遺書、公開。のレビュー・感想・評価
全46件中、21~40件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
序列による学園カーストサスペンス。とは言え、よくあるいやらしい程の分かりやすいカースト物ではないので、何となく共感は出来る。けど、設定ありきの物語であるのは否めないし、その為、不自然な気もする展開でもあった。
ちょっと展開が漫画的か?実写でやると無理を感じる気がする。
作品としては、昨年の「六人の嘘つきな大学生」と印象は似ているがら少なくとも、あれよりは数倍面白い。
ただ、最後の合唱やラストシーンの新序列、水槽的演出、等、意味不明な部分もある。
出演者な中では、やはり、髙石あかりさんが圧倒的な演技力を見せている。あのテンションで不自然さがないのが素晴らしい。
他では志田彩良さん、千蔭役の宮世琉弥さんが良かった。
その想い凶器!これは立派な殺人です。
2月に入って映画サ-ビスデ-の土曜日。
年末年始作品の最終バーゲンって事で。
これ以降いよいよ賞戦含め新に投入ですね。
今年もこの時期を向かえるにあたり無事に終えて行くことを祈ります。
スジ先と潮目の変化が最近気になって、劇場運営も厳しいと感じます。
と言うわけで、今日は「遺書、公開。」の鑑賞です。
見ていて、この前見た”六人の嘘つきな大学生”とよく似た流れを感じましたですね。過去告発手紙⇒遺書になってて、それぞれ公開して読んだり。その点が似てますね。しかし この作品は誰が何のためこんな事をしたのか???
------------展開流れ
とある高校のクラス。序列が突如メールで公開。
一体だれが何のために? やがて序列1位の姫山椿は自殺する。
それは紛れもない自殺であったが・・・
担任含め全員へ配られた遺書。それを次々公開することで
何故自殺したのか? 一体どうしてこうなったのか。
暴かれる心の闇と真相に全員が驚愕するのだが・・・・
そして黒幕の本当の目的が、うす暗い闇からやがて姿を出して来る~
----------------
一見 誰かの願望の人助けと思わせますが、実は違っていて。
最初から用意周到な計画がされている事ですね。
目的があったって事。そして誰が得をするのか、何の為かも
ちゃんと語られています。
そういった点が非常に面白く感じました。素晴らしい展開と思います。
原作:陽東太郎氏
監督:英勉氏
脚本:鈴木おさむ氏
---------MC(序列)-------※高校生には見えんかも
※この中に黒幕がいますネ。
1位・姫山椿(首つり自殺)役:堀未央奈さん
2位・赤﨑理人(姫山彼氏)役:松井奏さん
3位・御門凛奈(姫山親友)役:髙石あかりさん (好演)
4位・笹井夏月(遺書奪われ目撃者)役:上村海成さん
5位・大島由梨(委員長:公開提案)役:川島鈴遥さん
6位・沖正彰(公開司会進行)役:荒井啓志さん
7位・横山嵐(文武成績優秀)役:松本大輝さん
8位・栗原瑞希(姫山親友不信感)役:星乃夢奈さん
9位・熊田碧(演劇発言)役:榊原有那さん
10位・甲斐原誠(担任先生)役:忍成修吾さん
11位・三宅雄大(お調子者)役:藤堂日向さん
12位・森本蘭(茅野友人)役:菊池姫奈さん
13位・茅野鞠華(恋愛憧れ)役:大峰ユリホさん
14位・津島航(スポ-ツマン・リレ-)役:阿佐辰美さん
15位・谷地恵(姫山の秘密暴露)役:兼光ほのかさん (好演)
16位・千蔭清一(金髪・冷静沈着・本音発言)役:宮世琉弥さん
17位・相畑詩帆(漫画好き・詳しい)役:日髙麻鈴さん
18位・名取恭四郎(事情通)役:大東立樹さん
19位・池永柊夜(鉄道・姫山幼馴染み)役:吉野北人さん ※しゅうちゃん
20位・廿日市くるみ(人間観察・分析)役:志田彩良さん (好演)
