シンペイ 歌こそすべてのレビュー・感想・評価
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一見の価値ある音楽ドキュメンタリー
面白い流行の映画を望む人には不向きだと思います。音楽なら童謡・唱歌でも愛せる人は一見の価値があるかもしれません。私は専門家ではありませんが、音楽史の一端を解説して頂いた、そんな映画だったと思います。
「カチューシャの唄」に関する「ララ」挿入のエピソードは、(勝手に紹介させていただきますが)YouTubeで活躍されている音楽評論家の「みの氏」が著作された「にほんのうた 音楽と楽器と芸能にまつわる邦楽通史」にも「囃子詞にヒントを得たもの」と解説されていて、無論、それも更なる専門家の方から習得した知識かも知れません。そうした現代の私達からすれば何気ないことが、一つ一つ重要な資産となる技巧なのだと知ると、どんな小さな小唄でも興味深く聞こえてきます。
その他、「しゃぼん玉」に込められた意味、「東京音頭」の誕生エピソードなど、これもまた興味をそそる物語ではあるけれど、事実ベースのドキュメンタリーなので、やはり面白おかしい映画というわけには行かないでしょう。ましてや、ロックやポップスといった華やかな音楽と同列に並べることは出来ないかも知れません。でもそれらの先進の音楽にも小さなこだわりがあるのかも知れないと思うと、音楽好きとして触れておいて良かった音楽史であったと思う次第です。
あと、大正の時代を描く上でシンペイ氏がプカプカと遠慮なく喫煙されていたのは良い描き方だったと思います。当時ならタバコ片手が当たり前。今時、「ルパン三世」の次元や「紅の豚」のポルコ・ロッソが吸い殻をポイ捨てするシーンが描かれていて眉をひそめる人が居るそうですが、私はそうした仕草もその時代らしいとは思うのは、もともと喫煙者だったので抵抗がないだけなのか。コンプライアンスというんでしょうか、今時は画面にタバコを映さないのが当たり前になりつつあり、観ていて抵抗の在る人も多いかも知れません。
そしてやっぱり、童謡の世界も良いですね。シンペイ氏の関わった唄ではないけれど、例えば、春から冬へ順にザッと上げれば「花」「早春賦」「春の小川」「鯉のぼり」「富士山」「茶摘み」「我は海の子」「夏は来ぬ」「夏の思い出」「みかんの花咲く丘」「からす」「赤とんぼ」「ゆうやけこやけ」「紅葉」「ちいさい秋」「里の秋」、あれ?冬の唄が出てこないな。暗記してて自分がすぐ歌える歌はこれぐらいでしょうか。今時のポップスは歌詞が多くて、とても覚えられないけど、童謡・唱歌は歌いやすくて覚えやすい。今時の音楽プレイヤーがなくても何時でも口ずさんで楽しめる。だからこそ、こうした小さな音楽もまた、素晴らしい芸術資産であると私は想います。
落ち着いて観る伝記映画
昭和史に興味があったので、学びが多かったです。
朝ドラの「エール」や、大河ドラマの「春の波涛」を思い出しつつ観ました。
二世俳優が本当にたくさん出演していて、もうこれ二世祭りじゃないでしょうか。
親世代を知っている者としては、
「あっ、百恵ちゃんの息子と三田寛子ちゃんの息子が芝居してる〜」なんて思ったり。
朝ドラエールでもそうでしたが、三浦貴大は、熱血漢の演技が超一品だと思います。
映画そのものの感想とは違うけれど残念だったのは、後ろの席に座った老夫婦がずっと喋っててうるさかった。場内空いていたので、本当はいけないのでしょうが席を2つずらさせていただきました。お爺さんお婆さんには懐かしい話なのはわかるけと、家じゃないんだよ。
追記
映画見終わった後でネット調べしたら、佐藤千夜子は朝ドラヒロインモデルになっていて、その時の中山晋平役が津川雅彦だそうです。
だから真由子が演じたのですね。
音楽映画というにふわさしい作品
がんばって早起きして観に行って良かった〜
おそらく小学校の音楽の本で目にしたことはあったのかも知れませんが、
若い頃は、歌詞のほうばかりに目がいって、
作曲家というお仕事をあまり認識しておりませんでした。
