トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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龍虎武師
香港アクション映画全盛期にクソガキから思春期を過ごした身としてはなんならオープニングからエンドロールまで号泣し続けそうな純度200%の香港活劇。往年の香港映画を知らずにこれを観て熱くなった幸せな方々は是非とも「カンフースタントマン 龍虎武師」も合わせてご覧頂きたい。そしてその流れで、カンフーものやノワールやコメディ等々の全力全開ワイヤーアクションワールドを堪能して頂きたい。是非。
さて。キャラクター渋滞も甚だしい当作品。それでもこの二人は確実に皆さん好きだろう。"龍大兄"と"硬直兄貴"。この二人は完全に主役を食っていましたよね。中盤位までは「オレは絶対に龍大兄!」って思っていたのに、帰宅時の脳内どころかこれを書いている今も頭の中は「硬直!」でいっぱいいっぱい笑 まじ好きだわ。キャラも渋滞、アクションも渋滞(谷垣健治氏!)、美術も渋滞、音楽も渋滞(川井憲次氏!)、渋滞渋滞渋滞でラストまで駆け抜けるもんだからコッチの興奮も大渋滞必至です。劇場でポカーンと口を開けつつ楽しんで頂きたい。あれこれ書いたけどもわたくしやっぱりサモ・ハン様に痺れてました。
これを本気で作り上げた今の香港映画界に喝采と感謝を送りたいと思います。
龍捲風がかっこ良過ぎてすごい良かった。
九龍城砦…あのゴチャゴチャした感じがすごいかっこいいですよね。
と思って見に行きました。
ポスター見て、なんか明るそう。とも思って。
入りで、移民の話があって、そうだよね。移民政策って大事だよね。って思いながら見てたら主人公すごい強い。
黒社会の人達から逃げ切って九龍城砦に入れたと思ったらそこでも追いかけられて手に汗握る。
でも、九龍城砦の人、話を聞いて内側に迎え入れてくれて。
龍捲風ってリーダーの強さと優しさと懐の深さを感じる。
ご飯食べさせてくれるのは熱いんよ。
眠れるのは九龍城砦の人達だからって龍兄貴は言うけど、その筆頭があんたなんだよ…!
となる。(いや見てる側がね。主人公も絶対そう思ってたとは思いますけど)
かっこよくて、強くて、憂いがあって。
人扱いしてくれて。
そこから離れられるわけ無くない?
秋兄貴だってさ、ずっと龍は自分の悲しみに寄り添ってくれてたと思ってたのに…!
って思ったから、検討とか何もしないで脳直で暴走しちゃったんと違うの。
仇討ち相手の息子への執着より、龍は俺の味方だと思ってたのに…!って怒りの方がウエイトデカかったんちゃうの。
そこにあるクソデカ感情に共感しちゃってアーッだよね。
龍にとって、理髪店でやってくのて、凄い大事にしてた日常や未来だったわけじゃん。
それを譲り渡したかった主人公に去れって言うのが、すんごい。
しかも主人公を逃す為に死んじゃうし。
この緩やかに自殺しようとしてるように見える人を救ってあげられなかったのかな。
九龍城砦での生活がそれだったのかな。
もっとなにかあったんじゃないかな、とか。
でも龍捲風が九龍城砦の生活を望んでたんだもん、とか。
龍兄貴がいなくなってしまってかなしい。
最後の4人がさみしい。
こんなにさみしいのに悲劇じゃないのがかなしい。
感情がとっちらかりました。
九龍城砦、どこもかしこも良かったです。写真集欲しい。
これもあの時代
真の主人公は九龍城塞
土曜日の昼間、劇場ほぼ満席。
誰かと思えば、サモ・ハンではないですか!
こういう役も意外と似合うんだなあ、観客全員がやられてしまえ!と願う憎たらしい敵役がハマっていました。
アクションに次ぐアクションでお腹いっぱい。手を変え品を変えよくぞここまで!
