敵のレビュー・感想・評価
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「PERFECT DAYS」と表裏一体
「PERFECT DAYS」がしっくりこなかった人が見る映画なのかも。
だが、どちらも一面だけのズルい映画に思えてならない。
「PERFECT DAYS」の役所広司は最後にダイナマイトでも持って国会議事堂に突っ込んでいけばと思うし、今作の長塚幸三は最後はいつも通りに朝食を食べて終わって欲しかったと思う。
筒井康隆を映画にする難しさ、夢映画の難しさを痛感する!
よしだメンタルクリニック
ホラー?
一昔前のアートシアター系っぽい映画。つまり、芸術性が高いのか、製作者の自己満足なのか、いずれにしても難解で私のような凡人には理解不能!最後の双眼鏡を覗いたあとのシーンも意味不明!
それはともかく、映画の中の河合優実に頼まれたら私も騙されてかもしれません。
朝から米を研ぎ、鮭を網で焼く…というような老インテリの絵に描いたよ...
長塚京三さんだからこそ。
一歩間違えたらイライラする主人公像が、
表面が知的、紳士的でありながらみっともない、俗的、けどどこか人間味があり憎めない魅力的な
キャラクターになっている。
長塚京三さんの演技が変わらず素晴らしく魅力的で
感動してしまった。
あれだけ、みっともない姿はみせたけど
そんな中で後半の夢のような世界で亡くなった奥さんを追って『行こうよ!フランス』と、叶えられなかったことを叫ぶシーンは胸に来た。
どんなに若い女性に夢想しても奥さんが
忘れられないしコートを抱きしめてるシーンも
なんともせつない気持ちになった、
更に主人公の一番最後の台詞もよかった。
あの一言は涙がでそうになるね、自分も死ぬ時は
意識が遠のく中で『皆に会いたいな』と
親しい人を思い呟くんだろうか。と
しかしながら後半は筒井先生ワールド全開なので
好き嫌いわかれる表現は満載。
私は好きですが、あの世界観は教授の自己嫌悪や後悔が見せた夢、精神世界だったのかな。
まだ、教授の魂は生前の後悔と思い出の中で終わらない時間を過ごしているんだろうか。
良い映画体験でした。
結末は???だが、確実に面白かった!
興味を惹かれるストーリーで「この後どうなるんだ?」という展開が終始続きました。
ラストは視聴者に委ねれた形だと思いますが、映画としては面白かった。
元大学教授で慕ってくれる元教え子もいて、雑誌の連載があったり、手の込んだ料理を作ったりで毎日がそれなりに充実している。
いわゆる勝ち組の知的階級の年金生活者ですが、やはり高齢者の一人暮らしは孤独なんですね。
目を引く場面ではカラーになったり、人物の何気ない登場シーンがハッと驚くような撮り方をされていたり、モノクロ映画の良さを活かした演出が斬新でした。
ホラーかと言われればそうでもない気がしました。
確かに「敵」が日常の中でだんだんと近づいてくる描写があって、怖さを感じる場面もありますが、過去の思い出や妄想の中の人物のぶっちゃけた発言がコミカルで、見ててクスリと笑える場面も多かったです。
だんだんと近づいてくる「死」が敵そのものだったようにも思えますね。
鑑賞動機:筒井康隆9割、長塚京三1割
原作は未読だけどあらすじは把握。筒井さんなので、夢/妄想か擬似イベント物…は今更ないか。実はメタフィクションなら映画化難しいのわかるけど。加えて吉田大八監督なら何をやってくるか?
