劇場公開日 2025年1月17日

「丁寧な生活」敵 カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0丁寧な生活

2025年1月27日
iPhoneアプリから投稿

最近思うのです
人類は「長生き」したいと思っていた時代があったなと
今はどうだろうか?

日本は少子化になって老人が増えてきているのにいまだに世間は若者を取り込もうと躍起になっている
テレビやメディアもそうだし巷に流れている音楽もそう
ショッピングモールも街の繁華街も必死に若者をターゲットにしている
あらゆる基準が若者設定なのはなぜなのだろうか?

私ももう歳だしこちらを向いてほしいとも思わなく、またこちらをターゲットにされてもめんどくさい
この先幾つまで生きるかよりもどうやって生活していけるかがこの先の問題になってしまう
無駄遣いは子供の頃からしなかったつもりでいるけどこの先きっと死ぬまでしてはいけないのかと思うと少々残念な思いである
死期がわかればやりようがあるのだけれども医者にかかるとどうなることやら
病院に繋がれながら好きな事をやれるわけもなく、かといえ元気ならいつまで生きるか分からないから貯えも減らすことは出来ないし元気なら働かなくては生きて行けそうもない
せめて映画館で映画を楽しむくらい身体と心と少しばかりのお金があれば満足とはいかないにしてもそこそこ嬉しいかな

敵は何処にいるのか?
それが何なのか?
立ち向かうべきなのか?
みにつまされる作品でした

カルヴェロ