話が単純なのでストーリーの理解に意識をそらすことなく、アクションに集中できます。
ラスボスは気功で超合金化するので、どうやったら殺せるんだろう、そうだ、ビニール袋被せて窒息死だ!と思ったらさすがにそんなしょぼいことではありませんでした
九龍城塞の再現度が凄い。
そして、九龍城塞の中の、厳しいが温かい人間関係にほっとする。
小さい女の子のいるシンママを殺した男にお仕置きするために偶然集まった4人が友情で結ばれるのが微笑ましい。瀕死のロッグワンを守って我が身を省みず戦う3人、一人を助けるために複数が死ぬ展開は好きじゃないのでどうか助かってほしいと願っていました。
チャン・ロッグワンはどこであんな格闘技術を磨いたんだろう?
ロン・ギュンフォンのルイス・クーは、役より大分若そう。江守徹とマツケンに似ています。
兄貴世代の面々が昔懐かしい香港映画ありがちな風貌なのに対して、弟分世代の若者はみんなタイプの違うイケメンで、往年の香港映画ファン以外にも抜かり無くアピールしたよう。
(私は個人的に四仔が良いです)
ダンシング・ヒーローにモニカ、田原俊彦みたいなハンサム、って、香港の悪童たちは日本モノが好きだったのか。ちょっと嬉しかったです。
4人が九龍城塞から香港を見渡しているラストシーンを見た時、この映画の真の主人公は,九龍城塞そのものなのだと思いました。
それにしてもタイトル、なんとかならなかったのでしょうか。
いやお前も強いんかい
激アツ香港映画
SNSで話題になっていたので観に行きました。
いや〜、アツい!!!
香港へ密入国した孤独な主人公チャン・ロッグワンが、九龍城砦の仲間たちと友情を育み住民たちと打ち解けていく様子は永遠に見ていたいくらい。まるで自分もそこの住人になったかのような感覚でした。
母親を早くに亡くし、いろんな家を転々として居場所がなかったロッグワン。やっと居場所を見つけたと思ったのも束の間、何とも悲しい運命を背負っている事が明かされます。
強い絆で結ばれた4人の若者が恩人の仇を討つ為、乗っ取られた九龍城砦に乗り込むシーンは「待ってました!」と拍手したくなるほどでした。
仲間と共に命を懸けた戦いに挑む。まるで少年漫画のような痛快エンターテイメント。
迫力のアクションシーンは胸が震えましたし、城砦の造形もめちゃくちゃ良かったです。
どのキャラクターも、敵味方含め皆素晴らしい!
公式Xのヘッダーが皆笑ってる写真なのもエモくて最高です。
映画館で観ることが出来て本当に良かった。観に行った回はほぼ満席で、もう少し上映館を増やしてほしいな〜と思った次第です。
強い奴らしかいない
今度は吹き替えリピート
【1月に字幕で鑑賞】
完璧…そして三味線屋を彷彿とさせる兄貴に惚れてまうやろ😆
久々に、最初から最後までダレる事なく、あっという間に時間が経ったよっていう作品でした☺️
この系統の作品って引っ張るだけ引っ張って、ラスボス弱っていうのもよく見かけるんですが、ラスボスどころか、ふんぞり返ったジジイクラスも含めて全員がメチャクチャ強いから、話が引き締まる事この上ないっす😅
いや、現実だったら、登場人物全員死んでいるでしょっていうくらいの無双ぶりなんですが、エンタメはこれでいいんです😌
アレで不死身になるのもズルいですけど、エンタメはこれでいいんです🥳
それにしても、主役の三味線屋勇次(青年が主役ではないんかいって気もしますが😅)は、あまりにもカッコよすぎて、男でも惚れ惚れですわい🥰
【4月に吹き替えで鑑賞】
RRR以来の何回観てもいいものはいいって感じる至福の時でした😆
アンジェントルメンを絡めたハシゴをするために歌舞伎町まで出張ったもののイマイチで、でも最後にこれを観て、全てが帳消しになりました🥳
最初は違和感を感じる吹き替えの声も終わる頃には、ほとんどの登場人物が慣れましたが、どうにもロン兄貴だけは若すぎる声に違和感が取れなかったのが、唯一の心残りでした😒
三味線屋のイメージがどうにも強すぎですな(^^ゞ
それでも2時間ずっと楽しめました☺️
最後のおまけのカットシーンですが、これはカットしなくていいのになぁって言うのもあれば、これはカットして正解だわなって感じで、これも面白い試みでした😏
久々の香港発、本格バトルアクション巨編!!