結構手をかけた自炊で、ちょっと美味しそう。
ずっとモノクロでほぼ固定カメラを切り替える映像。一人暮らしの高齢男性にしては、充実した生活をされている方でしょうか。
徐々に夢/妄想の比率が増えていき、いつしか現実にまで侵食…かどうかは判然としないけど。願望充足ともちょっと違う。そして敵。何となくアレかなというのはあるが…。むしろエンディングに困惑。
たまたまつけたテレビで「100分de 名著 筒井康隆」に遭遇。短時間ではあるが吉田監督のインタビューもあって満足。星増やそ。
老い
おっとりした時間が徐々にすり減っていく。
元フランス文学の教授の渡辺儀助は自分の貯金残高に残りの時間を合わせながら悠々とした時間を過ごしていた。同時に彼の崩壊もゆっくりと忍びこんでいく。
細部まで気を配られた日常が、儀助が孤立していくごとに噛み合わなくなっていく。連載の打ち切り、友人の死、女、老化、敵。
アケルマン的な淡々とした時間がだんだんとリヴェットの世界のように壊れていくサスペンスはたまらない。
白と黒だけの色彩設計はよく練られている。敵は黒だ。それに注目して見ても面白い。単純に映像だけを味わおうとしても、コントラストがはっきりしつつ、グラデーションもきめ細かいモノクロ映像は興奮させられる。
食事と排泄、睡眠、セックス。人間の罰が作品全体にきちんと並べられていて、生のあり様が老いを際立たせている。儀助の欺瞞と虚飾に満ちた死生観がハリボテであることが暴露される。
コルドリエ博士にも似た儀助の妖しい妄想の旅は映画としてこの上ない。
満点。
ホラー映画かな
静か過ぎる恐ろしき日常
不安と晩年
下心な出費も計算済?
残りの人生と貯金残高を計算しバランスを考え生活する渡辺儀助の話。
妻に先立たれ祖父の代から続く家に独り住む儀助だったが、ある日PCにメールが届き開いてみると「敵がやってくる」というメッセージが届き…。
原作未読、モノクロ映像の中で進むストーリーで見せるけど、ただただ印象的に残ってるのは基本主食は麺類と焼鮭を焼いてるシーンが美味そう!と鷹司演じた瀧内公美がセクシー&セクシーって感じで!
独り孤独に住みながらも日々の生活の不安や下心、生前妻とは出来なかったことの後悔がちょっと分かりにくい世界観ではあったけれど、夢として見せていたって感じなのでしょうかね!?
とりあえず終盤の鍋の件、図々しい編集者に笑えた!「敵」って結局、“不安”に追いつめられるとかの意味?よく解らなかった。
原作世界の現代的再現を楽しむ
1998年に上梓された筒井康隆原作の同名小説の映画化作品でした。1993年に断筆宣言をし、1996年に断筆解除した筒井が、解除後初めて発表した長編小説でしたが、当時は老人が主人公の地味な作品という印象で、従来の派手な作品を心待ちにしていた筒井ファンとしては、何となくガッカリした記憶がありました。
あれから四半世紀余りが経過し、今回映画化されるにあたって改めて原作を見直してみると、自分が主人公・渡辺儀助の年齢に近づいてきたこともあるのか、かなり違った印象を持ちました。特に前半部に書かれた一人暮らしの老人の生活にまつわる微に入り細を穿った表現は、リアリティがあり過ぎて文面から匂いが感じられるほどでした。また、自分にも迫った「老い」というものを、どう捉えるべきなのかも突き付けられた感があり、私自身も”終活”をせねばと思ったところでした。
肝心の映画の方ですが、原作の微細な「老い」にまつわる表現を、如何に映像化するかに注目して観ました。その結果、まずは主演の長塚京三が完全に嵌り役でした。年齢的な部分もそうですが、フランス近代演劇史を教えていた元大学教授の儀助という役柄は、パリ大学への留学経験がある長塚にはピッタリ。フランス語を喋るのはワンフレーズでしたが、充分に重みを感じられました。
一方で、女性の登場人物たちは、キャラ設定とか雰囲気は原作通りだったものの、その行動が原作と異なる部分もあり、そこが興味深いところでした。瀧内公美演ずる鷹司靖子は、色気が溢れていて実に魅力的な女性であり、その辺りは原作路線を寸分違えていなかったものの、最終的に人を殺してしまうことに。この部分は映画オリジナルの展開でした。また河合優実演ずる菅井歩美も、鷹司靖子同様に原作通りのキャラ設定や雰囲気を醸し出していたものの、最終的に儀助から学費の援助を受けた直後に姿を消すという映画オリジナルの展開になっていました。
