熊川哲也 Kバレエ トウキョウ 「マーメイド in Cinema」

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熊川哲也 Kバレエ トウキョウ 「マーメイド in Cinema」

解説

熊川哲也主宰のK-BALLET TOKYOの公演を映画館上映するKバレエ映像シリーズ第20弾。アンデルセンの童話「人魚姫」を題材にしたバレエ「マーメイド」を収録。(2024年10月6日・Bunkamuraオーチャードホールの公演を収録)。

幻の大クジラを求めて冒険の航海に出た王子を、一目見て恋に落ちたマーメイド。王子は、イルカの群れを荒らしていたシャークに銛を投げつけるが、激怒したシャークの巻き起こした嵐に飲み込まれ、船が難破してしまう。溺れた王子を助けて岸へと運んだマーメイドは、そのまま海中へと戻るが、王子と人間界へのあこがれは募るばかり。マーメイドの理解者である叔母は、シャークのもとに行けば人間界に行く方法を教えてもらえると言う。シャークに会いに行ったマーメイドは、声と引き換えに脚を得られる秘薬をもらうが……。

原作にはないシャーク役などオリジナルの設定も加えながら、神秘的な海の世界や人間界にあこがれを抱いた人魚姫の切ない恋を描く。マーメイド役を飯島望未、プリンス役を山本雅也、プリンセス役を日髙世菜、シャーク役を石橋奨也と、K-BALLET TOKYOのプリンシパルたちがそれぞれ演じた。

2024年製作/107分/G/日本
配給:TBS、ユナイテッド・シネマ
劇場公開日:2024年12月6日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

芸術監督
熊川哲也
演出
熊川哲也
振付
熊川哲也
台本
熊川哲也
原作
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
音楽
アレクサンドル・グラズノフ
編曲
横山和也
音楽構成
熊川哲也
舞台美術デザイン
二村周作
衣装デザイン
アンゲリーナ・アトラギッチ
照明デザイン
足立恒
指揮
井田勝大
管弦楽
シアターオーケストラトウキョウ
映像プロデュース/監督
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フォトギャラリー

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(C)Yoshitomo Okuda

映画レビュー

5.0圧倒的な美と感動の物語

2024年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

バレエ作品初鑑賞。

演出・振付・台本・音楽構成、それら全て熊川哲也。全く隙のない107分。「人魚姫」を原作にしたストーリーはシンプルで分かりやすかったです。それにしても、私が絵本で読んだ「人魚姫」はこんなに泣けなかったぞ…?

開幕早々の酒場のシーンから引き込まれました。繊細で軽やかで、それでいてパワフル。技術的なことは全く分かりませんが、「これ、私と同じ人間が踊ってるんよな…?マジか…。」としばし呆然。つま先から手の指先まで、神経を研ぎ澄ませて繰り出される優雅な舞踏にうっとり。

海のシーンではいよいよマーメイドの登場ですが、海面に浮いていることを踊りながら表現しているのには驚きました。他にも魚特有のビチビチした動きとか細かいところまで表現していたのはすごく面白かったです。

プリンス役の山本雅也、マーメイド役の飯島望未を始め、皆さん凄く良い演技でした。その中でも、物乞いのエネルギッシュなダンスと可愛らしいクマノミの3人は特に印象的でした。

シアターオーケストラトウキョウによる音楽は本当に素晴らしかった!この方達、「浅田真央アイスショー「Everlasting33」」の時も演奏されてましたが、もう流石としか言えませんね。舞台セットも幻想的で目を見張ります。

胸を締め付けられるラストに涙が溢れて来ます。上映終了から6時間以上経ちましたが、いまだに余韻に浸っている感じ…。これはしばらく引きずりそうです。熊川哲也恐るべしである。

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