FPU 若き勇者たちのレビュー・感想・評価
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劇場で王一博のポストカードを頂戴しました。鐘楚曦のが欲しかったのに…(コラ!!)。
中国からアフリカの紛争解決に派遣された国連所属の警察部隊の活動を描くアクション・ムービー。
架空の紛争国サンタリオン共和国の場面はオール国内ロケ(広西省チワン族自治区)。アフリカ系のキャスト、エキストラも国内で調達って『北京の55日』(1963)みたいだな。
平和維持活動(PKO)の一環で組織される国連の警察は通常UNPOLと表記されるので、FPUはひょっとして造語?人命救助や正当防衛以上の過激なこともやってるし…。
隊長の余衛東と楊震との過去の因縁を描くタイミングがよくないので、伏線というより付け足しぐらいの印象にしかならないが、もっとひどいのがヒロイン丁慧の扱い方。
紅一点にも関わらず、男性隊員との摩擦やお約束のロマンスもなければ、彼女のバックボーンも語られず、まったくの無個性。そもそも男性隊員の中になぜ女性一人だけ加わっているのか説明もないまま殉職されても感情移入しにくい。付け足し以前の、存在がほぼ使い捨て。それにしても一人ぐらい彼女の死を悼んでやれよ。
正直言ってシナリオが全体的に粗雑。
本作に限らずカネを使ったアクションシーンに頼り過ぎてストーリー性が脆弱な映画は欧米のヒット作や人気シリーズでも多く見受けられる最近の趨勢。とはいえ、ゲーム世代の若い人たちならともかく、自分のような旧いタイプの映画ファンには物足りない。先日劇場で観たばかりの『太陽の少年』(1994)や『紅いコーリャン』(1987)のように、映像美で語りかける中国(香港)映画伝統のDNAがこれからも継承されるか、ちょっぴり不安。この映画、『インファナル・アフェア』(2002)のアンドリュー・ラウが製作に関わってる筈なんだけど。
同じく王一博出演の『無名』(2023)を観た時、往年のカンフー映画みたいに最後にメイキングシーンがあるのには面食らったが、本作のエンディングにも。挿入歌に歌詞の字幕が出るのも中国の映画やドラマの鉄板。
TVの『陳情令』で一気にブレイクした王一博は残念ながら、『無名』も本作も似たような性格設定。彼同様TVで活躍したあと、『西湖畔に生きる』(2023)でまったく違う役柄を演じて演技の幅を魅せつけた呉磊のように、今後あらたな王一博の魅力をみせてくれるか、彼の脱皮に期待したい。へび年だけに。
作品のラスト、FPUの活躍で平穏を取り戻した紛争地に千羽鶴が掲げられる。
千羽鶴は本来は日本発祥の文化。製作サイドが認識していたかは分からないが、結果的にアジアで共通する平和の象徴として扱われている。
この作品を観て中国政府のPRとかプロパガンダと感じる人も当然いると思うが、人間同士、相違点だけでなく何かで繋がっていることを実感することも、こんな時代だからこそ大切だと自分は思う。
平和とは武力の均衡によって維持される
中国の警察部隊FPU(Formed Police Unit)は国連から要請を受け、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化するアフリカの国に派遣された。分隊長ユーや狙撃手ヤンらメンバーたちは危険な地域で、命の危険にさらされながらも、証人の保護と、現地の人々を守るために戦い・・・という話。
中国政府による自国と中国警察のPR映画としか思えなかった。
2018年2月に国連の要請に基づきアフリカの架空の国に中国の警察を送り込み、平和維持活動をする、というのはわかるが、だからどうした、という感想。
なので、終始何を見せられてるのかわからなかった。
終盤、台風が近づいてくるシーンがあるが、アフリカで台風とは呼ばないでしょ。せめてサイクロンにしましょ。翻訳者さん。
平和とは、武力の均衡によって維持されるもの、という発言があるが、そう考えるのが世界の常識なんだろうと思った。平和ボケした日本人には衝撃の言葉だろう。
ワン・イーボーは本作でもカッコよかった。
アクションは最高!
