「少年ジャンプ ミーツ カンフー映画?」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 レントさんの映画レビュー(感想・評価)
少年ジャンプ ミーツ カンフー映画?
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監督は少年ジャンプの愛読者なのかな。最初は敵同士と思われた人間たちが仲間となり絆をはぐくみ、その友情パワーで最大の敵と力を合わせて戦い勝利するという展開は散々少年ジャンプで繰り広げられてきたような。
本作もそれが物語の基本。それに九龍城砦という舞台を持って来て見事なカンフーアクション映画を作り上げた。
さすがに評判通りアクションは素晴らしかった。物理法則を無視したアクションはマトリックスを彷彿とさせる。また舞台である九龍城砦特有の狭い空間をうまくアクションに生かしていた。
ドラマパートはカンフー映画あるあるで相変わらずの薄味。これで人間ドラマも見事に描けていたら満点に近いだろう。でもカンフー映画に多くを求めてもしょうがない。
とにかくアクションは見ていて楽しかったのでどうせなら上手くないドラマパートはバッサリとカットしてもう少しコンパクトにまとめた方が良かった。中盤はドラマパートが長すぎて少々だれてしまった。でもラストのアクションはさすがに盛り上がったな。
まさかのラスボスがあのヒャッハー野郎で、それも身体を鋼鉄にする崋山鋼鎧呼法の使い手ときたもんだ。正直言ってルックス的には北斗の拳のザコキャラレベル、出来ればもう少し貫禄ある役者さんの方が良かったな。
公開館数少なくて映画館は満席だったので劇場出るのにずいぶん待たされた。
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