でも、“雨降りお月”や“シャボン玉”、“カチューシャの唄”など、
知っている曲がたくさんあり、
こちらの作品で、その作曲“中山晋平”を知ることができて良かったです。
また、“雨降りお月”は、亡き母との思い出のひとつでもあり、
小さく口ずさんでしまいながら、思い出がリンクしウルっとしてしまいました。
そういう歌と思い出の関係性、大切さを思いました。
そして、音楽映画だけあって、シンペイさんの曲はもちろんなのですが、
その他の音楽も本当にとても良かったです。
松島須磨子と鼻にシリコン云々のくだりや、神社での逢瀬のシーンとか、
なんだかシリアスとコミカルが混じったような音楽が、
その場の空気の微妙な感じを上手く表現されていて、
他のシーンでもそうだったのですが、
こちらの感情をそのシーンの中に、スルッと持っていてくれました。
また、演者のみなさんも、違和感なく、全てにおいてバランスよく、
シンペイさんへと周りの人たちへのリスペクトを感じる、愛のある良い作品でした。
シンペイさんは、良い妻に恵まれましたね。
志田未来さんの敏子さんも、中越典子さんの喜代三さんもカッコよかったです。
こういう シンプルで心に染みる日本の映画が、もっと観たいです。
子どもの心を育む歌
曲を聞けば「知ってる!」のだが、祖父の代の流行歌がいまだに認知されるのは凄いと思う
2025.1.15 TOHOシネマズ二条
2025年の日本映画(127分、G)
作曲家・中山晋平の人生を描いた伝記映画
監督は神山征二郎
脚本は加藤正人&神山征二郎
物語は、昭和27年12月30日にて、作曲家・中山晋平(中村橋之助、幼少期:戸井田竜空)の親友・西條八十(渡辺大)が、彼の死去に際して記者に思い出を語るところから紡がれて始まる
そして、物語は明治38年、信州の田舎町から東京へと上京する晋平が描かれていく
晋平は、東京音楽学院に入って音楽の先生になることを夢見ていて、演劇家の島村抱月(緒方直人)の書生をして生計を立てようと考えていた
抱月の原稿を清書しながら、彼の妻・市子(高橋由美子)や、彼の娘・春子(加藤小百合、少女期:上田帆乃佳)たちの面倒を見ることになった
少ない時間でピアノの練習をするものの技術はとうに及ばず、教授たちは落第させるべきだと考えていた
だが、ピアノ教師の幸田延子(酒井美紀)だけは、彼の才能を信じて、卒業させるべきだと押し通した
その後、晴れて卒業生となった晋平は、千束小学校で教鞭を執るようになり、抱月や兄・昭孝(村尾俊明)たちに借りていたお金を返し始めていく
ある日のこと、抱月と女優・松井須磨子(吉本美優)の不倫が発覚し、彼は大学を去って劇団を立ち上げることになった
彼はロシア文学を劇にして、そこに日本独自の歌を加えようと考えていた
そこで抱月は、歌詞を認め、晋平にその作曲を依頼することになったのである
映画は、回想録の形を取りながら、幼少期の頃の音楽との関わり、小学校の教員から作曲家へと成り上がっていく様子を描いていく
彼の母・ぞう(土屋貴子)は「私でも歌える歌を」と言い、抱月は「大衆を忘れてはならぬ」と言う
そして、抱月の劇曲「カチューチャの女」を成功させ、そんな彼の元に、詩人の野口雨情(三浦貴大)が作曲の依頼に訪れた
その後、雨情との仕事を経て、「船頭小唄」「シャボン玉」をヒットさせていく
その頃からビクターレコードと仕事をするようになり、文藝部長の岡(尾美としのり)を経由して、映画「東京行進曲」の主題歌のオファーなども受けるようになった
作詞家に西條八十を迎えて、さらに「東京音頭」をヒットを連発していくのである
映画は、そんな彼を支える妻・敏子(志田未来)との出会いを描き、子どもができない彼女のために養子として卯郎(鳴海竜明)、梶子(鎌田久遠)を迎えて育てていく様子も描かれる
敏子は体が弱く、子どもが大きくなる前に他界してしまうのだが、その頃の晋平は、鹿児島の芸者歌手・喜代三(中越典子)との関係が始まろうとしていた
敏子はそれを察し、死の間際に「良い人を見つけてください」と晋平に促し、子どもたちには「新しいお母さんが来るから」と伝えた
