「「007黄金銃を持つ男」歌っていたのはルル!」アーサーズ・ウイスキー Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
「007黄金銃を持つ男」歌っていたのはルル!
1月21日(火)
劇場が限られた小規模の公開なので、初めて行く池袋パルコ8階のシネ・リーブル池袋で「アーサーズ・ウイスキー」を。
雷鳴轟く夜に「出来た、成功だ!」と若い男が小屋から出てくるが、雷に撃たれ死んでしまう。死んだ若い男?はアーサー、葬式の写真は老人だ。アーサーは発明家だった。
アーサーに先立たれた妻ジョーン(パトリシア・ホッジ)を慰める親友のリンダ(ダイアン・キートン)とスーザン(ルル)。
アーサーの作業小屋を3人で片付けるとそこにはアーサーが作ったウイスキーのボトルが数本。
3人でウイスキーを飲んで眠ってしまったが、翌朝目が覚めてビックリ。3人とも身体が50歳位若返えっていた。アーサーが発明したのは若返りのウイスキーだったのだ。
街へ繰り出してみたものの、身体は数時間で元に戻ってしまう事が判る。
それぞれにトウ・ドゥリストを作り、ウイスキーを飲み、若返って実行する。
独り身を守って来たスーザンはキッチンカーの男と恋したり、リンダは浮気三昧で離婚した元ダンナに復讐したり、ジョーンは若い時の姿で想い出の場所を訪ねたり。
ウイスキーにも限りがある。ジョーンは手持ちの資産を処分して3人一緒にウイスキーを手にしてラスベガスを訪れるのだが…。
アーサーは急に死んだのに、あのウイスキーボトルの隠し方は何?とか野暮な事は言いっこなし。
自分の肉体や精神と闘わず「自分の道を行くだけ」「年齢はただの数字」「新しい事に挑戦できるのが若さだ」
映画に出てきた「朝起きると身体のあちこちが痛い」とか「枕で出来た顔の線がなかなか消えない」等の年寄りあるあるは、今や70歳を超えた自分の事として捉えられる。70ジジイもつらいのよ。
20代の人と70代の人ではきっと観て感じるものが違うだろうな。20歳の時には70歳の自分を考える事も無かった。自分の肉体が50歳若返ったら何をするだろう。
ウイスキー少量でも効果があるのなら、私ならチビチビ飲むかな?とセコい事考えてしまいました。それじゃ30分で戻っちゃうか?
エンドロールのはみ出しシーンが楽しいね。それにしてもベガスでボーイ・ジョージって。
Mr.C.B.2さん、共感とコメントありがとうございます。・_・
めんつゆと麦茶なら間違えやすいかも などと考えつつ
そもそもイギリスに麺料理ってあるのだろうか とも
気になってきました。?_?
良く考えたら、めん類云々以前にイギリスの料理にどんな
ものがあるのかも分かっていないです。
俗に、イギリスに美味いものなし などと揶揄されますが
どんなものなのでしょう。
と、色々と脱線しながら想像を巡らせらる事のできる作品
って、嫌いでは無いです。・-・
コメディにLGBT問題を潜ませて政府をチクリと刺している。エルトン・ジョンもフレディー・マーキュリーもボーイ・ジョージも1967年『ソドミー法』撤廃で、やっと息ができるようになった。
「朝起きると身体のあちこちが痛い」とか「枕で出来た顔の線がなかなか消えない」等の年寄りあるある、
これらを自虐で笑い飛ばすのがおば(あ)さんたちなんですよ、私も人のこと言えませんが。
たしかに!成功直後の落雷だから、まだわかってないのに、あの念の入れようったら…。落雷直前に何箇所にも必死で隠してたところは省略したとか?
観てる最中は、気付かせないのが、よく出来た脚本、映画ということなんですね。