大好きなワン・イーボーの映画!でしたが内容がイマイチ過ぎて、、、アクションは最高で、臨場感ばっちりですし、中国人以外の役者3の演技もちゃんとしていました。無名ではどうみても日本人じゃない役者さんや日本人の役者さんの素人演技にリズムが乱されて残念でしたが今回は大丈夫でした(笑)
アクションは流石中国と言わざるを得ない程素晴らしい!冒頭から目が釘付けになりました!
イマイチなのが内容、、、要所要所に色々散りばめられているのですがあんまり美しくなくてわざとらしすぎる為に安っぽくみえてしまうのが本当に残念でした。ワン・イーボーが捕まって隊長1人だけで助けに乗り込む所で2人だけにしかわからない合図があったのはインファナル・アフェアを彷彿とさせて良きでしたが、他らあんまり効果的ではなかったと感じてしまいました。
熱烈が最高だっただけにちょっと残念、、、個人的にはワン・イーボーよりホアン・ジンユーの役柄が目立ってて観た甲斐がありましたっ。
ワン・イーボーの映画、また劇場で観られますよーに。
「熱烈同様好き」
プロパガンダ作品ですよね。
反政府組織が行ったとある部族の虐殺を巡り、紛争が激化するアフリカの国へ派遣された、中国の警察隊「FPU」の話。
ファブール族を虐殺を主導した男の裁判に際し、ファブール族の生き残りの証人を保護するFPU他警察隊と、口封じをしようとする反政府組織が対峙するストーリー。
なかなか惨忍な殺され方をしている遺体の描写はお見事だし、個人のスキルは高いけれどチームワークはポンコツなFPUで、堅苦しくならない程度のノリを醸しつつ始まって行くけれど、このアフリカのお国柄事情とかは結構解り難い。
そしてなにより、悪役は「いかにも」な、子供向けヒーロー番組なみせ方するし、感動させたい演出はみえみえだしで安っぽいこと(*_*)
狙撃で風を読むのは基本中の基本だし、
軍隊ではないけれど、それに近しい組織が、そんな判断で動きますかね…。
内容自体は面白かったけれど、世界最大政党の思惑的なものがモロにみえてしまって安っぽいそんな作品だった。
アクションの技術は高い
もったいない。
何が。
シナリオだ。
シナリオの何が。
ドラマ部分の過剰な詰め込みの整理が必要だ。
物語の中で描かれる要素が多岐にわたるため、
取捨選択をもう少し意識して整理できれば、
全体のテンポや見やすさが大きく改善されたのではないか。
特に、キャラクターの内面や状況を描くシーンが重なり合い、
物語がやや煩雑に感じられる瞬間が多かったのが残念だ。
一方で、アクションシーンの技術は高い、
火力の使い方や現場での生の爆破とVFXの絶妙なバランスは、
エンターテインメントとして十分に魅力的で、
観客を引き込む力を持っている。
それだけにドラマ部分が過剰になっている点が、
もったいなく感じられる。
「平和維持軍が現地に派遣され、想定外の経験をする」
という枠組み自体は、
過去にも多くの作品で取り上げられてきた題材であり、
その中で描かれる「軍人としての規律」「組織としての正義」「人としての葛藤」などは、普遍的なテーマで共感を呼びやすい。
しかし、本作はそのすべてを同時に扱おうとした結果、
どれも中途半端に感じられる場面が散見される。
個人の葛藤を深掘りするのであれば、
現地の背景や国情をもう少しシンプルに薄く描く方がよかったかもしれない、
また、逆にその国情や社会的背景を深く掘り下げるのであれば、
個人の内面やドラマにフォーカスする部分を削減するべきだろう、
例えば、
ユーとヤンの個人的なドラマに焦点を当てるのであれば、
証人警護の一連のエピソードを削除して、
より深く彼らの関係性や葛藤を描くことに集中した方が良かっただろう、