21位・峠谷陽茉莉(姫山を憧れる)役:金野美穂さん
22位・沢渡すずこ(遺書盗られる)役:鈴川紗由さん
23位・黒瀬蓮司(スマホ写真)役:浅野竣哉さん
24位・絹掛 愛未(不登校)役:青島心さん
25位・山根裕基(屋上タバコ)役:楽駆さん
----------------------
(思った事)
・全員 高校生には見えないな~ (´д`)
・序列1位はツライ・・・確かに。
首つりよりは 飛び降りかと思ったが、この子は
首つりが似合う死に方かと感じた。ただ 顔はもっとうっ血するんやで。
凄い顔に成るんだけどな、ビジュアル的に手を抜いてるね。
・誰かが誰かを気に掛ける。その思い。想いの裏腹。
本音炸裂がある意味 心地良いですな。(*´ω`*)
・机バンバン ~ 気が付けねえのかぁ (。-`ω-)
ここの御門の態度がコワイ。そしてこの裏腹。
女子の親友設定はこうでなくっちゃと 或る意味思うわ。
・谷地の顔の変化が凄い。よく表れてると思う。
秘密を知った時、そして一人イイ子振りしていたと思い知らされた時。
こう言う性格の子、案外多いと思うわ。気を付けなきゃw。
・千蔭の全体の心理深読みなのは気に入ったが、心の脆さが露呈して
もうちょっと強く在って欲しい気がする。
冷静沈着な奴は 皆の前でああ言う態度には陥らないと思うが。
この映画、最後に 黒幕の言葉が気になる。
ヤッパリ それが最終目的だったんだって。
そして この追い詰めは殺人でしょうね。猛省して下さい!
気になる人は
是非 劇場へGO!
いやまさかの?!
今年初めの映画鑑賞は遺書、公開。
漫画は序盤だけ読んでましたが結末は全く知らなかったので観に行くことにしました。
序列から始まる学校生活なんて嫌ですよね!
それがこの映画で描かれる
人は楽な方へ流れるといいますが流れ先は負担に思っちゃいますよね
最終的に策を仕込んだ人はあの人
そして、一位の人に嫉妬していた人
びっくりしましたね!
ミスリードしそうな人物もいたりで展開もポンポン進んで飽きなく見れました。
少し先生がオーバーリアクションだったかな
人間の垣間見える狂気の演出良かった!
遺書、公開。
プレッシャーは大事だけどずっとあると疲れちゃう
学園サスペンスミステリーもどき‼️
始業式を迎えた灰嶺学園2年D組の生徒24人と担任1人へ、順位を示した「序列」がメールで届けられる。そこで1位に祭り上げられた女子高生・姫山椿が半年後に自殺、その椿の遺書がクラス全員へ届く・・・‼️その遺書を公開し合ううちに浮き彫りになるのは、1位の椿へのクラス全員からの嫉妬、妬み、ひがみ、過度な期待、重圧などの様々な感情‼️これは10代の若者たちに限らず、人間社会においてはよくある事で、ちょっと拍子抜け‼️まぁ大好きで憧れだったお姉ちゃんが自殺したというのも大きいのかもしれませんが‼️遺書が一人一人公開されていく中での緊迫感もあまりないし、自殺の原因だったり、遺書を作成した人物の意外性もイマイチですね‼️これはクラスの人気者が自殺し、その遺書がクラス全員に届くという、そのシチュエーションを楽しむ作品ですね‼️ただ「序列」じゃないですが、生徒役の俳優さんの中では、椿の親友役・高石あかりちゃんがダントツですね‼️親友から天敵へ豹変する様は、ほんとに一人劇場とも呼ぶべきサイコパスぶり‼️あと、椿の両親の離婚を周りにペラペラ喋りまくる谷地恵役の兼光ほのかちゃんの顔芸も必見‼️彼女たちの頑張りに星一つオマケ‼️
高校生のカーストってリアルにありそうで怖い…
英勉監督の若者の群像ものの撮り方が好きなので鑑賞。
今回は、ちょっと演者のパンチが薄かったかなぁ…。
といっても、賭ケグルイやリベンジャーズと違って、
舞台は普通の高校ですから、仕方ないかぁ…。
だから、オーバーリアクションが返って浮いて見えて、