鷹司靖子と河合優実は、儀助とは親子、ないしは祖父と孫ほどの年齢差があるものの、早くに妻を失った儀助にとっては恋愛対象になり得る存在であり、儀助に感情移入している当方にしてみれば、彼女たちの犯罪行為は極めて衝撃的なものでした。さらに、儀助が内視鏡で大腸検査をする際に、女医に意味不明に屈辱的な格好をさせられ、加えて内視鏡が肛門に超スピードで吸い込まれていくシーンも映画オリジナル。(因みに女医を演じたのが役者さんが、”唯野未歩子”さんというお名前だったので、これって名字でキャスティングしたんじゃないのと思ってしまいました。)
これら女性から酷い仕打ちを受ける儀助というのが、映画オリジナルの展開でしたが、概ね原作通りに描かれた本作が、ここだけオリジナルだったのは一体どういうことなのか?愚考するに、原作にしても映画にしても、この物語世界における「敵」というのは、老いを拒否する自分を罰するもう一人の理性的な自分なのではないかと思うのです。老いを拒否するからこそ、亡き妻を忘れて若い女性に恋心を抱く儀助な訳ですが、そんな自らを弁えぬ身勝手な自分を、理性的な自分が罰を与えている物語を、昨今の時代背景を加味して映画では強調したのかなと思ったところでした。
以上、原作を読んだ直後に映画を観たので、非常に楽しめました。そんな訳で、本作の評価は★4.6とします。
ジイサンの心臓には毒
タイトルなし(ネタバレ)
妻に先立たれ、ひとり暮らしをしているフランス文学元大学教授・渡辺儀助(長塚京三)。
祖父の代からの東京郊外の一軒家暮らしで、ひとり暮らしは20年になる。
教授を辞めたあとは、年金とちょっとした原稿書き、時折舞い込む講演が収入で、貯金がゼロになる日を「Xデー」と自ら定めている・・・
といったところからはじまる物語。
全編モノクロ(色調が良い)で、前半は『PERFECT DAYS』さながら、淡々とした儀助の日常生活を描く。
この前半が素晴らしい。
儀助にとってはかなり低い位置にある流し台、米を研ぐ、魚を焼く、麵を茹でるなどの動作・所作がリズムよく描かれている。
が、枯れているようで枯れていない。
教え子で編集者の三十路女性・鷹司(瀧内公美)が訪問すると、やはり心が浮き立つ(表面に出ないようにしているが)。
小洒落たバーのマスターの姪で仏文専攻の学生・歩美(河合優実)には、何か手助けしてやれないかと思う(スケベ心が底にある)。
夢で死んだ妻の信子(黒沢あすか)が現れ、そんな枯れていない心を咎めるが、それはなんだか夢ではないような・・・
と、幻想怪奇譚めいてくる。
この途中の展開も、やや常識的な感じがしないでもないが悪くない。
が、ある日パソコンの画面に「敵」がやって来るというメッセージが流れ・・・の後が、どうもいただけない。
いや、面白いといえば面白いが、それまでに、眠って起きて・・・と繰り返し描かれたことで、唐突感が失せてしまった。
個人的には、この終盤、銃撃戦がはじまったところからカラーで、パーンと世界が変わるようなのがよかったかなぁ。
血は毒々しい赤で。
モノクロに赤の血が飛び、カラーに転調。
あっという間に儀助の目の前が真っ白に・・・(死)
飛び散る白は夢精のそれか・・・
で、「敵」が攻めて来たのが現実、かつて淡々とした生活での少々の欲情が夢だった・・・
あ、それだと別の映画になっちゃうか。
(ジョゼフ・ルーベン監督『フォーガットン』とか、別の映画ね)
四季ならぬ三季のぶった切った場面転換は印象的。
長塚京三の端正でありながら、少々のスケベ心を感じさせる演技、素晴らしい。
瀧内公美、相変わらず、清楚なのにイヤらしい。
河合優実は、フツー。
カトウシンスケの編集者が生理的に受け付けなかった(そういう演出なんだけど、やや過剰かな)。
松尾諭と松尾貴史も滋味に好演(クレジットのトメでふたり並んでいるあたりは遊び心を感じる)。
観終わった後、「ちょっと食い足りない」と感じたが、レビュー書いているうちに面白くなってきました。
面白かったのかなぁ、面白かったのかも。
教養も、礼儀作法も、下ネタも、人のおちょくり方も、全て、筒井康隆から学んだ。
俺が、だい、だい、大好きな筒井康隆の小説を、あの吉田大八監督が映画化するという事で、ツツイストとして、車で三時間遠征して鑑賞。
説明しよう!ツツイストとは、作家筒井康隆を神と仰ぐ社会的不適合者の事である!
