遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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犯人探し映画の王道(某映画展開激似)
物語の展開はどこかで見たなーと思ったら『六人の嘘つきな大学生』と似た雰囲気があり、心理戦や人間関係の駆け引きが激似笑。
また、大袈裟な演技が目立つシーンもあり、せっかくの脚本の面白さを損なっている部分もあったのが惜しい。教室がメインのシーンが多いため、視覚的な単調さを感じる部分もあった。正直、途中で少し眠気を誘われたのも事実。
突っ込みどころも多々あり、全体的にキャストが大人びており、リアルな高校生像からかけ離れている。また三宅があそこまで簡単に引っかかる展開には少し違和感があった(笑)。さらに、ネットの日記から情報を得る展開には疑問が残る。なぜ「しゅうちゃん」と呼ばれていることを知るに至ったのか?犯人心理だと”変換”も日記をそのまま引用するのでは? その点にもう少しリアリティーが欲しかった。
一方で、物語の中で、人間の汚い部分が垣間見えるのはよかった。ストーリー中の、単純な好き嫌いという二元論ではなく「愛している」というそれらをひっくるめた高次な視点は考えさせられる。志田彩良の魅力が際立ち、スクリーンに映るたびにその可愛らしさに引き込まれた。セリフにもあったけど、「彼女を一位にしたのは私と、あなたたち」と心理学の「ラベリング理論」をわかりやすく理解できる構成になっていたのは興味深かった。
テンポは良く、会話の掛け合いも軽快で見やすい作品だったが、全体として、感動する作品ではなかったものの、心理的な駆け引きを楽しむ作品としては十分に見応えがあった。
ホラー寄りのサスペンスという新しい手法?
原作は読んでいないので変な感想があるかも知れませんがご了承ください。
まず突っ込みどころなのですが、全員の演じ方が驚くほど大袈裟なこと。担任からして「遺書を公開する事を周りのクラスにバレないようにしろ」と大声で叫んでいるという謎展開。D組の生徒が校内でも椿の(というか廿日市くるみの書いた)遺書の話を大っぴらにしているのもおかしい。そういう話は山根みたいに誰もいない屋上に行って話すとか、誰かの家に行って話すとか、グループラインの中だけで共有するとか、やり方はいくらでもあると思う。
次は椿の死に方がもう少し綺麗にならなかったかなという印象。原作ではどうだったのか知らないのですがPG12指定にならないように、例えば屋上から飛び降りて花壇の中で眠っているような体勢で見つかったとか、劇場版にするにあたっての改変はありだったかもしれません。脚本が鈴木おさむ氏ですが既に引退を宣言しているので、事情があったとしてもここは伏せておいても良かったかなと思います。
クラスメートの凄惨な死があって、人間観察が趣味の廿日市くるみのプロファイリングで各人の闇の部分が浮き彫りになった事件があったのに、D組全員が笑顔の合唱コンクールというオチも新序列のカットももう少しどうにか出来なかったのかな?という印象は拭えませんでした。でもストーリーはとても良かったし、伸びしろの大きい若い出演者のこれからの活躍が楽しみでもあります。自分的には、志田彩良、髙石あかり、堀未央奈を推したいです。
だからぁ、ラストぉっ!
