春をかさねて

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春をかさねて

解説・あらすじ

東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市大川地区を舞台に、震災で妹を失った2人の女子中学生の繊細な心の揺れをみずみずしく描いた中編ドラマ。

震災で妹を亡くした14歳の祐未は、被災地へやって来る多くのマスコミからの取材に気丈に応じている。一方、同じく妹を亡くした幼なじみのれいは、東京から来たボランティアの大学生に恋心を抱き、メイクをするように。ある日の放課後、祐未はそんなれいに対して嫌悪感を吐露してしまう。

自身も震災を経験した1996年生まれの石巻市出身の映画作家・佐藤そのみが監督・脚本を手がけ、東日本大震災から8年後の2019年に大川地区で撮影。震災遺構として現在は立入禁止となっている大川小学校などで撮影をおこなった。

2019年製作/45分/G/日本
配給:半円フィルムズ
劇場公開日:2024年12月7日

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(C)SonomiSato

映画レビュー

5.0石巻の大川地区で暮らす、子供たち目線の物語。 女子生徒が二人。どち...

2025年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

石巻の大川地区で暮らす、子供たち目線の物語。

女子生徒が二人。どちらも、津波で妹を亡くし。

一方の女子(主人公)は
取材や学校など大人たちの前では優等生のような言い方をするものの、
陰ではひとり静かに泣いているような。

もう一方の女子と、徐々に温度差・溝が生じてきたり。

自宅のリビングでは、何度も取材対応があったり、大人が集ったりで
偉いね、頑張って、というような言葉を何度も浴び、そのことが当人らを追い詰めて。

内心穏やかでいられず、集中もできず
学業の成績も、以前は学年トップだったものが下降線で。

震災の話題を避けるばかりでなく、悩みを吐露できるような
近い友人が欲しかった、とか。
周囲が欲しがる言葉を出すのが一番楽だ、とか
重く刺さる言葉が多数。貴重な鑑賞体験でした。

関連する書籍 "16歳の語り部" も、しっかり読まねばと思っています。

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woodstock

5.0演出の妙

2024年12月15日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 1件)
ひかる

2.515時38分

2024年12月8日
Androidアプリから投稿

悲しい

難しい

東日本大震災から1ヶ月半、津波で当時小6の妹を亡くした中学生の姉と、同じく妹を亡くした同級生の話。

TVのインタビューに答え優等生な回答をする主人公と、ボランティアの大学生に好意を抱き浮かれるる同級生の感情のすれ違いをみせていく。

どっちもどっち両極端と感じるところはあるけれど、自分の考えに固執しながらも自分で考え早々にたどり着いた主人公と、迷いながらも答えに近づいていく友人という感じですかね…。

それにしてもマスゴミのくだらないスピリチュアルな質問は、ドライな自分にはバ◯じゃないのか?とか思えてしまう…。

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Bacchus

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