筒井閣下!TwitterにうPされた、俺の感想を見ていますかー!?貴方が私を作ったのだ!フランケンシュタイン博士が、フランケンシュタインの怪物を作ったように!
私は、南極まで逃げますけど、南極まで追いかけてこなくって、いいです!どうか、お身体をお大事に!!
言っておくが、俺は狂ってはいない。
筒井康隆は役者も目指していたので、本人が演じても良かったのだろうが、筒井康隆は現在、車椅子生活なので銀幕デビューは叶わず。息子さんの、筒井道隆は、スケジュールが合わなかったのだ。
長塚京三がフランス文学研究者の元教授を演じる。実際にフランスのソルボンヌ大学のフランス文学部を卒業している。薄紅色したフレンチの香りほど眩しいものはない。
長塚京三って、ちょー、頭良くて、満里奈マリネが得意料理のおニャンコ渡辺満里奈との、往復書簡がTVで公開された時、聞いた事が無い慣用句で語っていて、じぇん、じぇん、分からなかったとです。ぼくは、夜の慣用句なら得意だじょ?
どう、最近、前置き短くなってなくなーい?
元教授の長塚京三は、妻に先だ立たれているも、家事はお得意のものなので、おかずは一品だけで、野菜は食わないようだが、サクサクと自炊すりゅ。酒は、五合の後に、五合、計一升を鯨飲する。
↑ いや、本当にこういう歌詞の演歌があるのだよ?
この料理シーンはアドバイザーがいるので、モノクロ映画なのに美味そうなんだよなー。俺も真似して、鮭を炙って食いました。
元教授は、講演会で10万円貰えるくらいのランクなので、食うには困らない。時折、知り合いの編集者とも会うし、馴染みのBAR夜間飛行のマスターとも仲良しこよし。時間旅行のツアーはいかがなものと、問いかけるのは原田真二。
いや!俺、狂ってないって!?普通の事、語っているじゃん?
そんな時に、パートで働いている、金の使い方が下手糞だから貧乏の女学生と知り合った事で歯車の回転が怪しくなる。
ここで、長塚京三は昔の事を思い出した。そう、あれはゼミの女学生( 名はO嬢とする)との二次会の飲み屋に向かう帰り道。
何となく、ゼミの女学生O嬢と二人きりになった長塚京三。前方にはゼミの学生の愚かな烏合の衆が、凄くつまらない下ネタを喚いている。
もう、うんざりだ!人様の子を預かっているが、こいつらは、文学の素養に欠けている!
最近、どんな本読んでいる?と聞いたら、
フランス書院です!あははははは!
と、笑いやがった!おい、おい、昭和生まれにしか通じないギャグ言うんじゃねーよ?チ✖️ポ頭?
あれって、エロい表紙を描く絵師で釣っておいて、中身はスポーツ新聞のエロコラムと同等の駄文だ、だっふんだ!
最低、月光のドミナ、O嬢の物語、家畜人ヤプーくらいは読んでね?とゼミで言ったら、あいつら、一冊も読んでないでやんの?
はぁー、何ですかぁ?何ですかぁ?てめーら、出版社に入社する為だけに、文学部を専攻したんでーすかー?デストローイ!死ぬがいい!
先生!先生!何を恐ろしい事を呟いているんですか?心の中の声を口に出して、喋っちゃっています!?
あ、メンゴ、メンゴ、横槍メンゴ!( 話題を変えて) ところで、O嬢?貴女はあの烏合のし...、じゃなくて、仲間達と二次会に行かないのかい?
