劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全337件中、61~80件目を表示

3.5ある高齢者の心情を見事に描いた秀作

2025年2月12日
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komagire23

4.0生と死を行きつ戻りつ

2025年2月11日
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知的

難しい

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M.N

3.5一人暮らし男の淡々とした日常

2025年2月11日
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北枕寝二

4.0モノクロ長塚京三祭りを堪能

2025年2月11日
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テアトル新宿では直前にも瀧内公美祭りみたいな(奥山和由監督作品!)予告編があり、本作も出た瞬間にモノクロの画面にエロスが漂う素晴らしさ。

の前に、長塚京三祭り。
長塚京三が料理する。長塚京三が食べる。長塚京三がデンタルフロスやる。長塚京三が風呂に入る。長塚京三が妄想する。。ほぼそのような映画なので長塚京三を選んだことで正解というか、乾杯!って感じ。体臭も気にする終活する元仏文教授の妄想がエレガントに描かれる。モノクロ画面にフードスタイリスト飯島奈美のフードもモノクロ。丹精に丹精に生きているのでその綻びというか、亀裂からのノイズ、カオス、が楽しい。そう長くない、長くないこの先の、最後の敵の襲来の銃の火花が花火に見えて夢の渦のようでよかった。愛すべき家にはこちら側とあちら側があって、人生の終盤に祭りのようにあちら側に滑り込んでいくのも悪くないな、と思った。

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ONI

4.5敵は来る

2025年2月11日
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誰にでも敵は来る。いつかみんなこんな道を歩いていくのだろうか?その時自分はどう受け止めるのだろうか?ひるがえって生きるとは?と投げかけられた映画でした。食事シーンがとても美味しそうでした。

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まさ

4.0銀幕があう映画

2025年2月11日
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いまさら白黒?と思ったが、意外にいい刺激になった。色がない分、頭の中で着色している自分に気付いた(特に料理のシーン)
高齢者の日常が淡々と流れるが、不思議と飽きない。一人暮らしだが、人望からか、人が集まってくる。

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かぜ

4.0敵 筒井康隆

2025年2月11日
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大分前に原作を読んだ。食事のシーンが多く、人間が生きていくことは食べることだと感じた。ただ、原作の記憶では食べる物のこだわりがあったと思う。夢と現実の境が無くなる辺りは良く出来ていたと思う。

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タクチャン

3.5「敵」とは

2025年2月11日
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定年退職した元大学教授の日常を追った物語りをモノクロ映像で綴る。渡辺儀助は妻に先立たれ既に20年近く経っている77歳の男。彼は日々自分で料理をし丁寧に生きている、いや生きようともがいているが正しい解釈か。彼の生活は預貯金との睨めっこな毎日だ。
モノクロ映像は不思議と観やすいと言うより映像演出の妙だ。

そんな彼も男だ。教え子に欲情もするし、あるバーのオーナーの親戚と言う若い子に騙されかなりのお金を失う。そして騙された事がきっかけとなり彼の歯車が大きく狂って行く。しかし予兆はそれ以前からあったのだが…。そうすると食生活も乱れ生きる気力も失い自死迄図ろうとする。

彼の頭の中の妄想は次第に酷くなって行く。その妄想の中でも儀助は自分の妄想の中だと言う事を理解している。そうしてその「敵(妄想→ボケ⁇)」はやがて儀助自身を飲み込んでいく。「敵」はまさしく彼の"老い"そのものだ。
が、彼は誰彼に迷惑をかける事無く最後は逝く事が出来た。。 全ては自己完結したのである 納得のいく遺書まで残し…

【追記】
主演の長塚京三氏をはじめ俳優陣は全てエロティシズムの象徴と成っている。特に主演の長塚氏は高齢ではあるが演じている知識人特有のインテリの醸しだすエロティシズムを発散させている。また主人公に関わる3人の女性はそれぞれに魅力がありそれぞれがエロティシズムを放っていた。

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えーじ

3.0最初は長塚京三に惹かれて

2025年2月11日
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かげろう

4.5また数年後観て、自分の人生振り返りたい。

2025年2月11日
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悲しい

興奮

人は死期せまるとき、脳の片隅にあった欲望や理想や後悔が呼び起こされるのかな。と思った。
やすらげるパートナーを欲し、いっしょに美味しいものを食べたい。なにかと戦ってるときに、生きてることを感じられる。
観る年齢によって受け取り方が変わるような気がしますので、また数年後観たいなと思いました。
メール文が細部までよく読めなかったので、少し前のほうの席がおすすめです!