「手紙」の合唱は、ないっ!なんで、同級生自◯して数週間後にあんなことできるわけ?もう、あからさまに「ドヤ?このエンディング!ええやろ?」って視線チラチラしすぎ。さらにその後にまた序列?しかも伏せて?続かせる気?というね。こういうラストは、面白くないよねぇ。
全員公開ということで、各キャラは割と立ってたと思うけど、どうでもいい内容の人もいたんじゃないかな?それと廿日市さん?この人中盤であんな風に目立たせたら「あっ」と言わせられないじゃん。結局この手のプロットは大風呂敷をどうやって畳むかだからさ、「わけわからん」的に展開させるのは難しくないんだよね。
元カレとか親友とかの豹変振りもちょっとわざとらしすぎるし、そのくせ最後はみんなで歌っちゃうんでしょ?ちょっと行き当たりばったり感がねえ。
原作は途中まで読んだ気がするけど、当然映画用に改変してるんでしょ?と予想。自◯の理由も遺書置いた理由もちょっともやもやするかなあ
宣伝動画ではヴェルディのレクイエム使ってバトロワ風に見せてるけど、あれとは規模が全然違うよね。
あ、あと、あのチラシ。あれじゃあ誰が黒幕か予想できるよね?あれは序列順に並べるべきだよ。そういうところにも気を配らないとなあ
最後まで観れたから★3かな?平日夜回とはいえ、1週目にしては客殆どいなかったなあ、1番大きなスクリーンだったけど。
学園物って基本難しいのかもね。特に映画化は。
2025年劇場鑑賞7作品目
衝撃!次々と放たれる本当の言葉、ドロッドロの人間模様!
予想以上に楽しめました。
「告白」みたいに次々と明らかになっていく真実。教室というワンシチュエーション、密閉された空間が澱んでいく。
4月、クラス全員に贈られたクラスの序列リスト。少なからず順位を意識した生活が続いていた半年後、誰もが羨む1位に記されていた女生徒が自殺する。
そして、クラス全員に個別の遺書が届けられた。遺書の中に自殺の理由が含まれているのではないかと、クラス全員が個々の遺書を読んでいくこととなった。
【ネタバレ】
自殺した少女の秘密、彼氏の隠された本性、親友の本心等、次々と本音を露わに言葉にする生徒たち。
鬼気迫る顔で語る者、涙ながらに語る者、それぞれの想いが交差する。大袈裟にも見えるけど、若手の役者さん達がみんな凄かった!
一体何が原因だったのか?
そもそもは序列が招いたもの?
誰が序列リストをみんなに送ったのか?
何故、遺書が個人宛に配布されたのか?
本当に彼女の書いた遺書なのか?
次々と語られる話の中で、新たな謎が生まれ、更なる告白で真実が明らかになっていく。
【ラストのネタバレ】
クラス1位という重圧(というよりも都合よく利用される理由)に押しつぶされた形の自殺と考えられる。
人間観察を趣味とする廿日市は、姫山のブログから彼女が1位に憧れていたことを知り、夢を果たしてあげた。
しかし、1位となったことの苦悩をブログから読み取り、クラスの皆に知らしめる為に遺書を作成した。
あんな告白をした後で、何事も無かった様に、仲良く合唱するクラスの面々がよくわからない。
結局、彼女の死は何だったのか?
廿日市の最後の告白。
姫山の姉が自殺したことを池永だけに伝えた。
1位の負担を味あわせることで、彼女が同じ道を歩むことを想定して、序列リストを作成し拡散させたのが廿日市の真意のようだが・・・
池永は、気付いたのか?
演劇でやっても面白そう
まず話が面白い。予想外のオチ。演技もみんな上手。女子も男子も本音パートで豹変。友達の不幸話でアドレナリン出ちゃったりイケメンキャラ崩壊したり、嫉妬と憎悪まみれの本性をぶちまける表情が素晴らしい。こういう映画は演技がイマイチだと白けちゃうんだけど皆若いのによく頑張った!欲を言えば今どきあんな怒鳴ってばかりのパワハラ先生は少し違和感。怪しい人が2転3転してグイグイ引き込まれ最後まで集中力切れず。
めっちゃ楽しませてもらいました!