今年の米アカデミー賞・国際長編映画賞の香港代表に選出された本作はただのアクション映画に収まらず、かつて香港に存在した巨大な無法地帯で起きていた抗争の歴史、そして作り手の同様に失われつつある現代の香港アクション映画界復権の強い想いがひしひしと伝わってくる力作
ということで、荒み加減が半端ないスラム街と化した九龍城砦内で途轍もないスケールの超絶バトルシーンがひたすら続き、観終わった後“いい意味で”どっと疲れました
本作の最大の見どころの1つはなんと言っても80年代に実在した九龍城砦を日本円で10億円かけて再現し、その迷路のような城塞内を所狭しと縦横無尽に駆け回るド迫力バトルシーンの映像に圧倒されます、これは凄いです
そんな怒涛のアクションを繰り広げるのがみんな大好き香港アクション映画界のレジェンド サモ・ハン・キンポーと現代の香港アクション界を担うアクター達、皆さんの素晴らしい渾身のアクションに終始 体中に力が入りっぱなしでした(苦笑)
凄まじい超絶アクションに気をとられ、映像は凄いけど、ふとストーリー展開を見失い、後半はなぜこの人たちは闘っているんだっけ?と思うことが何度かありました
敵討ち?誰が何のために?とか少々謎だったりする展開もあるけど、それは昔からあるご愛嬌、総じて面白いから何でも許されますね
最後に
タイトルが酷すぎる(笑)
“トワイライト・ウォリアーズ”って原題使ってそのまま邦題にしても全く意味不明、これが作品の印象と格を下げている気がしますね
70年代ジャッキーチェン映画を彷彿
荒唐無稽
80年代香港の象徴が蘇る映画
ジャッキーというよりはリーリンチェイ
まさに自分が見たかった香港カンフー映画!
返還の迫る香港へと密航してきた陳洛軍(チャン・ロッグワン。演レイモンド・ラム)は香港で暮らすための身分証を得ようと地下闘技場で稼ぐが、闇社会の洗礼を受け金だけむしり取られ追われるままに逃げ込んだのは九龍城塞だった――
まさに1980年代の古き良きカンフー映画の復活!
熱き男たちが拳で繰り広げる渾身のバトル!
軽業師のような軽快な動きで敵の攻撃をかわし、身の回りにある物をとっさに武器にして戦う昔懐かしい香港映画のエッセンスが詰まってる。
やや急なストーリー展開も含めて「あの頃」のカンフー映画と言う感じで個人的にはとても満足できた。
かつてスクリーンでよく見ていたサモ・ハン・キンポーの出演も往年のファンにはうれしい。
1980年台の勢いのある香港映画を思わせる映画
先週土曜日見てきました。
トワイライトウォリアーズ 決戦!九龍城砦(きゅうりゅうじょうしょう)
その名の通り香港返還前にに実在した九龍城砦を舞台としたアクション映画。
九龍城砦はもともと
1898年香港がイギリス領土となって中国がイギリスを見張る為の建物だったそうだが…これって香港領土になったんだけどどうして中国が…と言った事から、どこにも属せない地域、いわゆる無法地帯になってしまった。1960年には木造からコンクリート建てになり、建て増しを繰り返す事で12階建てに。当初5階までにしないと飛行機が着陸できないとのハナシがきたがそんな事聞く耳持たず。やむなく飛行機が建物スレスレで着陸することになったと言う、正に無法者の城砦なのである。
無法地帯を誇る(!?)城砦も永遠に続くわけでなく
香港が中国返還される1997年より前に空港整備のため取り壊された。
物語は
1989年1人の中国人の青年(主役)が香港に密航し、トラブルに巻き込まれて黒社会(サモハン率いる悪の軍団)に追われる羽目になり、逃げ込んだ先がたまたま九龍城砦であった。侵入者として痛い目に遭わされるが、事情が分かり何とか収束。
