「駄サイクルの終わりに」ネムルバカ むさんの映画レビュー(感想・評価)
駄サイクルの終わりに
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女子寮の同じ部屋に住む、先輩・鯨井ルカと後輩・入巣柚実の青春物語、とても堪能しました。
バンド活動に真剣に取り組むルカを見て、自分には何もないと悩む入巣の姿が印象的でしたし、一方で、そんな入巣からの尊敬を受けつつも「駄サイクル」に陥っていることを自覚しているルカにも共感しました。
そのうえで、「駄サイクル」から抜け出すためにメジャーデビューの話を受けた展開には驚かされました(てっきり断ると思っていました)。
そして迎えた最後のライブ。ライブ中の入巣がまったく楽しんでいないことに気づいた瞬間、「僕が食べるまんじゅうに毒が入っている」(=このメジャーデビューは失敗である)ことをルカが悟り、先輩は失踪したのかも……と、そんな勝手な解釈をしながら、少し泣いて観ていました。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの監督さんの作品ということで観てみましたが、見事な実写化でした。皆さんもぜひご覧ください。
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