やり過ぎな程のオーバーな演技だが、なかなか考えさせられる
姫山椿の自殺原因をクラスで暴いていく話でしたね。とにかく学生のオーバーな演技と表情で苦笑したくなりますが、将来を担う若手俳優を育成するために演技指導があったのでしょう。
序列は、普段の会社や学校でも成績や役職でありますが、序列1位は常にトップを維持しなければならないというレールが敷かれているため、並々ならぬ重圧がかかるのだなあと考えさせられました。
可愛い女性がいると思ったら、菊地姫奈さんはグラビアだけでなく、女優でも活動していたんですね。
心理戦が繰り広げられ、個人的には面白かったです。
好きジャンル
サスペンス好き
学園物好き
なので期待度MAXで鑑賞
ちゃんと見応えあり。
皆さんキャラを巧く演じており、大変解りやすく見ることできた。
個人的に、クラス1の美人は不登校役のかたがしっくりきたかな。あ、でも不登校の子は賢い感じもあるから違うか。
姫山椿が姉の辛さに気づいた場面で涙した。
クラス委員の男子とリレー男子の暴力的になるとこ本当に嫌だ。
柊ちゃん素敵でした。
見たかった景色、知りたくなかった景色
“カースト”と“遺書”がどう絡むのか、気になって鑑賞。
予告の大袈裟な演技や指パッチン、有り触れたBGM、主題歌など不安もあったが、髙石あかりも出るし。
そこから落書き見えんやろ、不在には授業開始時に気付け、扉が勝手に開くか、などツッコミどころは満載です。
司会は一人でいいだろと思ったが、やりたかったのね。
“そういう作品”と理解して観たものの、谷地はサスガにやり過ぎ。
髙石さんは上手くバランス取ってると思ったら、後半アクセルべた踏みで『ベビわる』のコメディみたくなるし。
遺書の内容を巡って喧々諤々やるのはいいが、書いてあることイコール真実とは限らないよね。
自死の理由だって複合的な場合もあるし。
そもそも“クラス内カースト”ってバランスで変化するから、初日に撒かれて鵜呑みにするかね。
…なんて考えてしまうのは自分がおっさんだからで、今の高校生はここまで切迫するのだろうか。
あんな簡素な遺書で、中身の入れ替えがないのは意外。
序列メールや遺書配布についてしっかり明かされるなど、投げっぱなしがないのはよかった。
(両方が2段落ちな上、相手が行動するかが賭けすぎるが)
下手な祀り上げが悲劇を生むというのも納得感がある。
しかし“1位”というだけで万能の天才扱いするかね。
担任含む25人もキャラが立っていたが、椿が本音の日記を全体公開してたところはどうしてもモヤる。
それ自体が不自然だし、SNS全盛の今なら好きなコの名前で検索かける男子もいそうだけど。
それぞれの本音や裏の顔などが明かされるも、人数多過ぎて消化不良でもあるし、最後仲良く合唱はムリよ。笑
あの後で“新序列”とか貼られてもどうなるものとも思えないし、廿日市のアレだけでよかったのでは。
話が進むほどにオーバーさを増す演技に、ちょいちょい笑いながら観てた。
半年学校に来てない絹掛さんより下にされる山根よ…
タイトルなし(ネタバレ)
序列による学園カーストサスペンス。とは言え、よくあるいやらしい程の分かりやすいカースト物ではないので、何となく共感は出来る。けど、設定ありきの物語であるのは否めないし、その為、不自然な気もする展開でもあった。
ちょっと展開が漫画的か?実写でやると無理を感じる気がする。
作品としては、昨年の「六人の嘘つきな大学生」と印象は似ているがら少なくとも、あれよりは数倍面白い。
ただ、最後の合唱やラストシーンの新序列、水槽的演出、等、意味不明な部分もある。
出演者な中では、やはり、髙石あかりさんが圧倒的な演技力を見せている。あのテンションで不自然さがないのが素晴らしい。
他では志田彩良さん、千蔭役の宮世琉弥さんが良かった。
その想い凶器!これは立派な殺人です。
2月に入って映画サ-ビスデ-の土曜日。
年末年始作品の最終バーゲンって事で。
これ以降いよいよ賞戦含め新に投入ですね。
今年もこの時期を向かえるにあたり無事に終えて行くことを祈ります。
スジ先と潮目の変化が最近気になって、劇場運営も厳しいと感じます。
と言うわけで、今日は「遺書、公開。」の鑑賞です。
見ていて、この前見た”六人の嘘つきな大学生”とよく似た流れを感じましたですね。過去告発手紙⇒遺書になってて、それぞれ公開して読んだり。その点が似てますね。しかし この作品は誰が何のためこんな事をしたのか???