わたしはシラケちゃいました…。
というか、どう考えても廿日市さん、怖いっしょ。
ひとり語りし出した内容、結構えげつないのに、
なんでみんな素直に聞いてるんだろう…って不思議でしょうがなかったよ…。
だから、ラストも、だよね~で終わりました。
あと、やはり高校生に見えない子が多過ぎた…。
最初から無いだろうの設定に振り切った世界観ならいいんだけど、
高校生のカーストってリアルにありそうだから、
ちょっと中途半端だったんだよな…。
柊夜くん、惚れるわ
予告編でミスリードされる。
数字で「序列」がつけられ管理された高校生の、権威からのサバイバル的な話かと思ったら、2-D内で展開される、「誰が殺したクックロビン」なミステリーだった。
演者が全員オーバーアクト気味で、それが効いている。
生徒たちひとりひとりの見せかけと違う本性が次々暴かれて豹変ぶりが面白い。
ひとりひとり自分に充てられた遺書を読み上げるところから推理が広がり、否定され、別の方向へ、の繰り返しだが、ミステリーがよく練られており、常に疑心暗鬼で話が揺れながら先が読めず、テンポが良いので集中力が途切れること無く観られる。
終わったと思いきやもう一捻り、そうくるか、なラストは不気味で余韻が残る。
クラス全員が冷静で即座に的確に文章のウラを読み核心をつくなど全員IQ130超えじゃないの?
ご都合主義的なところもある脚本だが、お陰でダレること無く無駄なく話が進む、なので良しとします。
面白かった。
柊夜くん、惚れるわ。
これは◯◯ハラスメントと同じ理屈が描かれている素晴らしい映画だ
・正直全く期待していなかったが、大穴だった。
→どうせ若手俳優だけの微妙演技の学園ものくらいの
気持ちで見に行ったが、良かった良かった・・・。
・あらすじと予告編で大体の話は分かった
・序盤、「桐島部活やめるってよ」的な感じに思えた
→題材となる張本人が登場しないまま、周りの人間からの印象だけで憶測が憶測を読む、みたいな話と思ってた
・中盤以降、色々な生徒からの色々な「告白」があり、
姫山椿の人物像が揺れる揺れる、、
各々から見た姫山椿の人物像が描かれることで、
結局、姫山椿はどういう人間なのか気になっていく・・。
ここら辺で、遺書の話と共に姫山椿との映像が頻繁に流れ始める。
某部活をやめる桐島みたいに、結局出ないとかじゃなくてよかった。
各生徒と姫山椿の思い出が映像で良い話も悪い話も映像で蘇ってくる
・終盤一気に結末まで駆け抜ける。この辺のドキドキ感や
ワクワク感はたまらなかった。
★★★
最後の怒涛の説明で色々分かってくるが、ここで印象的だったのは、
中盤で各生徒との思い出が映像で流れていたが、
それと基本同じだけどちょくちょく違った映像が流れていたことだ。
おそらく、姫山椿と各生徒それぞれの視点(つまり受け手話し手)で描かれていることを示唆していたのではないか、ということだ。
各生徒が姫山椿に対して言った言葉や思ったことが、
中盤では描かれていないのに、最後のシーンでは描き切れていなかった箇所がどんどん出てくる。
それは、
「各生徒側は覚えてない/無意識に忘れようとしていた内容を、姫山椿側はこう受け取っていた」
を表現したかったのではないか、と思った。
このシーンがこの映画で一番心にぶっ刺さった。
「私はそんな意図で言ってない」「私はそう感じた」
こんなことは学校や会社など日常茶飯事だと思うし、
一番思うのは学校のいじめっ子といじめられた側の話。
いじめた方は覚えていないが、いじめられた方は一生覚えてる、
と同じものを感じた。怖い怖い。
あとは〇〇ハラスメント系。
まさに「私はそんな意図で言ってない」が原因でなるものだろう。つまり受け手によるって話。
しかも、同じセリフ(例えば「彼氏いるの?」)でも、
