「B級映画」BROTHER 777さんの映画レビュー(感想・評価)
B級映画
何で米国は、常に全世界でヒットできる映画を作っているんだい?…俺だって
高い製作費を得られれば、スティーブンスピルバーグ、ジョージルーカス、
ベルナルドベルトルッチ、フランシスコッポラみたいな映画を作れるぜ…
そういう北野武の言葉が聞こえてきそうである…
バブル期、TVでビートたけしは「日本人に比べ米国人は働かない」と、
よく言っていたが、たけしは実際にアメリカで労働をしている人達を見た
ことが無い…
それで、今回に米国人スタッフを使って映画作りをしたら、米国人は
日本人スタッフ以上に良く働いてくれた…
つまり米国人は「映画では一流のエンターテイナーである」という
プロフェッショナルな精神が人一倍多くあり、その後にビートたけしも
TVでは米国人の悪口を多くは言わなくなった…
この映画の内容、ハリウッドでは「マフィア抗争」「ガンアクション」では
B級映画的で、つまり北野武はハリウッドに進出しても、その程度の
器しか無かった…それで、冒頭のスピルバーグ監督とかは、完全に
雲の上の人でレベルが違う…自分は日本という映画ではローカルの
一介の監督を続けるしかない…となった。
よって、この映画以降の北野武はハリウッド映画的な物は作らなくなった…
音楽の久石譲氏も、今回は「らしくない」と言うか、出資者の意向で
あまり独創的な音楽は作れなかった様だ…
結論を言えば、レンタルDVD店に行けばB級のガンアクション等の
映画は洋画コーナーに多数陳列されている訳であって、わざわざ
邦画の方に置いてある、このDVDを手に取る必要性が無い…
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