「ぽっちゃり女子にエールを送る映画」ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
ぽっちゃり女子にエールを送る映画
さすがに前作以上とまではいきませんでしたが、まあそれでも幸せになったらなったでいろいろと不安な感情が先立って、今回もブリジットらしさ全快の暴走っぷりを見せてくれましたね。
いいなぁ~この全く成長を見せない感じ、ある意味これがブリジットの魅力だったりもしますから、またこんなブリジットを見ることが出来て、何か妙に幸せな気分にさせてもらいましたよ。
今回はまた前作とは違って、完璧彼氏と比較した劣等感から来る不安な気持ちに共感された女性も多かったのではないでしょうか。
身分や容姿の違いを越えた愛の先を描いた作品は、意外と少なかったりもしますから、これはこれでなかなか興味深い内容でしたし、笑いもふんだんに盛り込まれていたので、前作同様に大笑いしながら楽しませてもらいました。
ただ、前作より尺が伸びたこともあってか、前半はやや間延びした感、ヒュー・グラント演じるダニエルが登場してからはそう言った感覚もなくなりましたが、まあ結局のところ無理に尺を伸ばさなくても良かったような印象は受けましたね。
しかしヒュー・グラントは最高ですね、彼がいなければこのシリーズは成立しないと再認識、コリン・ファース演じるマークとの小競り合いは、前作同様最高に楽しかったぁ。
やっぱりブリジットとの三角関係があってこそ、このシリーズって感じですよね。
ダニエルの最低男っぷりも、ヒューが演じると全く憎めません!
そして彼がいてこそ、マークが引き立つ、やっぱりマークは女性にとってこれ以上無い理想の男なんだろうなぁ。
無口だけど色気があって、まさに最高の英国紳士かな。
まあ彼のような上流階級に合わせるのは何だかんだで大変そうな気もしますが、幸せならそんなの何とでもなるのか、特にブリジットの明るさがあれば尚更ね。
それにしてもブリジットは、また一段とぽっちゃり度が増して、ここまで来るとさすがにデ○と言われても仕方がないぐらい増量していましたね。
しかし太ってもダメ女でも、全く変わろうとせずとも幸せになれる、そんな突き抜け具合がある意味清々しくて、これはこれで楽しく見れました。
やっぱりレニー・ゼルウィガーは太った姿が一番可愛い、ダメ女っぷりも最高に似合います。