トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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観てよかった。
昔香港観光で観た九龍城跡地とその解説には衝撃を受けました。
どうやって建てたの?という建物と建物の間が十センチも無い増築に増築を重ねて増殖し続ける家屋群。
学校、病院はおろか私設の軍隊まで持っていて警察も手が出せず、
むしろ警察官が入ろうものならその日の内に行方不明になるという話。
病院、特に歯医者の高い治療費を払えない人が当時大変多かった為に
九龍城の闇歯医者を住民以外の人達も頼っていた話。
完全に一つの小さな国家として成り立っていたそうです。
そういった九龍城の広大さとカオスさとリアルな在り方とかを期待すると、
作品自体は気合の入ったアクションエンターテイメントという感じで
広大な九龍城を描ききれていなかったり
軍隊を持っていた筈なのにそういうスケールでは無いギャング抗争が繰り広げられたりとかします。
が、
肩透かしに思ったかと言うと
観終わる頃には
九龍城に対する憧憬を込め今ある全てでエンターテイメント作品を作りあげてやるという強烈なパッションに、
私はなんだか泣けました。
香港アクション大炸裂!硬直!
サイコー
名古屋の百貨店で行われているチョコレートの巨大催事に赴き、ものすごいお客さんに揉まれながらチョコを眺めていたら、完全に金銭感覚がバグってしまい、結局1万円以上のチョコを買い込んだその足で劇場へ。
世代としては「映画俳優と言えばジャッキー・チェン」という私。
木人拳・蛇鶴八拳・笑拳・酔拳…
辺りをTVで何度も観てからの
プロジェクトA・スパルタンX・ポリスストーリー・サンダーアーム…
と、映画館に行き始めたのは香港映画がきっかけだったかも。
雑誌「ロードショー」でも、マイケル・J・フォックスやリヴァー・フェニックスが登場するまで不動の人気だったジャッキーを見守った我々としては、これだけ香港映画で格闘アクションに振り切った作品が話題になるのも久し振りな感がある。
で、結論としては「サイコー」。
んなバカな、というアクションはあちこちに出てくるが、映画全体を包む「熱量」が、それもすべて「サイコー」に昇華してくれている。
キャラクターが全員魅力的なのはこういう映画ではすごく重要で、この作品もみんな味がある。
特にやはりラスボス役のあのグラサン男ですよ。最初はやられ役のザコかと思いきや。
確かにあの時代、「気功」という、何やら人間のポテンシャルを遥かに凌ぐ(とはいえどちらかというと「曲芸」的な)技能が話題になったのを思い出した。
ラストのバトル、あまりの強さとしぶとさに、「こいつ、どうしたら倒せるの?」とヒヤヒヤしつつ、「いや、いつまでも終わらないで欲しい」と願っていた。
アクションで、我々観てる側が自分の身体が固くなっていくのを感じたのはやはりこの作品の熱量がすごいから。
劇画みたいなケレンも満載で、ウソとホント、デフォルメとリアルのバランスが絶妙。
やっぱりこれですよ。これ。
「ビー・キーパー」も「室町無頼」も、このバランスが私にはユルユルでノれなかった。
アクション監督と音楽は有名な日本人スタッフが担当してるってのも鼻が高いよね。
他の方のレビューの中に「大兄貴が動けるのビックリした」ってコメントが複数あるの見て、世代間ギャップをあらためて実感してみたり。
サモハン、知らないかぁ。
今年の私のランキングに間違いなく入る傑作でした。
香港濃厚焼豚味
返還前夜
自分は往年のカンフー映画は
ほとんど未履修。
アクション映画を見たのは
『るろ剣』くらいだけど
先日見た『はたらく細胞』で
佐藤健のアクションシーンを見て
もっと見たくなりこちらをチョイス。
単純なスピード感のあるストーリーだが
冒頭部分の過去の因縁はしっかり記憶しておかねば
後々 ストーリーに追いつけなくなる。
格ゲーの実写版かのような、
派手なワイヤー アクション。
そして冒険・友情…
漫画が原作なのか?
男4人の友情にフォーカスして
男女の無駄な恋愛、
芸達者な愛らしい子役も
登場人物の1つのピースとしていて
作品としての印象がタイトに際立つ
80年代を知る日本人にとって
目眩ましのように使われる
当時の流行歌や芸能人の固有名詞、
日本製のAV。
昔見た 写真集。
世界一の人口密度と九龍城砦
まさか、沢木耕太郎の世界が
ここまで再現されるとは…
ちょうど これを見る前に
地上波で流れていた
日本一の人口密度と言われた
軍艦島を舞台としたドラマは
ほぼCGだったが
この作品の10億超えと言われるセットでは
熱気や立ち上る埃、
空気感は リアルに伝わる
九龍城砦に暮らす人々の生活も緻密に描写。
風俗店や床屋、飴を包む児童労働者、
食堂の厨房そしてエンドロールも、
アジア映画好きにはたまらない
カンフーの技とか
気功の「硬直」、
凧の意味等 わからないことも
多々あったが
カンフーアクション映画に疎い
自分でも大いに楽しめた
おすすめです!
