雪子 a.k.a.

字幕メガネマーク 音声ガイドマーク

劇場公開日:

雪子 a.k.a.

解説・あらすじ

30歳を前に人生に迷った小学校教師の女性が、ラップを通して自分と向きあっていく姿を描いた人間ドラマ。

記号のように過ぎていく毎日に漠然とした不安を抱えている29歳の小学校教師・雪子。不登校児とのコミュニケーションも、恋人からのプロポーズに対しても、本音を口にすることを避け、答えを出せずにいる。好きなラップをしている時だけは本音を言えていると思っていたが、思いがけず参加したラップバトルでそれさえも否定され、立ち尽くしてしまう。いい先生、いいラッパー、いい彼女になりたいかと自問自答を重ねながら、30歳の誕生日を迎える雪子だったが……。

「あのこは貴族」などの山下リオが雪子役で主演を務め、雪子の同僚教師役で樋口日奈と占部房子、恋人役で渡辺大知、友人役で剛力彩芽、父親役で石橋凌が共演。劇中で雪子が披露するリリックを、ラッパーのダースレイダーが書きおろした。「スーパーミキンコリニスタ」でPFFアワード2019日活賞とホリプロ賞をダブル受賞した草場尚也監督の劇場映画初監督作。

2024年製作/98分/G/日本
配給:パル企画
劇場公開日:2025年1月25日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21
  • 画像22
  • 画像23

(C)2024「雪子 a.k.a.」製作委員会

映画レビュー

4.5かなりリアルで実に現実的な作品です

2025年5月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

学校の先生の大変さ、苦労が丁寧に表現されていました。
それでいて先生のやりがい、魅力も醸し出しながら、とても丁寧に作られていました。
はじめは先生とラップが結びつかなかったのですが、見ているうちに職場のオンとオフの繋がりが見えてきた気がしました。
子どもたちと気持ちが通じた時には、自然と涙がでてきました。
素晴らしい作品です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
けいせいおじさん

4.5他人が決めた"正しい結論"より 自分できづいた"道"

2025年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ラップ映画だと言うので、鑑賞を止めようかと 迷いましたが
各所での評価が高いので、見る事にしました。

A.K.Aとは「Also known as」即ち、「通称」という意味です。
映画の題名が「SAYURI A.K.A」でない と言う事は、
"自我に目覚めた"という 人生のタイミングを描いた作品なのですね。

職場(学校)でも 友人間(ラッパー仲間)の中でも、存在感がなく
ただ世の中に流されているだけで、自分の意思で生きていない まだ自分が誰なのかも
解かっていない 子供の延長である女性を熱演した山下リオさんの、
初々しい演技がとてもよく、主人公の"自信のなさ"をうまく表現できていて
素晴らしかった。

本来なら、もう少し年齢が上の"オールドミス"が演じるだろう 熟練先生である 大迫先生は、良い"道しるべ"だったと思います。

どの小役さんも、自分の世界を持っていて、とても素敵でした。
特にピアノが大人顔負けに上手い男の子は、将来が楽しみです。

いまどきの小学校は、廊下や教室棟の建物に木が多く使われていて、素敵です。「明星小学校」なのでしょうか?
食器はポリエチレンではなく、メラミン樹脂、で、箸で食べる給食は 僕らの時代と違って、とても美味しそうでした。
子供達が食べていた ハンバーグも Good!

この映画を観たら「小学校 それは小さな社会(2024年)」と併せて観ると、これからの小学校教育の在り方が、それぞれに見えてくる気がします。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
YAS!

3.0【2025/04/25✩⃛初回観賞】 評価:3.3 【2025/0...

2025年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

【2025/04/25✩⃛初回観賞】 評価:3.3
【2025/05/19✩⃛2度目観賞】 評価:3.3 ➡︎ 3.3

あまりないことだけど初回観た後でレビューするのすっかり忘れてた珍し案件。
初見の感想は『10年早く観てたら感想違ったのかな?』だった。あまりに周りの評価が高いので何か見落としてたのか??と思って2度目観賞実施。
観心地は良いのよ。基本的に悪い人誰も出てこないし。ちょいウザはいるけど。だから何度だって観られる。でもやっぱり刺さらない。2度目はさらに冷静な目で観てて、『みんなどこがそんなに刺さるのか…』と。

共感するには歳取りすぎちゃったのかな……
でも自分が雪子の歳のときにあんなん感じてなかったしな。
きっと自分の経験値の低さが邪魔してるのだな。
ということは経験値上がったらめちゃ共感する日が来ちゃうかも💛

コメントする (0件)
共感した! 1件)
らまんば

4.0何この共感

2025年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

29歳の私は旦那も子供もいたし退職していた。先生でもなかった。でも不思議なことに、特に前半は共感の嵐だった。

雪子のどこに自分を見たのかは分からない。だけどこれは自分だと思った。

ラストに雪子の笑顔があるがいつまで続くだろう。明日は明日の風が吹くように、明日は明日の不安がある。29歳。10歳。50歳。70歳。人は多かれ少なかれ不安の中にいると思う。そう考えて年齢の違う雪子に自分を見たのだろうか。

自分が自分で良かったと思うなんて一年に一回あるかどうか。でも雪子の笑顔にはその思いの只中にいるように感じる。羨ましい。

ヒップホップという訳にはいかないが、私も好きなものをもう少し深めてみようかな。そう思わせる心良さ。これまた謎だが、観ていて何も焦ることなく不思議な安堵感に包まれる物語だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
豆之介