遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
個人的には普通に楽しめました。
「序列とかくだらね〜!」とか思いながら見てましたけど、それは自分がとっくに社会へ出てるからなのかな。
学生時代、色々気にしながら生活してたのを思い出しました。
「学生生活なんて長い人生のうちのたった数年じゃん?」とか、今ならそう考えるけど当時の自分にはそんな余裕なんてなかったな。
「俺の彼女は序列1位」「私のたった1人の親友は序列1位。彼女にとっても私はたった1人の親友」
「1位なのに成績は案外普通」「1位なんだから学級委員」「1位なんだからこれくらいできるでしょ?」
怖いし気持ち悪い〜。
「それ1位関係ある???」みたいなことでも、「1位なんだから」で済ませようとするのも怖い。
でも一番怖いと感じたのはラストの廿日市さん…
【”人間観察の得意な人。”今作は組織の中で序列を付ける愚かしさを描いた作品かと思いきや、それを逆手に取ったヒューマンホラーだった!。人間の表面的な顔と真の顔を描いた、実に嫌な気持ちになる作品である。】
ー 冒頭、序列20位の廿日市くるみ(志田彩良)が、1位の姫山椿(堀未央奈)を見ながらノートに白黒で彼女をカリカチュアした似顔絵を描いている。勘の良い人であれば、その絵を見ただけで廿日市が、サイコパスである事が分かると思う。ー
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・とにかく、徹頭徹尾、嫌な気持ちになる映画である。英勉監督なので、タイトルは表面上でもっと違う内容かと思って観ていたら、ドンドン嫌な気持ちになって行った作品である。
・まずは、年度初めに、二年D組のクラスの中での序列を記したラインがクラス全員と教師(忍成修吾)に送られる。そこから半年経ち、二位の赤崎(松井奏)が姫山の恋人になり、三位の御門(高石あかり)が、親友になっている。
所謂クラス内ヒエラルキーであるが、嫌な気持ちになるのは、赤崎と御門が姫山に抱いていた本心が、遺書公開の際に明らかになるシーンである。
松井奏と高石あかりの、狂ったような開き直った演技が物凄い。
・因みに他の生徒の、姫山に対する屈折した思い、妬み、嫉みが明らかになるシーンでの、狂ったような演技がコレマタ凄い。嫌な気持ちになるが、若き役者さん達は頑張ったなあ。
・そこから明らかになる、姫山椿の序列一位は、或る者の作為により作られたモノである事が明らかになる過程や、姫山椿がネットに記していた本心を綴った”一位になりたい。”という日記を読んだ廿日市くるみが”一位にしてあげる。”と、レスを返す所からの、姫山椿が七歳上の完璧な姉を慕っていた事や、一位をキープする苦しみに漸く気付く様なども、嫌な気持ちになるが、ミステリーとしては中々である。
・姫山椿が唯一心を許していた、小学校の同級生で仲良しだった池永(吉野北人)との関係性が再後半に明らかになる描き方も、面白かったな。
<それにしても、ラストの二年D組が集合写真を撮るシーンからの、彼らがガラス張りのケースに入っていて、それを上から眺めて”人間観察する”廿日市くるみを演じた志田彩良の表情は、正にホラーでありました・・。
あー今作、怖かったなあ。嫌な気持ちになったなあ・・。(褒めてます。)>
賢い生徒の居る教室でした
出演者が知らない役者ばかりで観たい映画ではなかったけど時間の関係で観てしまいました。優秀な生徒の自殺があった後その子が書いたと見られる遺書がクラス全員に有りました。遺書を公開し合う生徒の暴露話で読み聞きする読解力の応酬でとても面白かった。
No. 1は誰しもが憧れると思うけど担ぎ上げられ好き勝手に祭り上げられたらたまったもので無いね。人間の裏表を女学生の遺書を通じて暴露話は人間の強さや弱さを浮き彫りにしてしまい追い詰められるという事に気づいた時には取り返しの付かない事になり得る事もある言う事…
鋭い観察力を持つ生徒たちでクラス中がぶっ飛んでいた!
