「Lewy小体型認知症か」敵 ラッキーアミーゴさんの映画レビュー(感想・評価)
Lewy小体型認知症か
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映画はよくできていてとても面白い。モノクロームも美しい。主人公のつくる食事がまるで色鮮やかに美味しそうに見える。
一方、脳外科医の視点でみると、主人公はLewy小体型認知症と考えられる。幻視とレム睡眠行動異常がある。ちなみに松尾貴史はおそらく脳ドックで脳動脈瘤が見つかって血管内治療したがうまくいかず意識障害と失語症を後遺したと考えられる。
つまり、この映画は虚言癖のある女に詐欺に遭ったLewy小体型認知症の元仏文学大学教授が、数多くの幻視など様々な症状を発症しながら亡くなるまでの様子を描いているといえる。そう考えると、それはそれでとてもよくできている。
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