「老人を主人公とした新たな傑作‼️」敵 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
老人を主人公とした新たな傑作‼️
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大学教授の職を引退した主人公が送る晩年の日々‼️講演したり、出版社で原稿を書いたり、元教え子達と交流を持ったり、友人となじみのバーへ行ったり、そのバーのオーナーの姪に金を騙し取られたり‼️そんな時、主人公のパソコンに「敵がやってくる」とのメッセージが・・・‼️その日から主人公が見る幻覚や夢‼️不審人物の群れに襲われたり、大昔に亡くなった祖父が庭に現れたり、同じく亡くなった妻との幸福なひと時・・・‼️これはベルイマン監督の「野いちご」なのかと思ってしまう‼️ところが幻覚と現実が混同してくる‼️亡き妻と元教え子の女性が喧嘩を始めたり、元教え子が出版社の社員を自宅の庭で殺害し、巻き込まれる主人公‼️そして主人公が亡くなり、遺言が読み上げられる時、教え子や友人たちの姿はどこにもない‼️ひょっとしたら、私個人の考えとしては、今作の物語自体が主人公が見た幻覚、または夢だったのかも⁉️引退し、妻を亡くし、誰からも相手にされない孤独な老人が見た壮大な夢物語‼️今作での「敵」とは、主人公に忍び寄る幻覚や認知症などの「老化」なのかも⁉️そう考えると、実に恐ろしい映画‼️そしてラスト、主人公の自宅を受け継いだ青年は、主人公の幻影を見る‼️主人公が祖父の幻影を見ていたのと同じように・・・‼️
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