「幻想と狂気」蜘蛛巣城 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
幻想と狂気
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何度か観ているが、森で迷う三船と千秋実、馬に乗って駆けるシーンは秀逸。
三船の顔つきや眼差しが、精悍さや若さが失われ狂気に変わって過程がすごい。一番の狂気は、奥方の山田五十鈴か。
ラストは、監督が狂気か。ヒチコック的に、明かさず真の表情を引き出したが、絶対の自信があったにせよ一歩間違えば。吹き替えなし、合成なしの時代だから、これはかなりきわどい演出だ。
そして森はいつも幻想的。
この時代の映画、画像はだいぶ修復されているが、音声が聞き取りやすい加工してほしい、といつも感じる。
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