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キャンティレバー

3.5ひとは記憶の生き物。

2025年2月10日
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人のみならず、枯井戸や鍋、服、土地・・・
など、あらゆるものに記憶は宿る。その記憶により悦に入ることもあれば、記憶により苦しめられることもある。記憶に浸り、記憶の中を泳いだ後、記憶に溺死する。

清貧な晩節を過ごす、フランス語の会話に自信のないフランス文学とくに舞台の大家。
遺言状の件から、生活のリズムは崩れ記憶が暴走し自らを失いはじめる。
最近流行りのサスペンスホラー的な仕上がりはコントラストの強いモノクロと相まって、ヒッチコック的な懐かしさも感じられた。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

5.077歳で仕事があるのが凄い

2025年2月10日
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怖い

知的

難しい

私も72歳の名誉教授だが、70歳で全ての仕事はボツ。
誰からも相手にされない日常はキツイ
幸い20歳から続けてきた趣味でオーディオ工房をひらき、インターネットで日本中の音楽好きと繋がって精神崩壊を免れている
俗っぽ過ぎるが、朝起きて自分の裁量で、やることが満載の生活を維持するには心底打ち込める趣味を継続して持つことであることを再認識した
自分の裁量で、というのが最重要だ
人に使われたり、仕事を貰う人生はいつかこの映画の主人公の様に、最強の敵が現れ精神崩壊するんですな!
老人には最高に役にたつ良い映画でした

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HAL1953

4.0A280 「私でしてたんでしょ?」ってキツイわ。

2025年2月10日
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2025年公開
ワタシもやってます。
あ-計算ですよ。
今の収入で社会保障で赤字になって
貯金切り崩して
年金もらっても生活できるだけで
やっぱり社会保障で赤字になって
こんだけ切り詰めんとあかんわ、と。
前半は身に沁みました。
それでも日々の生活はキチンとこなす。
ところがご贔屓瀧内公美ちゃん落ち着いた風情で
元仏文学教授を混乱させる。
さらに河合優実の登場でだんだんと正常が
維持できなくなる。
後半は完全にコント。
せっかく老後のマニュアル、と覚悟していたのに
こんなに混乱する生活が待っているのか!
女の子との妄想もわかるよなー。
自分は役にたたんのにね。
にしても編集担当の「フランス書院」はワロタ。
けど知ってるやつおるんか?
80点
鑑賞 2025年2月9日 アップリング京都1
配給 ハピネットファントム

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NWFchamp1973

3.0苦手

2025年2月10日
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夢か現実かはっきりしない映画は苦手。原作、未読だけど、主人公はレビー小体型認知症なのだと思う。料理は美味しそうだった。

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hanataro2

4.5正体不明のエネルギー

2025年2月9日
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笑える

怖い

興奮

当たり前だけど、自分の暮らしは自分で決める
何十年も生きてきて、自分のやり方や心地良さはわかりきってる
なのに、自分にもわからない自分がいる
なんだか不安なんだけど、力が漲ってくる