本作の面白さは、誰もが知っている曲の制作過程を覗き見ることができるところで、世代が違えば作詞、作曲者のことなど気にも留めないだろう
私自身も祖父の時代に流行った歌なので知る由もないと思っていたが、劇中で登場した歌はどれも知っていたから驚きだった
タイトルなどでピンと来なくても、曲を聞けばわかると言う感じで、繰り返しテレビなどで使われてきたのかな、と思った
いずれにせよ、楽曲とか人物を知らなくても問題ないが、日本の情勢ぐらいは知っていないと、背景で何が起こっているのかはわからないかもしれない
パンフレットには晋平の年表と出来事が整理されているので、おさらいとしてはOKだと思う
使用楽曲の楽譜や歌詞も載っているし、楽曲が収録されている作品集の説明(&販促)もあるので抜かりがない
18歳〜60代まで1人で演じると言うかなり無茶な構成になっているが、そこまで違和感なく描かれていた
敏子&喜代三のあたりはさらっとぼやかしていたが、市子も夫の不倫を見抜いていたように、基本的に男は隠すのが下手なので、その辺りを忠実に再現するのはこだわりだったのかな、と感じた
歌は死なない
中山晋平の生涯を表面的になぞった伝記映画。
幼い頃から歌っていた歌を、また歌いたくなりました
子供の頃から歌集でよく目にしていて中山晋平と言う名前だけは知っていました。
なるほど時代を彩った偉大な作曲家の先生だったのですね。
中山晋平さんの才能を見抜いていた音楽学校の幸田先生に感謝ですね。
芸術は大衆の支持が大切なんだと言う島村抱月先生の言葉を受けた晋平さんの歌に対する思いが伝わって来ます。
童謡から流行歌まで、大衆に愛される歌を幾多も生み出し、更にそれが今の時代にも歌い継がれているのだから本当にすごい。
僕も子供の頃に中山晋平さんのことなど知らずによく歌っていた童謡の作者の人生を少し垣間見ることが出来感慨深いです。
シャボン玉の子供たちとの合唱シーン良かったですね。
死期が迫る志田未来さんが演じた妻との病院でのシーンも秀逸でした。心に残る名シーンだと思います。
いい映画を見ました
誰が見ても満足度の高い映画
今年8本目(合計1,550本目/今月(2025年1月度)8本目)。
こちらの映画です。
分類上ドキュメンタリー映画ではありませんが、生まれて没するまで、関連する人物とともにその後もえがかれますので、一般的な映画とドキュメンタリー映画の折衷的な部分はあります。よって、娯楽性を求めるならおすすめはできないといったところです。
このタイトルにも登場する方それ自身は知らない方もいらっしゃるかなと思いますが(エレクトーンなりピアノをやっていると必ず習う曲(初級の段階でも弾きうるため)なので、知っている人は知っている)、生涯について知らなかった部分もあったし良かったかなというところです。
また、この当時といえば大正デモクラシーであったり戦前戦中といった、どうしても誰を扱ってもある程度政治色が出てくる映画になりがちな部分はありますが、それらをできるだけ排した部分についても良かったです(参考となる部分は下記に記載)。あくまでも音楽家としての生い立ちや活躍を描いたもので政治思想ほか無関係なものは極力排した一方、生涯を通じて知り合いとなった当時の文豪等有名人との接触についても触れられていて、この時代をさくっと復習するのも良いのかなといったところです。
採点上特に気になる点までないので、フルスコアにしています。
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(減点なし/参考/当時の「映画法」がもたらしたもの)
作品内で「映画を製作~」といった話が出ますが、戦前に「映画法」という法律が制定されたほか、明治後期から大正時代にもそれに相当するような法律はありました。要は、国の気に入らないものは排除するという検閲的な要素が多かった法律です(特に「映画法」に関しては日本を美化する戦争映画を放映しなさいだのといった軍事的な要素が強くなった)。