鑑賞後「気功 習得方法」検索
九龍城砦の現役時代はおろか、九龍城砦の存在そのものを知らなかった。
閉鎖感やビジュアルがどことなく長崎の端島味を感じるなと思ったのが第一印象。
序盤の逃走劇もベタでありながらしっかりとハラハラさせてくれる。
舞台が九龍城砦に変わり、自分の知らない時代の知らない世界に見入っていたら
透け透けの伏線からの指名手配からの抗争パレード。
中だるみゼロ・・・完璧な映画すぎるな?!!
あまりにも完璧すぎて口が開いたままアクションの激しさに口角が上がってしまう。
なんなら「おお~~」「えぐう!」って所々心の声が漏れてしまった(笑)
サモハン!!
気功‼️
ジャッキー映画好きなのでサモ・ハン・キンポーが観れて嬉しかった😆しかも、そんなに動きはないだろうと思っていたら、バリバリアクションやっていて、それだけでもう大感激❗️
4人の男達の友情物語にもなっていて、終盤、主人公を助けにバイクで突っ込んでくるシーン❗️最高に上がった😆
気功を使うラスボスも最強の敵として見応え充分だった😊
男女平等と言われている昨今、こんな男くさくて熱い映画はなかなかないのでではないでしょうか。
ううう・・こ、これは・・・ワイヤーアクション
久々の香港映画
とにかく、色気に溢れている
何も考えずに観る映画
とにかくアクションが多彩でリアルで見ていて気持ちがいい。
テンポもいいし、みんなすごい演技力なんだと思う。
ただ、ストーリーはやや粗削り。
しかし、この映画においてはそんなのは関係なくて、
ただただ登場人物の漢のかっこいい生き様、通さなければいけない信念に共感しながら観る映画だった。
そして、、ロンギュンフォンがカッコ良すぎる。
あんなカッコいい生き方、憧れる。
気功の敵が出てきてからは、いままでの良さが失速し、一気に冷めてしまった。
それまで丁寧に心理描写や葛藤、友情、絆をリアルに描いていたのにもったいない。
あれに勝つために主人公たちも無敵超人になってしまった。
最後まで高揚したママ走り抜けたかった。
龍兄貴
香港映画が持つ特殊な生命力と混沌した
九龍城砦がアクションと掴み合い大爆発。
骨太男気の香港ノワール。
荒廃した家屋と生活感のセットが素晴らしい。
龍兄貴はイケオジでカッコ良かった。
紫煙の纏う中で『私達をわすれないでくれ』
のシーンは印象的。色々な気持ちが入ってる。
四少がある男をボコボコにして『次は俺も混ぜてくれ』
の伏線回収が最後に。
王九の闘いで竜巻で現れるとは。
一丸となって城砦を守ったんだね。
胸が熱くなった。
また視聴したい映画である。
アクションと九龍城の作り込みだけでも一見の価値あり
とにかくアクションと九龍城のリアリティがすごい!!
こういう映像的な楽しさ満載の作品は、それだけで映画館で観てよかったー!となる。
ただストーリーはあまりに人情で話が進みすぎてあまり好みじゃない。
もう少し人間関係に緊張感がある方が好き。
最後のボスを倒す所は、飲み込んだ剣がお腹から出てきたけど
その前に喉とかがズタズタになるんじゃ…?笑
どれくらい真剣に観て良いのか一瞬迷子になった。
他にもツッコミどころが色々あったけど、それを考える暇がないくらいテンポが良いし、アクション見てるだけでまぁいっかとなるくらいには面白かった!
サモハン!
この邦題は香港カンフー映画のリスペクト
話の筋は親世代からの因縁と終わりゆく九龍城砦、メタ的に一世を風靡した香港映画という時代そのもの終わりなど、熱くも結構重い話が全編に渡って行われてるんだが、アクションシーンが漫画的・・・悪い意味で言ってるんじゃなくて非常にアイデア満載のカンフー映画からの系譜のアクション+ドニー・イェン一派の血筋の谷垣健治アクション監督によるMMA的なアクションが混ざってる事で一作品に複数のアクション映画のアクションが混ざってるような不思議な感覚。その現実離れしてるアクションのおかげで寓話的にも観れるトンデモない作品。
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