相手によってセクハラになるかならないか変わっちゃうという曖昧さ。
(どれにせよこんなこと聞いたら今の時代誰でもアウトだと思うが・・・笑)
これと似たような話が展開されており、
とてもリアルで闇深い内容だなぁと感心した次第です。
期待以上のサスペンス
驚くほど良かった。
まず、脚本が非常によかった。
かなり早い段階で「遺書、公開」の本題に入り、その後の内容はまさに「遺書、公開」です。公開される度に新しい事実が明らかになり、推理に新たな材料やヒントが加わり、途中で何度もミスリードが仕込まれていたが、最終的には、もったいぶらずにしっかりと真実にたどり着きます。終盤に差し掛かると、最近観た「六人の嘘つきな大学生」のようにサスペンスから急にヒューマンドラマに変わるのではないかと少し心配しましたが、最後の最後までしっかりサスペンスが続き、大満足でした。
こういったタイプのサスペンスは、新しい事実が次々と発覚し、それに伴って新たな謎が生まれるため、結局謎が謎を呼ぶだけで、掘った穴がすべて埋められないまま終わってしまう作品が結構あります。しかしこの作品は、「姫山さんは本当に自殺だったのか」「誰が序列を作り、その目的は何だったのか」「遺書は本当に本人が書いたのか」といった本筋のミステリーを中心に、途中で新たに出てきた遺書の盗みや体にある謎の痣など、本筋から外れる問題をダラダラと引き延ばすことなく早めに解決し、終盤に差し掛かる頃には「どうして学校という場所が選ばれたのか」、また委員長や先生が隠していたことなど、大きな謎から小さな違和感まで、伏線がしっかりと回収されました。ここまでしっかりと全て回収するサスペンスはなかなかないので、感心しました。
また、撮影方法と演出もよかった。
一つのシーンにおいて、当事者の見え方により、異なる角度からの真実が描かれ、人間の考え方の複雑さや誤解が生じる理由が上手に表現されていました。難解な深層心理を見せ方がとても上手で、最終的に姫山さんが自殺を選んだ理由にも納得できました。
さらに、役者たちの演技に驚いた。
(先生以外)全員が若手の俳優なので、正直あまり期待していませんでしたが、予想以上にみなさん素晴らしかったです。感情の表現や二面性の切り替えが自然で、大げさな部分の演技も、しっかりとコントロールされていて、全体的に違和感が全くありませんでした。
あえて完璧ではない点を挙げると、あんな出所も意味も分からない序列を見ただけで、クラスにカーストができてしまうのは少し疑問に感じます。特に姫山さんは偽りの1位なので、説得力に欠けるのではないかと思いました。ただ、そこまでの経緯を詳しく描くと、恐らく映画が非常に長くなってしまうので、カーストが成立したという大前提として考えれば問題ないと思います。あとは、さすがにクラスの全員、ストレスが溜まりすぎじゃないかとも思うが、そのあたりはエンタメとして大目に見ましょう(笑)。
遺書の秘密
突然届けられたクラスの序列。
そして序列1位の生徒の自殺。
また突然配られた各生徒あての遺書。
果たしてこれは何の序列なのか、何故死に至ったのかを遺書を公開しながら解き明かしていくミステリー。
なかなか興味深い作品だったと思います。
序列1位と聞いた時点でこれは容姿端麗とか頭脳明晰とか人気があるとか良いことの1位だと私も勝手に思いこんでしまっていたがそうとは限らないんだよな。
でもそれを知らない生徒達は序列上位を羨望の眼差しで見て嫉妬も生んでいく。
人間心理の怖さである。
ストーリー的にも最後には謎も解けてしっくりいくものだったと思う。
生徒達の演技が少々オーバーで役者過ぎるだろ!という感じもあったが緊迫感を生んで良かったように思う。
結局一番さりげない良い演技をしていた志田彩良ちゃんが....で。
あ~人間て怖い!