------------展開流れ
とある高校のクラス。序列が突如メールで公開。
一体だれが何のために? やがて序列1位の姫山椿は自殺する。
それは紛れもない自殺であったが・・・
担任含め全員へ配られた遺書。それを次々公開することで
何故自殺したのか? 一体どうしてこうなったのか。
暴かれる心の闇と真相に全員が驚愕するのだが・・・・
そして黒幕の本当の目的が、うす暗い闇からやがて姿を出して来る~
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一見 誰かの願望の人助けと思わせますが、実は違っていて。
最初から用意周到な計画がされている事ですね。
目的があったって事。そして誰が得をするのか、何の為かも
ちゃんと語られています。
そういった点が非常に面白く感じました。素晴らしい展開と思います。
原作:陽東太郎氏
監督:英勉氏
脚本:鈴木おさむ氏
---------MC(序列)-------※高校生には見えんかも
※この中に黒幕がいますネ。
1位・姫山椿(首つり自殺)役:堀未央奈さん
2位・赤﨑理人(姫山彼氏)役:松井奏さん
3位・御門凛奈(姫山親友)役:髙石あかりさん (好演)
4位・笹井夏月(遺書奪われ目撃者)役:上村海成さん
5位・大島由梨(委員長:公開提案)役:川島鈴遥さん
6位・沖正彰(公開司会進行)役:荒井啓志さん
7位・横山嵐(文武成績優秀)役:松本大輝さん
8位・栗原瑞希(姫山親友不信感)役:星乃夢奈さん
9位・熊田碧(演劇発言)役:榊原有那さん
10位・甲斐原誠(担任先生)役:忍成修吾さん
11位・三宅雄大(お調子者)役:藤堂日向さん
12位・森本蘭(茅野友人)役:菊池姫奈さん
13位・茅野鞠華(恋愛憧れ)役:大峰ユリホさん
14位・津島航(スポ-ツマン・リレ-)役:阿佐辰美さん
15位・谷地恵(姫山の秘密暴露)役:兼光ほのかさん (好演)
16位・千蔭清一(金髪・冷静沈着・本音発言)役:宮世琉弥さん
17位・相畑詩帆(漫画好き・詳しい)役:日髙麻鈴さん
18位・名取恭四郎(事情通)役:大東立樹さん
19位・池永柊夜(鉄道・姫山幼馴染み)役:吉野北人さん ※しゅうちゃん
20位・廿日市くるみ(人間観察・分析)役:志田彩良さん (好演)
21位・峠谷陽茉莉(姫山を憧れる)役:金野美穂さん
22位・沢渡すずこ(遺書盗られる)役:鈴川紗由さん
23位・黒瀬蓮司(スマホ写真)役:浅野竣哉さん
24位・絹掛 愛未(不登校)役:青島心さん
25位・山根裕基(屋上タバコ)役:楽駆さん
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(思った事)
・全員 高校生には見えないな~ (´д`)
・序列1位はツライ・・・確かに。
首つりよりは 飛び降りかと思ったが、この子は
首つりが似合う死に方かと感じた。ただ 顔はもっとうっ血するんやで。
凄い顔に成るんだけどな、ビジュアル的に手を抜いてるね。
・誰かが誰かを気に掛ける。その思い。想いの裏腹。
本音炸裂がある意味 心地良いですな。(*´ω`*)
・机バンバン ~ 気が付けねえのかぁ (。-`ω-)
ここの御門の態度がコワイ。そしてこの裏腹。
女子の親友設定はこうでなくっちゃと 或る意味思うわ。
・谷地の顔の変化が凄い。よく表れてると思う。
秘密を知った時、そして一人イイ子振りしていたと思い知らされた時。
こう言う性格の子、案外多いと思うわ。気を付けなきゃw。
・千蔭の全体の心理深読みなのは気に入ったが、心の脆さが露呈して
もうちょっと強く在って欲しい気がする。
冷静沈着な奴は 皆の前でああ言う態度には陥らないと思うが。
この映画、最後に 黒幕の言葉が気になる。
ヤッパリ それが最終目的だったんだって。
そして この追い詰めは殺人でしょうね。猛省して下さい!