逆に、
証人警護という重要な任務を扱うのであれば、
ティンと子どもたちとの関わりの描写を省略しても、
物語は十分に成立したのではないか、
このようなシンプル化の手法は、
より一層ストーリーを引き締め、
観客にとっても視覚的・感情的にアクセスしやすくなるはずだ。
もちろん、
これらの点はシナリオ制作時、撮影、編集の現場において、
十分にシミュレーションされていることだろう、
それでも、「全部乗せ」を選択したということは、
テンポや物語の整合性よりも、
こうした多様な要素を詰め込んだ作品の方が、
観客に受け入れられるという判断があったのかもしれない、
多くの要素を詰め込むことで、
広範囲な層にアピールしようとした意図が見え隠れする、
その分、作品の精緻さや深さが犠牲になっている部分も否めない。
火器を使ったアクションが秀逸
中国警察から国連に派遣された、特殊部隊の活躍を描く。
アメリカで言えばSWAT、日本なら特殊急襲部隊と機動隊を足したような連中っすね。
軍ではなく、警察であるところがポイントで、(政治的に趨勢の決まった国に行って)旧勢力派の反政府組織を非武装化させたり、奴らのしでかす犯罪を取締ったり、要人警護したり。
派遣先は架空の国っぽいし、中国映画特有の「自国精鋭たちをプロパガンダ的に美化し過ぎ」な部分は目立ちましたが……
とにかく火器を使ったアクションが素晴らしい。
被弾で命を落とすところを含めて、リアリティを追求していて(欠損、損壊しないからリアルではないが)、見応えがある。
ラスト台風下のロケットランチャー戦は、ちょっとゲームっぽかったのだけが惜しい。
お前らが言うな、という突っ込みを我慢できる人には面白い映画
アクションが爽快
お金と火力
偉大な中国、万歳(ワンスェイ) という映画でした。
【”正義に国境なし!”今作は、”キャー、ワン・イーボー素敵‼”映画かと思いきや、機銃掃射、ロケットランチャー飛び交う物凄い戦闘シーンテンコ盛り映画だったよ。ビックリ!】
<Caution!内容に少し触れています。>
ー 今や、中国映画界の若き大スターになった”おうかずひろ”じゃなかったワン・イーボーがマタマタ格好良く登場するのかなあ、などと想像しながら映画館へ。
それが、貴方!ワン・イーボーは格好良いのだが、”中国には消防法はないんですか!”(多分、VFX)と思う位、中国国連平和維持隊がアフリカと思しき国の転覆を謀る虐殺者アミールに操られた暴徒たちに、機銃掃射、ロケットランチャーをぶっ放されてもう、タイヘン!映画でありました。
ストーリー展開は、囚われたアミールの虐殺を証言するファブール族の族長夫婦を、アミールを有罪にするために、中国国連平和維持隊が裁判所に送り届けるというヒジョーにシンプルなモノであるが、装甲車で戦地を進む彼らに降り注ぐ困難の数々にハラハラドキドキである。
美しい通訳の女性ディン(チョン・ユーシー:大きくなったね!)は、族長夫婦の娘を助けるためにやられちゃうし、人質に取り付けられた時限爆弾解除シーンや、ワン・イーボー演じるヤンと、敵方のスナイパーとの対決シーンとか、凄かったです。
銃弾も、インド映画”RRR"の如くスローモーションで次々に飛んでくるしね!ー
<今作は、ハッキリ言ってストーリー展開は粗い。粗いったら粗いのである。けれども、ワン・イーボーを始めとした中国国連平和維持隊のメンバーがナカナカ良くって、”中国は国際平和のために頑張ってます!”というアピールも、温かい目で観たい作品である。>
■最近では、一番長く感じたエンドロールにも、吃驚でした。
FPU 若き勇者たち PKOとFPUとどう違うのか?
