳴轟く夜に「出来た、成功だ!」と若い男が小屋から出てくるが、雷に撃たれ死んでしまう。死んだ若い男?はアーサー、葬式の写真は老人だ。アーサーは発明家だった。
アーサーに先立たれた妻ジョーン(パトリシア・ホッジ)を慰める親友のリンダ(ダイアン・キートン)とスーザン(ルル)。
アーサーの作業小屋を3人で片付けるとそこにはアーサーが作ったウイスキーのボトルが数本。
3人でウイスキーを飲んで眠ってしまったが、翌朝目が覚めてビックリ。3人とも身体が50歳位若返えっていた。アーサーが発明したのは若返りのウイスキーだったのだ。
街へ繰り出してみたものの、身体は数時間で元に戻ってしまう事が判る。
それぞれにトウ・ドゥリストを作り、ウイスキーを飲み、若返って実行する。
独り身を守って来たスーザンはキッチンカーの男と恋したり、リンダは浮気三昧で離婚した元ダンナに復讐したり、ジョーンは若い時の姿で想い出の場所を訪ねたり。
ウイスキーにも限りがある。ジョーンは手持ちの資産を処分して3人一緒にウイスキーを手にしてラスベガスを訪れるのだが…。
アーサーは急に死んだのに、あのウイスキーボトルの隠し方は何?とか野暮な事は言いっこなし。
自分の肉体や精神と闘わず「自分の道を行くだけ」「年齢はただの数字」「新しい事に挑戦できるのが若さだ」
映画に出てきた「朝起きると身体のあちこちが痛い」とか「枕で出来た顔の線がなかなか消えない」等の年寄りあるあるは、今や70歳を超えた自分の事として捉えられる。70ジジイもつらいのよ。
20代の人と70代の人ではきっと観て感じるものが違うだろうな。20歳の時には70歳の自分を考える事も無かった。自分の肉体が50歳若返ったら何をするだろう。
ウイスキー少量でも効果があるのなら、私ならチビチビ飲むかな?とセコい事考えてしまいました。それじゃ30分で戻っちゃうか?
エンドロールのはみ出しシーンが楽しいね。それにしてもベガスでボーイ・ジョージって。
昔ファンだったルルが出ていた!
「輝ける人生」に似ているが、ややこちらの方がドタバタ感があるかな、特に前半まで。中盤、ダイアン・キートンががんに罹患されているのがわかってからシリアスになって、次第に引き込まれてきた。
登場人物がほとんどいい人で、こういう映画好きです。
本物のボーイ・ジョージが出てきたのにはびっくり。あと、あとで分かったが、懐かしいルルが出ていたのにもびっくり。
期待ハズレ
あらすじを読んで面白そうだったので観に行きました。
あらすじより面白くなることはありませんでした。
エピソード数はそれなりに散りばめられていますが、そのひとつひとつが深く胸に刺さることはありませんでした。ポリコレの押し付け感がどうにも…。白人・黒人・アジア人・南米人、ゲイ・バイ・ドラァグクイーン、全部出す!という感じでした。
個人的に老スーザンとジェイムズのキスシーンは(ウッ…)となってしまった。24歳差はやはり現実で見せられるのはキツい。親子ほどの年の差は自分の倫理観が拒絶します。
3人の友情は素晴らしかったです。これまで続いて来た関係が何よりの宝物だと再認識できて良かった。最後のスカイダイビングのシーンを老女のままやるのは年齢制限があるので現実的ではないのでは?と思って観ていたけど、散骨をしたかったんですね。イギリスも火葬なんだ…って今更知りました。
若返りのウィスキーで若さを謳歌。それぞれの自分を考える多幸感あふれる作品。ベテラン女優3人と若い3人の演技も楽しい。ボーイ・ジョージも本人役で登場!
亡き夫が発明した「若返りのウイスキー」を発見!
70代女性の親友3人が若返り、人生最後の冒険に出かける。
3人を演じるのはダイアン・キートン、パトリシア・ホッジ、そして、「007黄金銃を持つ男」主題歌も歌ったルル!
若い時から活躍していた女優さんたちが、余裕も持って演じているのを見るだけで楽しい。
こういうのをもっと観たい!
若い時を演じる3人は若さを伸び伸びと演じながら、ごく自然に、振る舞いはどこか年齢を感じさせるのも面白い。
さらに、ボーイ・ジョージが本人役で出演し、「カーマはきまぐれ」Karma Chameleon まで聴けて最高です。
若さを楽しんだ後、割り切って、老いもこれまでの人生も、ありのままの自分を受け入れる展開に納得。
三人が見つけたそれぞれのハッピーエンド。
ボーイ・ジョージと3人組×2で歌い踊るエンドロールまで、幸福感に満たされて幸せな気分で観終わることができるいい作品でした。
年をとることが怖く無くなる映画
70代の女友達3人が、発明家の旦那さんが残した秘密のウィスキーを飲んで、20代の体に戻ってやり残したことをする…
でも、やがて3人はありのままの自分がいいことに気づくというストーリー
もうすぐ60歳になる私には年を重ねてもポジティブに生きていけるんだと元気をもらえた映画だった。
全12件を表示