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アメリカの友人

4.0長塚京三の代表作になった

Kさん
2025年2月9日
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悲しい

怖い

難しい

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K

4.5本当の「敵」

2025年2月9日
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私事ですが、ある日突然、「敵について」というメールが届きました。差出人は職場の違う部署の人で、よく知っている人ですが、滅多に会うこともないので、何かあったのだろうかとドキドキしました(その時点では映画「敵」のことを知りませんでした…汗;)。恐る恐るメールを開けてみると、今作のことが書かれていて、「なんだ、映画の話か…」と安堵しましたが、この映画がすばらしいのでぜひ観て欲しいという内容でした(笑)。前振りが長くなりましたが、それくらい「敵」という言葉には、人間をドキッとさせる力があるんだなと改めて感じつつ観賞しました。前半は、妻に先立たれた77歳の老人の日常が丹念に描かれていて、とりわけ食事のシーンが執拗なまでに丁寧に描写されています。何でもない老人の食事シーンなのにわりと魅入ってしまうのは、モノクロの映像美と研ぎ澄まされた音、それと儀助役の長塚京三の何ともいえぬ佇まい(色気というのでしょうか、入浴シーンもあった!)のせいかなと思いました。遺言を書いたり、貯金残高を計算しながら、いずれは訪れる死への準備も着々と済まして、用意周到で抜け目のない落ち着きある紳士の日常が丹念に描かれていきます。そして、「敵」が現れるわけですが、面白かったですね。儀助の前に表出する敵はメタファーになっているだけで、「本当の敵」は明示しないところがとても興味深く、今作の見所だと思いました。3人の女性、瀧内公美、黒沢あすか、河合優美が扮する女性陣がそれぞれ魅惑的で、儀助の心の隙間にぐいぐい入ってくる、高尚な仏文学の元教授というステイタスが次第に剥がれおち、現実と妄想が混濁しながら儀助を追い詰めていく描写が凄まじい破壊力でした。静と動、外面と内面とのコントラストが白と黒だけのモノクロ映像と見事にシンクロしていたように感じました。メールを送ってくれた人には、大好きな中国映画、チアン・ウェン監督の「鬼が来た!」(00)を思い出しましたと返事をしました。

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赤ヒゲ

3.5全編モノクロームの夢物語。

2025年2月9日
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元フランス文学教授の儀助、77歳。広い日本家屋で家事をこなし、細々とコラムの仕事をしながら自ら定めたXデイに向かって一人静かな生活を送っている。

自分を慕ってくれる元教え子、フランス文学を学ぶ若き苦学生、そして亡き妻。パソコンに突如表れた「敵」の襲来を告げる謎のメッセージ。夢と妄想と現実がこんがらがって儀助の精神が混乱してゆく。長塚京三の魅力たっぷり。声が渋くて色っぽい。そして3人の女性のキャスティングが絶妙。

これ結局「敵」ってなんぞや?って話になるんだろうけど「死」そのものなのか、自分自身のことなのか、もっと複雑で精神的なものなのか、哲学か価値観か、特に終盤の流れは私には難しかった。全編モノクロってどうかなと思ってたけど、この曖昧で現実離れした世界観によく合っていた。

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はるたろう

4.0恋は遠い日の花火にしておけ

2025年2月8日
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怖い

興奮

映画の序盤は、何年も前に大学教授の職を退職し、妻にも先立たれ、庭付きの日本家屋に一人で住む渡辺先生の日常が細やかに描かれる。PERFECT DAYSの役所広司を思い起こさせる。

渡辺先生は基本朝昼晩自炊だけど、作る手料理は白黒でも美味しそうで、フードスタイリストの飯島奈美の安定した仕事っぷりが感じられるし、それをまた長塚京三が淡々ときれいな所作で美味しそうに食べるのがいい。ダブル松尾もいい味出している。

ところが、そんな丁寧な生活が、夢とも妄想ともつかないものに徐々に浸食されていく。加齢で衰えゆく脳が見せる悪夢なのか。渡辺先生のように丁寧でもないし裕福でもないけど、自分の老後もこんなふうになっていくのかと思うと恐怖を感じた。10年若かったらこの「敵」の怖さは理解できなかった、かもしれない。

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jfs2019

4.5夢と現実が激しく混線する、しかしそれこそが極めてリアリティ

2025年2月8日
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モトコ