気になる人は
是非 劇場へGO!
いやまさかの?!
今年初めの映画鑑賞は遺書、公開。
漫画は序盤だけ読んでましたが結末は全く知らなかったので観に行くことにしました。
序列から始まる学校生活なんて嫌ですよね!
それがこの映画で描かれる
人は楽な方へ流れるといいますが流れ先は負担に思っちゃいますよね
最終的に策を仕込んだ人はあの人
そして、一位の人に嫉妬していた人
びっくりしましたね!
ミスリードしそうな人物もいたりで展開もポンポン進んで飽きなく見れました。
少し先生がオーバーリアクションだったかな
人間の垣間見える狂気の演出良かった!
遺書、公開。
プレッシャーは大事だけどずっとあると疲れちゃう
学園サスペンスミステリーもどき‼️
始業式を迎えた灰嶺学園2年D組の生徒24人と担任1人へ、順位を示した「序列」がメールで届けられる。そこで1位に祭り上げられた女子高生・姫山椿が半年後に自殺、その椿の遺書がクラス全員へ届く・・・‼️その遺書を公開し合ううちに浮き彫りになるのは、1位の椿へのクラス全員からの嫉妬、妬み、ひがみ、過度な期待、重圧などの様々な感情‼️これは10代の若者たちに限らず、人間社会においてはよくある事で、ちょっと拍子抜け‼️まぁ大好きで憧れだったお姉ちゃんが自殺したというのも大きいのかもしれませんが‼️遺書が一人一人公開されていく中での緊迫感もあまりないし、自殺の原因だったり、遺書を作成した人物の意外性もイマイチですね‼️これはクラスの人気者が自殺し、その遺書がクラス全員に届くという、そのシチュエーションを楽しむ作品ですね‼️ただ「序列」じゃないですが、生徒役の俳優さんの中では、椿の親友役・高石あかりちゃんがダントツですね‼️親友から天敵へ豹変する様は、ほんとに一人劇場とも呼ぶべきサイコパスぶり‼️あと、椿の両親の離婚を周りにペラペラ喋りまくる谷地恵役の兼光ほのかちゃんの顔芸も必見‼️彼女たちの頑張りに星一つオマケ‼️
高校生のカーストってリアルにありそうで怖い…
英勉監督の若者の群像ものの撮り方が好きなので鑑賞。
今回は、ちょっと演者のパンチが薄かったかなぁ…。
といっても、賭ケグルイやリベンジャーズと違って、
舞台は普通の高校ですから、仕方ないかぁ…。
だから、オーバーリアクションが返って浮いて見えて、
わたしはシラケちゃいました…。
というか、どう考えても廿日市さん、怖いっしょ。
ひとり語りし出した内容、結構えげつないのに、
なんでみんな素直に聞いてるんだろう…って不思議でしょうがなかったよ…。
だから、ラストも、だよね~で終わりました。
あと、やはり高校生に見えない子が多過ぎた…。
最初から無いだろうの設定に振り切った世界観ならいいんだけど、
高校生のカーストってリアルにありそうだから、
ちょっと中途半端だったんだよな…。
柊夜くん、惚れるわ
予告編でミスリードされる。
数字で「序列」がつけられ管理された高校生の、権威からのサバイバル的な話かと思ったら、2-D内で展開される、「誰が殺したクックロビン」なミステリーだった。
演者が全員オーバーアクト気味で、それが効いている。
生徒たちひとりひとりの見せかけと違う本性が次々暴かれて豹変ぶりが面白い。
ひとりひとり自分に充てられた遺書を読み上げるところから推理が広がり、否定され、別の方向へ、の繰り返しだが、ミステリーがよく練られており、常に疑心暗鬼で話が揺れながら先が読めず、テンポが良いので集中力が途切れること無く観られる。
終わったと思いきやもう一捻り、そうくるか、なラストは不気味で余韻が残る。
クラス全員が冷静で即座に的確に文章のウラを読み核心をつくなど全員IQ130超えじゃないの?
