「圧倒的な映像美と音楽」Flow シンおやぢさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な映像美と音楽
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今年度の米国アカデミー長編アニメーション賞受賞作品ということで観に行ってきました。
圧倒的な映像美と雄大な音楽。主人公の黒猫他、登場する動物達のリアルな動き、CGなんだろうけれど、迫ってくる水の迫力、木や葉っぱの動きは凄かった。
人間の文化は残っているけれど、人は全く出てこない。どんどん水位が上昇するために、登場する動物たちは人間の文明の遺物(帆船や遺跡)等を使って生き延びていく。
主人公の黒猫がカピバラさんが乗ってきた船に救われて、犬やキツネザル、白い大きな鳥などが次々に仲間に加わっていく....
って感じなんだけど、正直、ストーリーが全く面白くない。
何故水位が何千メートルも上昇したのか、ラストで唐突に水が一気に無くなるのか、理由がわからないから緊迫感も出ない。
映像は主人公の黒猫を俯瞰で追い続けており、登場するキャラクターの動きが本物の動物らし過ぎて、仲間同士のやり取りも動物同士のやり取りそのもので(ものすごくリアル)感情移入が全くできない。
圧倒的な映像美も長時間観ていると飽きてくる。途中眠くなってきました。
後、CGがリアルすぎて、登場する動物たちがある程度デフォルメされているからアニメーションなんだろうけれど、動物にリアル感を出したら実写版と変わらなくなるんじゃないかなんて思ってしまい、アニメーションっていったい何だろうかと改めて考えさせられる作品でした。(事実、リアルなライオンのCGは実写版ライオンキングと呼ばれてますしね。)
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