「面白かった」ネムルバカ 赤の他人さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった
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根底にずっとギャグの香りが漂ってたから楽しく観れた。
声を出して笑ったシーンもいくつもあった。
原作はかなり昔に読んだので、その時の記憶はおぼろげだけども
今を生きる若者の話やし、現時点での社会の有り様(SNS文化だったり推し活みたいな事)に更新している脚本に好感を持った。
色んな対比的な画で訴えてくる演出も良かった。
爪とマニキュア、カレーとステーキ、CMとくだらない動画、バンドとライブ、過去と現在……
バンド仲間のマイムと「ネムルバカ」の音が重なる瞬間にはグッときた。
スカウトとの会食から返ってきて、入巣が先輩に抱きつかれた時に「痛いですよ」って言うのは相当に百合百合してるなぁと思う
平さんはちょっと甘めな滑舌だが魅力的な声だったので、歌唱先行のキャスティングなのかと思ったけども、終演後に調べたら普通に女優さんだった。
ミュージカルにも出演された事がある様なので、その辺りの実績が買われたんだろうか。
A。または人間、はアイドル的な売り方なのか? これまでどんなライブパフォーマンスしてたんだろうか?
ギターを弾き出した時に、客がザワついていなかったからギターは弾ける or ギターの曲はある。という認識なのか?
それだと、曲中に観客が乗らずに腕組みしてたり呆然としてる感じな事に違和感があったんだよなぁ
客はザワつくがバンド仲間と入巣はハッキリと気付く。もしくは、アイドルファン的に全肯定してる客と、その真意に気付いて震えるバンド仲間と入巣。みたいな構図でも良かったんじゃないかとは思う。
お芝居と言うよりは、顔面で勝負してる画が多い印象ではあった。
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