ご都合主義的なところもある脚本だが、お陰でダレること無く無駄なく話が進む、なので良しとします。
面白かった。
柊夜くん、惚れるわ。
これは◯◯ハラスメントと同じ理屈が描かれている素晴らしい映画だ
・正直全く期待していなかったが、大穴だった。
→どうせ若手俳優だけの微妙演技の学園ものくらいの
気持ちで見に行ったが、良かった良かった・・・。
・あらすじと予告編で大体の話は分かった
・序盤、「桐島部活やめるってよ」的な感じに思えた
→題材となる張本人が登場しないまま、周りの人間からの印象だけで憶測が憶測を読む、みたいな話と思ってた
・中盤以降、色々な生徒からの色々な「告白」があり、
姫山椿の人物像が揺れる揺れる、、
各々から見た姫山椿の人物像が描かれることで、
結局、姫山椿はどういう人間なのか気になっていく・・。
ここら辺で、遺書の話と共に姫山椿との映像が頻繁に流れ始める。
某部活をやめる桐島みたいに、結局出ないとかじゃなくてよかった。
各生徒と姫山椿の思い出が映像で良い話も悪い話も映像で蘇ってくる
・終盤一気に結末まで駆け抜ける。この辺のドキドキ感や
ワクワク感はたまらなかった。
★★★
最後の怒涛の説明で色々分かってくるが、ここで印象的だったのは、
中盤で各生徒との思い出が映像で流れていたが、
それと基本同じだけどちょくちょく違った映像が流れていたことだ。
おそらく、姫山椿と各生徒それぞれの視点(つまり受け手話し手)で描かれていることを示唆していたのではないか、ということだ。
各生徒が姫山椿に対して言った言葉や思ったことが、
中盤では描かれていないのに、最後のシーンでは描き切れていなかった箇所がどんどん出てくる。
それは、
「各生徒側は覚えてない/無意識に忘れようとしていた内容を、姫山椿側はこう受け取っていた」
を表現したかったのではないか、と思った。
このシーンがこの映画で一番心にぶっ刺さった。
「私はそんな意図で言ってない」「私はそう感じた」
こんなことは学校や会社など日常茶飯事だと思うし、
一番思うのは学校のいじめっ子といじめられた側の話。
いじめた方は覚えていないが、いじめられた方は一生覚えてる、
と同じものを感じた。怖い怖い。
あとは〇〇ハラスメント系。
まさに「私はそんな意図で言ってない」が原因でなるものだろう。つまり受け手によるって話。
しかも、同じセリフ(例えば「彼氏いるの?」)でも、
相手によってセクハラになるかならないか変わっちゃうという曖昧さ。
(どれにせよこんなこと聞いたら今の時代誰でもアウトだと思うが・・・笑)
これと似たような話が展開されており、
とてもリアルで闇深い内容だなぁと感心した次第です。
期待以上のサスペンス
驚くほど良かった。
まず、脚本が非常によかった。
かなり早い段階で「遺書、公開」の本題に入り、その後の内容はまさに「遺書、公開」です。公開される度に新しい事実が明らかになり、推理に新たな材料やヒントが加わり、途中で何度もミスリードが仕込まれていたが、最終的には、もったいぶらずにしっかりと真実にたどり着きます。終盤に差し掛かると、最近観た「六人の嘘つきな大学生」のようにサスペンスから急にヒューマンドラマに変わるのではないかと少し心配しましたが、最後の最後までしっかりサスペンスが続き、大満足でした。