人間観察という名の恐怖を感じる
原作、未読です。
主演は、吉野北斗くんだったんですね。てっきり、宮世琉弥くんなのかと思ってました。割と、錚々たるメンバーが出演してました。でも、個人的に、序列一位と序列二位の二人を知らなかったので、なぜ、この二人が?という思いもありました。まあ、全体的なストーリーを見てみると、決して、キーパーソンって感じではなかったので、納得しました。
よく出来たストーリーでした。いろいろ伏線が散りばめられ、回収され、ストーリーが繋がってく。ドキドキしながら観てました。志田彩良ちゃん、高石あかりちゃん、怖いわー。お友達にはなりたくない。ラストの志田彩良ちゃんのセリフ、納得した。次のターゲットが出来るのかな?まあ、続編はないと思うけど、ドキドキする終わり方でした。
心惑わす数字。
新学期が始まって早々クラス生徒24人、担任教師、全員の明確な順位を記した「序列」メールが届けられた2―Dの話。
序列1位となった姫山椿が半年後に校内トイレで自殺、それから3日後の葬儀当日に死んだはずの姫山椿からクラス全生徒、教師の机に手紙(遺書)が置かれる…、姫山椿の死の真相は一人一人に宛てられた手紙の中にヒントがあるのではないかと生徒1人ずつ手紙を読み上げることに…。
姫山椿の死、なぜ椿は死んだ?!と全然ストーリーには引き込まれておらずからのスタート…、でも何か観てられる、眠気はきてない!(笑) ストーリーが進むにつれ椿のことをよく思ってない人のリアクション表情合戦みたいになっちゃってストーリー、セリフよりも表情が頭に入ってきた(笑)
何か続編有るかも無いかもな都合のいい終わりかた~
☆5つじゃ足りない
大満足!
この感覚は「告白」以来かも。
こういうクールでダークなヒロインは大好物。
次々に明らかになるダークサイドに魅了された。
こういう独特の雰囲気を纏った若手女優は希有な存在。
大人になってもこの煌めきを消えずに持ち続けて欲しい。
そのほかの出演者もとても個性的で裏の顔を熱演。
時に過剰と思えることもあったが、
人には必ず闇があると考えている私にとっては我が意を得たり。
それぞれのエピソードを細かいこと抜きに楽しめた。
将来、ここから多くの名優が育っていくのだろう。
結果的にはタイトル通り遺書を公開しただけ。
特に震撼させるような出来事があったわけでもなく、
(もちろん生徒の自殺は大事ではあるが)
とんでもないサイコパスが出てくるわけでもない。
日常に潜む誰しもが持っている闇をを巧妙に紡ぎ合わせ、
他人を貶め自らを正当化しながら最悪の結末に誘導する様にはゾクゾクした。
こういう映画に出会えるから映画館通いは止められない。
狂気から始まる
ほぼ教室のシーンで構成されていて 遺書を読み上げて犯人捜しをするだけなのかと
少し残念に思ってたところに、目をむいて狂気を演じる演者が登場!
