「監督はこのシーンを撮りたくて映画を作ったんだな」ネムルバカ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
監督はこのシーンを撮りたくて映画を作ったんだな
バンド活動に打ち込むものの中々目が出ない先輩、特に遣りたい事もなく毎日をウダウダ過ごす後輩。共同生活を送る二人の若い女子大生の物語です。どの様に日々を送っていようとも、何かを決断しなくてはならない時は遣って来ます。
「あ、監督はこのシーンを撮りたくて映画を作ったんだな」と観る者の胸に直接伝わる瞬間は、映画的に最高の愉悦の時です。そして、本作にはその瞬間が確かにありました。突っ込みたい所は色々あったけど、これを見せて貰ったら十分だ、ありがとう、と気持ちよく席を立つことが出来ました。
「やりたい事がある人と無い人の間には、何かやりたいけど何をしてよいか分からないカテゴリーがあり、8割の人はその中に入る」は、若さのモヤモヤを表す至言だな。
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