もう若い子はいいんです...。
と、匂わせながら立ち去るO嬢。それに応えて、
恋は遠い日の花火ではない...。
と、長塚京三は歌会始を披露するも、歌会始は返信してはいけないルールなのでO嬢にスルーされる。
後の祭り、覆水盆に返らず、溢れたミルクは元に戻らない。
O嬢の物語は唐突に終わる、どっとはらい。
からーのー?
あ、気は狂ってないっス!
で、その知り合った女学生に金を貸しちゃうワケ?何で、学校の先生って、正体不明の女に貢ぐかねー?
俺がこっそりと、観察していた、とある飲み屋で、女の子に貢ぎまくっている元教師が、お店に通うお金がなくなった途端に...、あー、それ以上は、恐ろしくて言えない!
女学生は金を貰ったら、トンズラしたズラ〜!唯一の社交場のBAR夜間飛行も閉店。
知り合いのデザイナーは病に倒れ、精神のバランスも崩して、長塚京三にNASAが宇宙人に向けて送る、0と1から構成される( たぶん16進法) ような怪文書で、ようやく要約したら、
北から、彼奴らはやってくる...。
との、どっきどっきラブメールが長塚京三に届く。
この敵の正体だが、フランス政府である事は間違いない!
だって、BAR夜間飛行は、サン・テクジュアリのフランス文学。
犬の名前バルザックはフランス人、本名を、己れ、このドグサレ外道・バルザックであるのは有名である。
時折り、挟まれるフランスあるあるでも分かる通り、この町は既にフランスに毒されているのだ。
ED辺り、フランス革命で暴れている民衆に、犬連れたお婆ちゃんが、射殺されるが、あれは流れ弾が当たったのだ。
俺は、この映画をフランスに渡米して、ミニシアター・ルクソールで見たが、映画館は場内が盛り上がりまくって、あわや暴動直前まで盛り上がっていた!
俺的には、人生ベスト3に入るくらいの傑作だった!マジでお勧めの映画です!この映画が分からないって言う人?
足るを知れ!足るを知る者は富み、強めて行う者は志有りだ!
フランスでの上映特典として、EDロールの歌が、日本版とは違い「 レ・ミゼラブルの民衆の歌」 が流れる。
当然、フランス語ヴァージョンの「民衆の歌」 で、場内の観客は大合唱で大盛り上がり!!
俺は英語ヴァージョンの方が好きなんだけどなー?
だーかーらー、狂ってないっばー!?
長塚京三は、妙な夢を見る。
こんな夢を見た。教え子の空気が読めない男の子が、長塚京三の家に勝手に井戸を掘る。
この井戸は、イドの怪物のイドである事に気づいている人は少ないだろう。長塚京三の内面の悪魔が目を覚ましたのだ!
後に長塚京三は愛弟子のロボット・ロビーと共に、イドと対決するも、途中でロビーに拒否られて、あわや、撃沈。
イドの怪物は消滅したが、長塚京三は虫の息となる。彼は遺跡の自爆装置を作動させ、アルテア4もろとも滅びる道を選ぶ。
松尾貴史は、アルティラとロビーを伴ってC-57-Dに戻り、生き残ったクルーとアルテア4から離脱する。
そしてアルテア4が爆発するのを確認すると、父の死を嘆くアルティラを抱きしめ、我々は神ではないことを教えてくれたモービアスの名は銀河を照らす灯台となるだろうと語る...。
のだが、それはまた別のお話し...。
何故、俺がその事に気づいたかというと、長塚京三が物置を掃除している時に、見慣れないオモチャがあった事に気づいた人はいるだろうか?
そう!それこそが「 映画・禁断の惑星のロボット・ロビー 」 で、あるのだ!!
こんな夢を見た。かつての教え子の女子大生が何年かぶりに拙宅にチン入でおま。
ぼくのオットセイ太郎こと、オットと共に、元女子大生の凱旋門にチン入!ふへー、辛抱たまらん!