そこからはクラスのほぼ全員のどす黒い「裏の顔」が暴き出され、面白くなった。
ただ、日記を見なくても同じクラスならなんとなく「裏の顔」も判りそうなのに… とも思ってしまった。
演者は、高石あかりが良かった。やはり「静と狂気」を無理なく演じられる人はスゴイ!迫力が違う… と。
序列1番のひとは、もっと儚げな感じの人の方が感情移入もできて号泣だったかも・・・
良かった女優さんと、疑問点
良かった女優さんは、高石あかりさん、兼光ほのかさん、日髙麻鈴さん。
三人ともおきれいで可愛いのに、怖かったり、サイコぽかったり、百年の恋も冷めるいい演技だった。
年齢がお高い女学生さんは、前の日に行ったスナックのお姉さまみたいで爆しました。
疑問点は「柊ちゃん」
柊ちゃんとは書かないよ、って、(たぶん周ちゃん)
「ネットの日記で見た」との設定なので変じゃないか、と。言葉じゃなく、文字で見て間違うのかなあ? と、細かなところが気にかかります。
そんなの関係なく楽しく見られますが。
若手俳優の演技合戦
原作は未読。
プロットは「六人の嘘つきな大学生」に似ていると思いました。
今作は24名いることで遺書を公開するたびに新事実が発覚する複雑さが面白いのですがキーマンが後半にいることである程度の展開予想が出来るのが残念。
個人的に注目している高石あかりさんや菊地姫奈さんの期待に違わぬ演技が良かったです。
しかし今作の一番の収穫は兼光ほのかさん。インパクトがありました(賭ケグルイを彷彿させる)。調べてみたら素顔は可愛いお嬢さん。これから注目していきたいと思います。
邦画にしては良かった!
演技に関しては若い?人間を選んでるのでイマイチでしたが
序列一位が美人じゃないしなんだこれ?って思ってましたがそこにも意味があり
ストーリーの出来はよかったです
終始、「序列」に対する違和感が付きまとう
提示される謎は、大きく分けて三つ。
①誰がクラスの序列を決めて、クラス内に周知したのか?
②序列1位の女子生徒は、なぜ自殺したのか?
③誰が遺書を作り、クラス内に配布したのか?
クラスメイトのそれぞれが、自分宛ての遺書を公開する中で、これらの謎が解き明かされていく過程は、それなりに面白いし、展開にも引き込まれる。
ただし、何日も、時間をかけて遺書を公開していくと、その間に、自分に都合の悪い部分を隠蔽したり、改竄したりすることも可能になるだろうから、こうしたやり方には疑問を感じざるを得なかった。
ある生徒が遺書を奪われたり、不登校の生徒が出てきたりといったストーリー上の都合があったにせよ、遺書を発見した時点で、直ちにその内容を公開していった方が、リアルタイムな展開になって、臨場感や緊張感が増したのではないだろうか?
そもそも、主題となっている「序列」が、一体何の順番なのかが分からないということには、終始、違和感を覚えざるを得なかった。
学業やスポーツの成績なのか、容姿や性格の優劣なのか、人気や人望の有無なのか、そうしたことが不明確なのに、どうしてクラスメイトが、そんな訳の分からないものにこだわり、振り回されるのかが理解できないのである。
結局、この違和感が、そっくりそのまま、ラストで明かされる②と③の謎のタネになるのだが、こんな根拠のない序列のせいで、周囲が過度に期待したり、失望したりすることはないだろうし、本人もプレッシャーを受けることはないと思えるので、その愚かしさは実感できるものの、事件の動機としては、納得することができなかった。
③の犯人の1人が、①の犯人の1人と同一人物だったということも、「意外」というよりは「反則」に思えるし、「すべては、その人物が仕組んだことだった」というオチにも、「衝撃」よりも「あざとさ」を感じてしまった。
新たな事実が明らかになる度に、目をむき、顔を歪ませ、机を叩き、椅子を蹴飛ばす生徒達の反応が、「熱演」を通り越して「オーバーアクション」に感じられたことも相まって、観終わった後には、何とも言えない疲労感と、釈然としない思いが残った。
全46件中、21~40件目を表示