とはいうもののよそ者なので人々は排除的だった。しかし青年(主役)は九龍城砦のルールを守る、つまり一生懸命働く事により徐々に受け入れられてゆくようになる。主役の青年はようやく自分の居場所を見つけることができた。ここで生きていくーと決意をするのだが…と言ったお話。
ここからは感想。
映画の題名及びポスターまたは出演者を見ていたら「暴」の一言しかしか思い浮かばないのだが、作品を見ていくうちに「暴」意外に近所付き合い、友情、義侠心といういろいろ感動させてくれる作品だった。
不均衡な大きい城と言うべきか街というべきか子供の頃見つけた廃屋の秘密基地と言うべきか、九龍城砦内は2人並んで歩くのがやっとこくらいの狭い路地が迷路のようにあり、その中に沢山の人が料理屋さんが、雑貨屋さんがあったり、散髪屋さんがあったりと人々が所狭しと日々を充実させるために生き生きと生活をしている。
荒れた世界なのに…貧しいながらも…いや、貧しいから秩序があったのだろうと懐かしく感じた。
そういえば、45年以上前、ある程度生活用品が何時でも買う事ができる24時間営業のコンビニができる前のハナシだが、醤油,ソースはお米屋さんやスーパーは10時〜18時営業。ジュースやお酒はお酒屋さん10時〜18時営業、 文房具は文房具やさん10時〜18時営業と売り手も生活があるのだが、お天道様が上がっている時間、要は昼間しか営業しない。なんだったら正月三日くらいまではどこも休みといった不便な…いや、買い手からすると、かゆいところに手が届いていない営業時間…。その頃はそれが不便と思わず明日、明後日の生活を考えながら買い物していた。ても買い忘れなどやらかした時の最後の策として、ご近所付き合いとかあったなかな。醤油分けて〜とか、お裾分けとか〜。まぁ助け合いですね。
また、悪い事したらご近所さんが本気で叱ってくれたりしたな〜と。
現代とは違う過去の生活を思い出し懐かしく思えた。
言葉は全編広東語で安心した。
何を喋っているかは分からないが、中川家の礼ニがやっている中国人のモノマネみたいなイントネーションだ。
まるで中国返還前の勢いのある香港映画を見ているようで何処か私のココロは弾んでいた。
また、映画の製作陣やセットの美術さんの本気が見えた。
本当は芸術作品クラスのセットを作りたいはずなのにトコトン荒れていた。
これもプロ根性といえるくらい本当の荒れ具合に見えた。
まだ見ていない方は是非劇場に足をお運びください。
熱いアクションの裏に九龍城砦の歴史
凄く熱い映画。義理と人情。
友情とは違う熱い繋がりを感じた。
まず九龍城砦のリーダーである龍捲風。
いやあえて龍兄貴と呼ばせてもらおう。
この龍兄貴が渋くて格好いいんだよね。病院に行けって言われているのに構わず煙草をずっと吸っているんだけどめちゃくちゃ強い。だって煙草を空中で手放して床に落ちる前に相手を倒してキャッチする男の憧れを事もなげにやるなんて凄すぎるでしょ。
主人公(陳洛軍)や部下達に厳しくも優しいんだよね。常に煙草を吸ってるけど。
そして最初は敵対し合うも大ピンチになると助けてくれたり命懸けで一緒に戦ってくれる信一(ソンヤッ)と四仔(セイジャイ)、十二少(サップイー)の3人がとても頼もしい。
映画の最後に九龍城砦の今後を憂うシーンがあるのだが哀愁が漂っていて悲しかった。
アクションのスピードが速すぎて目で追えない、複雑な人間関係など色々あるけど高評価も納得の作品。
最後にこの作品で初めて知ったこと。
①往年のヒーロー、サモ・ハン・キンポーが出演しているがハリウッド進出を機にサモ・ハンにしたそう。70歳を超えてのあの技のキレには恐れ入る。
②九龍城砦って初めて聞くなと思ったら現在は「きゅうりゅうじょうさい」と言うらしい。昔みたいに九龍城(クーロンジョウ)って言わないんだね。
エンドロールが秀逸
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