「シナリオ、作画、楽曲、どれを取っても非の打ち所がなく、素晴らしい出来栄え」ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第2章 SevenColorさんの映画レビュー(感想・評価)
シナリオ、作画、楽曲、どれを取っても非の打ち所がなく、素晴らしい出来栄え
シナリオ、作画、楽曲、どれを取っても非の打ち所がなく、素晴らしい出来栄えでした。第1期が沖縄編だったのに対し、第2期は京都編へと舞台が移ります。
よって、メインで活躍するのは果林、愛、せつ菜、璃奈、栞子、ミアの6人。沖縄組の他校スクールアイドルたちは登場せず、虹ヶ咲メンバーも沖縄組の出番はごくわずかです。物語は京都組を中心に展開されるため、推しキャラ目当てで鑑賞する方は事前に認識しておいたほうが良いです。
まず作画面ですが、背景の描き込みが圧巻。思わず息を呑むほど美しく、驚かされました。サンライズを中心にエンドロールには名だたるアニメスタジオの名前が並び、制作陣の本気度がひしひしと伝わってきます。映像を眺めているだけでも心が躍る、そんな映像になっています。
また、アイドルたちの楽曲も魅力的で、それぞれの個性が光る楽曲に仕上っていますし、シナリオも秀逸で素敵です。ズバリのネタバレは避けますが、今回はメンバー同士のペアを軸にした友情の描写が中心で、その関係性や背景が丁寧に深掘りされて描かれていて、シーンによっては、思わず涙がこぼれそうになる場面も多数ありました。
しかも、物語の途中にはえっ!?となる展開ギミックも盛り込まれていて驚かされますが、最終的にはしっかりと良い方向へ導いてくれるのがこの作品の魅力。観終わった後には、次への期待が残るはずです。
ファンならば、観て損は無い作品です。
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