実はアレ、「⚪︎⚪︎な人ランキング」だったのかも知れませんね
2025.1.31 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(119分、PG12)
原作は陽東太郎の同名漫画(スクウェア・エニックス)
序列が作られたクラスで起こる悲劇を描いたミステリー映画
監督は英勉
脚本は鈴木おさむ
物語の舞台は、日本のどこかにある私立灰嶺高校
2年になったD組では、クラス替え早々に「序列」となる一斉メールが各自に届いていた
担任の甲斐原(忍成修吾)も含めた序列になっていて、1位は姫山椿(堀未央奈)という生徒だった
それから4ヶ月後、クラスは序列に馴染み、何の問題も起こっていないように思えた
だが、ある日のこと、授業が始まったのにも関わらず、姫山椿が行方をくらましてしまう
甲斐原先生は親友の御門凛奈(髙石あかり)に彼女を探させたところ、凛奈は椿を女子トイレで「発見」してしまうのである
理由もわからない序列1位の自殺騒動
だが、この件はそれだけでは終わらなかった
参列を終えてクラスに戻った生徒たちは、そこで驚くべきものを目の当たりにする
それは、クラスメイト全員に宛てて書かれた姫山椿の遺書が、それぞれの机の上に名置かれていたのである
映画は、学級委員長の大島由梨(川島鈴遥)の進言を筆頭にして、椿の自殺の真相を探るために、遺書を公開していく様子が描かれていく
序列25人に対し、椿を除いた24通の遺書はパソコンで印字されたものだったが、それぞれに思い当たるエピソードが散りばめられていた
当初は、生前の感謝などを綴っていたように思えたが、ある時から「言葉には裏側がある」ように思えてくる
言葉通りに受け取ることもできるし、それ自体が椿と当人との関係性の裏側であるようにも見えてくる
だが、担任の甲斐原は「椿以外の誰かが作成し配布したもの」だと疑わない
また、遺書公開の中で、序列を作った人物が炙り出されていくのである
物語はそこまで複雑ではなく、ほぼワンシチュエーションミステリーとなっている
想定しうるあらゆることが起こり、それが単調に思えるシナリオに起伏を持たせていて、椿の遺書によって、クラス内で形成されたグループの意味も生まれてくる
序列を作ることによってできるグループ化と、それに付随する過ごしやすさと過ごしにくさ
それぞれは、誰かが作ったスクールカーストを自分の優位さに利用し、それが「椿自身が見たかったもの」を再現していくことになるのである
ネタバレレビューでも、流石に確信を書くのは憚られるのでこれぐらいにするが、驚きがある一方で、想定内であるようにも思える
ただし、24通を飽きさせずに最後まで公開させるシナリオはよくできていて、公開の順序によって緩急が生まれているところも面白い
最後には「誰にも知られずに済んだ犯人の本音」と言うものが登場するので、最後の一言一句まで集中して聞き逃さない方が良いだろう
映画のエンドロールは、キャラクターと演者名が絵で表現されていて、誰がどの役をやっていたかを復習できる仕様になっていた
また、パンフレットには全24通の遺書全てと公開順序、さらには「裏相関図」なるものまできちんと作られている
これを覚えた上で2回目を鑑賞すると、様々な意図的なカット割があることに気づく
水槽の中にクラスがあるようなカットも何度も登場するし、誰と誰が関係性が濃くて、その公開に違和感を感じているかもわかる
それによって、誰が遺書を書いたのかは読めるので、勘の鋭い人は初見で看過できるだろう
だが、本作は犯人探しがメインではなく、人間を観察することによって、どこまで思考と行動を誘導し支配できるのかと言うところを描いているので、実際にこれを行える人がいるかもしれない
そう言った意味では、サイコホラーの要素もあったのではないだろうか
いずれにせよ、この手の映画に限らず鑑賞本数や考察をしてきた経験から言えば、映画の構成である程度の着地点が見える映画でもあった
作り手目線だと非常にわかりやすい構成になっていて、配役でバレているところもある
それでも、どういう着地点になるのかの興味を維持していくので、うまいつくりになっているなあと感じた
映画は、ネタバレなしの方が楽しめるので、騙されたと思って、今読んだことを消去してから臨んでも良いのではないだろうか
やぁ!イアンだよ!今回こそ亡くなったお父さんを完全体で甦らせるよ?!
テクマクマヤコン、エコエコアザラク、エコエコザメラク、エコエコケルノドス!
お父さん〜!今度は下半身だけで登場しないで〜?!
ホワン、ホワン、ホワ〜ン!
