「年齢は記号にすぎない」アーサーズ・ウイスキー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
年齢は記号にすぎない
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冒頭はホラー映画かよっ!?的な演出だが、ここでよもや主人公ジョーンの夫アーサーが亡くなるとは!
アーサーが遺したウイスキー🥃を飲んで若返る
ジョーン、リンダ、スーザンの3人。
最初に若返るシーンは非常にコミカルで笑えた。
今の3人と若返ったときの3人を6人の俳優が演じていて、
キャラを壊さずにうまくスイッチできているのがすごいと思うし、俳優の為せる業だと思った。見事。
若さを謳歌する3人だが、
やはり“今”の人生がこれでよかったか、この先どう生きるのかを、死生観とともに考えるところが
本作の本質的なメッセージであろうと感じた。
それはラスベガスに遊びに行った3人に色々なことが起きることで加速するし
リンダはもとより、ジョーン、スーザンの行動及び相手の反応には涙が出た。
予告だけみると、本作は60−70代の女性がターゲットと思っていたが、
実は若い人たちに観てほしい作品だ。
若いときから悔いのない生き方ができるよう、また、年を重ねたときに良い人生を歩んでいると
感じてほしいと思う。
若返ることであらためて人生を見直す&悔いのない生き方に気づく作品だが、
若いうちに心に刻んでおきたい。私も若いときに本作に出会いたかった。
スーザンの名言「年齢は記号にすぎない」。これが刺さった。元気と勇気をもらった。
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