「敵って何だ?」敵 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
敵って何だ?
妻に先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、元大学教授で77歳の渡辺儀助は、毎朝決まった時間に起床し、ご飯を炊き、料理も自分で作り、洗濯、掃除、もきっちり行い、頼まれた原稿を執筆し、時には友人と酒を飲み酌み、教え子を招いてディナーも振る舞っていた。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、平和に過ごしていた。そんな儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に、敵がやって来る、と不穏なメッセージが流れてきた。その後、教え子とエッチしたり、人殺しの後始末を手伝ったり、とおかしな夢を見て・・・そんな話。
儀助が教え子に恋心を持っていたのは、彼女が学生の時からみたいで、その気になってたら、アカハラやセクハラ出来てたんだろうけど、奥さんが怖くてしなかっただけみたい。
前半は真面目なじいさんみたいだったが、後半はエロ親父になり、ガラッと感じが変わった。ほとんどが夢だったのかもしれないが。
で、あんなに健康そうだったのに、ころっと死んだのはなぜ?
主役の長塚京三は良かったし、教え子役の瀧内公美は相変わらず色気があった。
バーで出会った大学生役の河合優実とも何か有るのかと期待したが。
ラストの中島歩が落とした双眼鏡の意味は何だったんだろう?
結局、敵って何だったんだ?
コメントする
ノーキッキングさんのコメント
2025年1月27日
コメントありがとうございます。
敵=死と断定して、筒井康隆ファンが、それは違うと言って来るのに応戦しようと待ち構えているのですが、現れませんね。つまらん。