あ!謎の旋風が!今度こそ、お父さん完全体の召喚なるかな〜?わくわく、わくわく、
あ...、また、不死鳥の石が砕けたぁ、何故だぁ!何故、この天丼が続くんだぁぁぁぁ!
ん?今度は下半身じゃなくて、上半身だけの初老の男が出てきたぞぉ?見慣れない顔だけど、誰なんですか?
どうも、お父さんはお父さんでも、君のお父さんじゃなくて、蜷川実花のお父さんの蜷川幸雄です!地獄から召喚されました!呼ばれて、飛び出て、じゃじゃじゃ〜ん!!
え?何故、蜷川幸雄?僕のお父さんは?
何か、今日はそんなノリじゃないって、代役を頼まれました!
じゃあ、しょうがないなぁ?何か、言いたい事ある?
うん、遺書、公開。という映画を見たんだけどさ?
あー、知ってるー!よく分からないグループのアイドルが出演したヤツねー?ぶっちゃけ、どうでした?蜷川幸雄的に演出とか、どうだったー?
一言で言うと、ビミョー。
どんなとこが?
うん、所詮、アイドル崩れだから縁起もクソもあったもんじゃなかったね!これが、私の愛する藤原竜也だったら、
じゃー、僕もぶっちゃけるけど、貴方の葬式の時の藤原竜也のスピーチ、オブラートにくるんでいたけど、貴方が憎くて堪らないのが見え見えだったよー?
貴方が舞台稽古で、灰皿投げまくるから、病んじゃって、普通の演技もできた筈だったのに、額に血管浮かべて絶叫する演技しか出来なくなっちゃったしー?
何だと?この青色野郎!お前の映画も、ポリコレに配慮しすぎて、不自然なエピソードの思い出がいっぱいだったぞ?大人の階段のぼる薄汚いシンデレラめっ!?
そんな、お前には、前髪ぱっつんの名も無き修羅より、受け継いだ必殺技!
名付けて、千手魔破!尽きる事の無い灰皿手裏剣をお見舞いしてやるのすけ!!
イアンに向けて飛び交う大量の灰皿。
うわぁぁぁ!どこに隠しているのか、分からない、大量の灰皿がぁぁぁ!
ふふふ、この技はケンシロウと藤原竜也にしか破れない技だ!この技、見抜けるかな?
うわぁぁぁぁ!
中略
あー、危うく死ぬところだった。ところで、映画の感想の続きなんスけど?
そだねー?今、流行りのメディアミックスってやつ?ある程度、売れた漫画で宣伝費を抑えて、実力が無い芸能事務所一押しの演技がトーシロに演技させて、観客は喜ばないで芸能事務所だけ美味しい映画だったね!
大体、演技のトーシロにワンシュチエーション芝居なんて、やらせるんじゃねーよ?麺が入っていないラーメンを食わせるようなもんじゃねー?
うわー、相変わらず辛口だー?何で「 青い炎」 の時にニノにそれを言わなかったの?
あのね?映画にはスケジュールってのがあるの?灰皿投げている時間は無いの?
上りと下りのエスカレーターで無理くりな会話させたり、ニノが対向車と対面でチャリで移動させたりする以外、俺の傷跡は残せなかったんだ!
ぶっちゃけ、娘さん蜷川実花の映画の方が面白いですもんねー?
何だと?この青色野郎!お前には、死さえ生ぬるい!名も無き修羅に教わったファルコに放った必殺技をおみまいしてやる!
くらえ!毒蜘蛛手刀滅玻妖牙!
何の!元斗猛天掌!
両者、相打ちで死合終了。
すみません、貴方に娘の蜷川実花の演出力の高さについて話すのは、そろそろ禁句だという事を忘れていました。それから、それから?
む...、我は名も無き修羅!名乗る事は許されてはおらぬ!
いや、もう北斗の拳ごっこはやめましょうよ?で、続きは?
うん!原作が全9巻で、ビミョーな終わり方した漫画を題材にした事がそもそもの間違いだ!
相変わらず、容赦ナッシングですね?この映画、お勧めですか?
無理!無理!AV無理!
待ってください?そんな下ネタじゃ、オチになりませんよ?どうすんの?どうすんの?
では、リクエストにお答えしまして、「 スキマスイッチの全力少年」 をお送りします!
オチてねーよぉぉぉ?!
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