こういったタイプのサスペンスは、新しい事実が次々と発覚し、それに伴って新たな謎が生まれるため、結局謎が謎を呼ぶだけで、掘った穴がすべて埋められないまま終わってしまう作品が結構あります。しかしこの作品は、「姫山さんは本当に自殺だったのか」「誰が序列を作り、その目的は何だったのか」「遺書は本当に本人が書いたのか」といった本筋のミステリーを中心に、途中で新たに出てきた遺書の盗みや体にある謎の痣など、本筋から外れる問題をダラダラと引き延ばすことなく早めに解決し、終盤に差し掛かる頃には「どうして学校という場所が選ばれたのか」、また委員長や先生が隠していたことなど、大きな謎から小さな違和感まで、伏線がしっかりと回収されました。ここまでしっかりと全て回収するサスペンスはなかなかないので、感心しました。
また、撮影方法と演出もよかった。
一つのシーンにおいて、当事者の見え方により、異なる角度からの真実が描かれ、人間の考え方の複雑さや誤解が生じる理由が上手に表現されていました。難解な深層心理を見せ方がとても上手で、最終的に姫山さんが自殺を選んだ理由にも納得できました。
さらに、役者たちの演技に驚いた。
(先生以外)全員が若手の俳優なので、正直あまり期待していませんでしたが、予想以上にみなさん素晴らしかったです。感情の表現や二面性の切り替えが自然で、大げさな部分の演技も、しっかりとコントロールされていて、全体的に違和感が全くありませんでした。
あえて完璧ではない点を挙げると、あんな出所も意味も分からない序列を見ただけで、クラスにカーストができてしまうのは少し疑問に感じます。特に姫山さんは偽りの1位なので、説得力に欠けるのではないかと思いました。ただ、そこまでの経緯を詳しく描くと、恐らく映画が非常に長くなってしまうので、カーストが成立したという大前提として考えれば問題ないと思います。あとは、さすがにクラスの全員、ストレスが溜まりすぎじゃないかとも思うが、そのあたりはエンタメとして大目に見ましょう(笑)。
遺書の秘密
突然届けられたクラスの序列。
そして序列1位の生徒の自殺。
また突然配られた各生徒あての遺書。
果たしてこれは何の序列なのか、何故死に至ったのかを遺書を公開しながら解き明かしていくミステリー。
なかなか興味深い作品だったと思います。
序列1位と聞いた時点でこれは容姿端麗とか頭脳明晰とか人気があるとか良いことの1位だと私も勝手に思いこんでしまっていたがそうとは限らないんだよな。
でもそれを知らない生徒達は序列上位を羨望の眼差しで見て嫉妬も生んでいく。
人間心理の怖さである。
ストーリー的にも最後には謎も解けてしっくりいくものだったと思う。
生徒達の演技が少々オーバーで役者過ぎるだろ!という感じもあったが緊迫感を生んで良かったように思う。
結局一番さりげない良い演技をしていた志田彩良ちゃんが....で。
あ~人間て怖い!
人間観察という名の恐怖を感じる
原作、未読です。
主演は、吉野北斗くんだったんですね。てっきり、宮世琉弥くんなのかと思ってました。割と、錚々たるメンバーが出演してました。でも、個人的に、序列一位と序列二位の二人を知らなかったので、なぜ、この二人が?という思いもありました。まあ、全体的なストーリーを見てみると、決して、キーパーソンって感じではなかったので、納得しました。
よく出来たストーリーでした。いろいろ伏線が散りばめられ、回収され、ストーリーが繋がってく。ドキドキしながら観てました。志田彩良ちゃん、高石あかりちゃん、怖いわー。お友達にはなりたくない。ラストの志田彩良ちゃんのセリフ、納得した。次のターゲットが出来るのかな?まあ、続編はないと思うけど、ドキドキする終わり方でした。
全53件中、21~40件目を表示