FPU、あれは武力行使だなぁ
自衛隊には出来ない。
中国警察隊は、皆んな刈り上げ頭が綺麗だった。
PKOのいい勉強になりました。
(^_^)
FPU 若き勇者たち
国連平和維持警察隊(UNPOL)は、国連平和維持活動(PKO)において治安維持や文民保護に貢献する警察隊です。
国連警察は主に国連加盟国から提供された警察官で構成されており、現場のニーズに合わせて、3つの種別に分かれて様々な任務を実施しています。ここでは各種別とその役割、任務、特徴等について紹介します。
(1)組織警察隊 (Formed Police Unit: FPU)
昨今の国連平和活動では、多くの警察要員がFPUの一員として活動しています。
1部隊約140名の警察要員から構成され、公共秩序の維持、国連職員及び国連関連施設の保護、その他警察能力を必要とする事案への対応を行います。
FPUの警察要員は、これらの任務に必要とされる催涙ガス弾や自動小銃を携行しています。
国内の治安維持支援が主要任務ですので、原則軍事能力を必要とするオペレーションには参加しませんが、危険度の高い地域で文民保護任務を実施することもあります。
FPUは1999年に初めてコソボと東ティモールに派遣され、暫定的な法執行や公共秩序に対する脅威への対処を担いました。
FPU 若き勇者たち
我が国は、国際平和のために、より積極的な役割を果たしていくことが必要と考え、1992年6月、国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(国際平和協力法、PKO法)を制定し、国連を中心とした国際平和のための努力に対して、本格的な人的・物的協力を行ってきた。
この法律は、我が国の国際平和協力として「国際連合平和維持活動」への協力、「国際連携平和安全活動」への協力、「人道的な国際救援活動」への協力及び「国際的な選挙監視活動」への協力の四つの柱を定めている。また、これらの活動への協力として、要員・部隊の派遣による人的協力のほか、物品の譲渡が行えるよう「物資協力」の制度も定めている。
(^ν^)
FPU 若き勇者たち
国連平和維持活動のために組織された中国の警察部隊「FPU(Formed Police Unit)」の死闘を描き、中国で大ヒットを記録したアクション映画。
中国の組織警察隊FPUは国連から要請を受け、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化するアフリカへ派遣される。
チームワークを重視する分隊長ユーや正義感が強い狙撃手ヤンら精鋭メンバーたちは最も危険な地域に足を踏み入れ、逃げ場をなくした人々の安全確保に尽力する。
大量虐殺やテロ攻撃、暗殺、暴動、人質事件などさまざまな困難に立ち向かい、何度も命の危険にさらされながらも、現地の人々の平和を取り戻すため、そして隊員全員が無事に帰国するために戦い続ける。
そんな彼らの前に、思わぬ運命が待ち受けていた。
テレビドラマ「陳情令」でブレイクし、映画「無名」「熱烈」などで活躍する俳優ワン・イーボーが狙撃手ヤン、
「オペレーション:レッド・シー」のホアン・ジンユーが分隊長ユーをそれぞれ熱演。
「インファナル・アフェア」シリーズの監督アンドリュー・ラウが製作総指揮に名を連ね、武術監督出身のリー・タッチウが監督を務めた。
FPU 若き勇者たち
維和防暴隊 Formed Police Unit
2024/中国
命に貴賤なし!正義に国境なし!
予備情報なしで、今週公開の新作というだけの理由で鑑賞してきました。劇場内のポスターから韓国映画かと思っていたのですが、中国映画でした。そうと知っていたら観なかったかもしれませんが、予想外におもしろかったので結果オーライです。
ストーリーは、国連からの要請でアフリカに派遣された、中国の組織警察隊FPUが、平和維持のために命懸けで任務を全うするも、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化する現地ではなかなか受け入れられずにいる中、拘束した反政府組織のリーダーの行なった虐殺を法廷で証言しようとする村長と女性の護送の命を受け、それを妨害しようとする反政府組織との激闘が繰り広げられるというもの。
主役は中国警察ですが、どこの国の組織であっても国連の平和維持活動として参加している部隊は、こんな危険な任務をこなしているのかと思うと本当に頭が下がります。厳しい訓練を乗り越えて鍛え抜かれた精鋭たちが、平和という大義のために、家族を国に残して、何の関わりもない国のために、顔も名前も知らない人々のために、己の命を賭して任務を遂行する姿が胸を打ちます。