それを機に長塚京三のリビドーが暴走。教え子で、若奥様の生下着に登場したとしか思えない妖艶な教え子の凱旋門に高速鉄道TGVでチン入でおま。
元教え子の女子大生のアワビちゃんにオットを引き連れてチン入。
おっとっと、夏だぜぃ!じゃなかった、オット、この洞窟は狭いぞ?チン入できるのかい?できないのかい?チン肉に聞いてみよー!?
しかし、あえなく笑点、もぅ、オイラにはチカラは残っていないズラ!!
こんな夢を見た。何故か、死んだ妻と、編集者と、女子大生とで裸のランチ。
インターゾーン商会の回し者で、ウィリアム・テルごっこで殺した妻と、かつての教え子女子大生と、私を裏切った編集者と、自宅で鍋をつついている。あと、一人いたかもしれないが、思い出せない。
ここで、あの編集者の若造が、文学大好きおぢさんを激怒させる事を言ってしまう。
僕が最近、読んだ本はフランス書院ですかねー?
と、言いやがったのだ!こん馬鹿ちんがぁー!!
あんな、程度の低いエロ本はねぇーよ?ばーかー、ばーかー!
これは聞いた話しなんだけど、病人28号という愚かな男がバイトでライター募集とあったので、面接受けたら即採用されて、いざ出勤日を迎えたら、机にPCが置いてあって、Wordが開いていてさ?
何ですか?これは?
って、聞いたら、
そこにフランス書院の文庫本があるから、それを参考にして、何か書いて?書けなかったら、クビね?
って、言われたんだよ?
書けねーよ?そんなモン!
当然、夕方まで何も出来ずにクビになって、給料も無しだったよ?( ちなみに、これは実話だ)
お前にこの苦労が分かるか?お前は必殺と書いて必ず殺す!!
何か、シリアル・ママの被害者のような、編集者の若造は殺されて、その遺体は新しく出来た井戸に投げ込まれる。証拠隠滅、バッチコーい!!
こんな夢を見た。
ん?何だ、こんな早朝に救急車のサイレンが聞こえてきた。
何で、都市開発で向かいの山肌に、新道が出来たのに、うちの前の旧道を走るのだ?
あれ、うちの前で停車した。・・・しかも、車体が黄色いぞ?黄色い救急車って...、あっち系の救急車だよね?まぁ、いいか!
こんな夢を見た。亡き妻と一緒に風呂に入る。生前はしたかったけど出来なかったと負け惜しみを言うが、子どもも居なくて二人きり。周りには邪魔する者は誰もいない、お互い、今日は風呂に入っていない...。
どーすんのー?どーすんのー?俺ぇー!続く!
と、尺の都合にて入浴取り消し!おい、このお預けはどう言う事だよ?ちゃんと、責任を取りなさい!!
ピンポーン、自宅の呼び鈴が鳴る。
何だ?あの黄色い救急車の人達が、
病人はどこですか?
って、言っている。僕は健康そのものなんだけどなぁ?
2階の奥の部屋にいます!
と、ママンが叫ぶ。
どうしたんだい?へへい、ベイビー、ママン?
一体、何が起きたって、言うんだい?
屈強な男二人が、僕の部屋の扉を開けて、こう問いかけるの少女。愛は輝く夢。
貴方が病人ですね?
僕は返事をする。
はい、そうです!
すると、スタンガンを持った、屈強な大男二人組が僕の部屋に侵入してき
一人の人間を覗き見るような
前半と後半の空気の対比が面白かったです。
前半は、「PERFECT DAYS」を思わせるように淡々と空気が流れていきました。それは私にとっての将来の過ごし方の理想でした。最低限の消費、関わりとしながら、食にはこだわり、会いたい人には会える、そんな毎日。
一点して後半は、突然あらわれた、夢と現実を交錯させる「敵」に静かに怯える毎日に変容しました。何となくそんな敵が来訪することも許容しながら(どちらかというと待ち望んでいたか)生活していたはずなのに、実際に訪れると慄いてしまう、そんな現実、そんな「恥ずかしくて面白い」人間というものを、冷静に見せつけられた気がします。
作品の世界観自体がフランス文学のようでしたし、映像も日本でないどこかを思わせてくれました。
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