それなのに、現地では歓迎されず、守るべき相手から拒絶され、敵意を向けられ、あまつさえ攻撃までされます。それでも武力で反撃することなく、与えられた任務を粛々とこなすことを求められ、それを忠実に実行していきます。そんな姿だけでも熱いのに、ここに父の無念を晴らすという信念のもと無鉄砲な行動に走る警察官・楊震の成長、さらには隊長との確執と和解を織り交ぜ、ドラマ性も高めている点は見逃せません。
アクションも激しく、市街地での銃撃戦やカーチェイスなどの見どころが多く、その中で厳しい規律を徹底していく過程やそれによって培われたチームワークを感じさせる演出も好感がもて、見応えがあります。ニュースでよく見かける装甲車も、単なる頑丈な車というだけでなく、ハイテク装備を満載していることが知れたのも興味深いです。
エンドロールは、スタッフ名が流れる横で、撮影風景や未使用シーンと思われる映像を取り入れており、ここでも楽しませてもらいました。しかし、それは途中でなくなり、あとはかなりゆっくりめなスタッフロールだけで、しかもかなり長かったのはちょっと残念です。
いやはや、鑑賞後は中国へのマイナスイメージが払拭されそうで、これはプロパガンダとしては本当によくできています。自分のような単純な人間は、すぐに感化されてしまいそうです。とはいえ、中国が周辺国への進出や軍事的圧力を強め、国際摩擦を引き起こしている現状を踏まえると、本作を素直に受け入れられなくなります。劇中、隊員が「命に貴賤なし。正義に国境なし。」と発するのですが、現実の中国も、本作で描かれるFPUのような存在であってほしいと切に願います。
キャストは、ホアン・ジンユー、ワン・イーボー、チョン・チューシー、オウ・ハオら。中国俳優に疎く、誰一人知らず、しかも顔の区別がつかなかったので、序盤は没入しづらかったです。
いやどの国がゆうてんねん
2025年劇場鑑賞7本目。
エンドロール後映像無し。中国とインド映画の配給や制作会社が多くてそのロゴを出すだけで本編が始まるまで5分くらいかかることもあるのですが、エンドロールにその会社の全員の名前を入れるもんだから、普通音楽まで来たらドルビーマークが出て監督の名前が出てすぐ終わるのに、音楽のあとのロゴプラススタッフロールがまぁ長いこと。エンドロール後の映像待ちでトイレを我慢してた身としては地獄のような時間でした。しかも半分意味ない空きスペースあるし。もっとつめい!
国連の要請で紛争地域に派遣される中国の警察の話で、テロリストに虐殺されている少数民族を助けるために命がけで戦います。子供も犠牲になって憤る彼らですが、中国自体がウイグル族の女性に強制不妊手術を受けさせてそもそも子供を産ませず絶滅させようとしている恐ろしい事をしたり、寺院を破壊したり非道な行いを行っており、他国よりまず自分の国をなんとかしろと冷めた目で観てました。
国威発揚の表れがかなり強い映画ではあるものの。
今年9本目(合計1,551本目/今月(2025年1月度)9本目)。
久しぶりにどっぷり中国映画を見た気がします。
映画といっても国によってだいたいお決まりがあって、例えばフランス映画なら例の謎の旋律とともに出てくるCANAL+があったりしますが、中国映画は何と言っても妙なまでに長い最初のオープニングロール(中国映画は最初に登場人物の役などがずらずらっと出ることが多い)があったり、中国という場所柄、例の検閲済みとかというのも当然出ます。
そして映画としてもPG12だったと思いますが、かなりあっちこっちCGで合成したのかなぁ…というところが多々あります。まぁそれそのものを見せられたらPG12じゃすまないと思いますが…。かつ、国威発揚のあらわれなのか、とにかく中国を美化するような描写が多々出てくるので、そこの好き嫌いがあるかなといったところです。
ストーリーとしてはわかりやすいので、混乱を招くような展開にはなっていない点はまぁ良かったかなといったところです。どうしてもこの手のアクションといえばアメリカ映画、ついでやはり本場というべきか韓国映画が大半となりますが、中国映画のそれも良いなといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/字幕のないところがある)
まぁ、大半は中国語の看板などなので、多少抜けている部分があっても漢字文化圏である日本ではある程度の類推は可能なので何とかなりますが、漏れがないようにはしてほしかったです(日本だと許容されるでしょうが、漢字文化圏でない国(つまり、日本、韓国、中国、台湾、香港ほかのいくつかの国以外全部、ということ)ではかなりここで減点がきそうな気がします(海外でどういう字幕が付くかは知りませんが)。
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