ただ、「映画法」自体はそうした、日本国憲法のもとで禁止された検閲が平然と行われていたことは事実である一方、当時問題視されていた子役の夜間・深夜労働を禁止するといった条文もあり、「戦後に」(戦中や戦前ではない)成立した労働基準法にも該当するような規定(一定年齢に達さない子の一部を除いた労働の制限)があったように、「現在からみれば」良い面もあったのは事実です。
(減点なし/参考/大正デモクラシー時代と天皇機関説)
この当時といえば帝国憲法の時代ですが、帝国憲法が定まった後も、憲法論で上をいっていたドイツ、フランスの考え方は絶えず日本に流入しており、その中で帝国憲法の条文をかえることなく今の民主主義(国民主権)に相当する考え方がこの当時広まり、法学の世界では当たり前になりました。
つまり、国を法人とみなして国民はその「法人」に協力するもの、またはそのメンバーであり、天皇はその法人としての活動を完全にするための「機械的装置である」という考え方であり、その「機械的装置」というたとえから「天皇機関説」という考え方が生まれました。これは現在の国民主権にほぼほぼ実質相当するもので、憲法学者の間ではこれが当時主流になっており、帝国憲法の文言通りにとった天皇主権説は衰退することとなります(日本が敗戦し、現在の日本国憲法が定まった今となっては過去のお話ですが、そうした時代は日本にも実はありました。映画内で現代(2024~2025)とほぼ変わらない考え方をしている方が多いのは、こうした理由)。
シンペイ 歌こそすべて(映画の記憶2025/1/11)
大正から昭和にかけての歌謡作曲家の話で、「シャボン玉」「東京音頭」などを作った方の話。
実話ベースのドラマ仕立てなんでまぁシナリオはしっかりしてる。
淡々と感動シーンを入れながら進むので、泣く人は泣くはず。
個人的には歌の背景が知れたので良かったなと。
「東京音頭」の制作の流れが知れるので、ヤクルトファンは必見か!?
まさか我が校のマンドリン部まででてるとは。古賀政男はマンドリン部だったのは初めて知った。
志田未来好きなんだよな。何とも言えん演技が。別段インパクト強くないんだけどなぜだか印象に残るというか・・・。緒方直人ってあんな演技するんだとちょっと印象変わった。大和田獏老けたな役柄でもあるがw
(個人的評価6.5点/10点中)
信州の女優「土屋貴子」さん!
いよいよ本日より東京、全国で「シンペイ」が上映されます。私は信州上田で先行上映を観て来ました。
その信州出身で沢山の心に残る、そして誰もが口ずさめる歌を2000曲以上も作った中山晋平の人生、生き様に心から感動を致しました。
それぞれの曲が彼との縁ある方々との交流で生まれ、それも見事な作品に仕上がって行く過程を観る聞くにつけ、この映画の見事さを実感しました。さすが、「神山征二郎」監督です!!
また、あの時代に戦争を様々な思いで描いている脚本や俳優の演技にも何度も涙しました。
それに、信州の女優「土屋貴子」さんの母親役には正に晋平を産み育てた矜持と強い愛が感じられ、大変好ましく感じられました。
是非とも全国で多くの方々に鑑賞をと心から願っております。今だからこそ、是非観て貰いたい素晴らしい作品です!!
私も、何回も観たいと思います。
作曲家中山晋平さんのことがよくわかったと思います
何度も見たくなる🥲じんわり涙する作品
中山晋平を知る2時間
1日1回にはなったが、まだ先行上映中。
地元がロケ地になっているので、見知った場所が度々出てきて「おお、あそこをこう使ったか」という発見の面白さと、自分のような世代にとってノスタルジーに浸れる場面も多々あり、トータルで2時間楽しく観ることができた。
1人の人生をそのわずかな時間で描くので、どうしてもダイジェストにはなってしまうのだが、中山晋平がどこに矜持を持っていたのかは、監督もご自身を重ねられたのだろうか、しっかりと描かれていた。
あの曲もこの曲も中山晋平だったのかということを知れて、日本のフォスターと呼ばれるのも素直に頷けた。とりわけ、東京音頭のエピソードは「まさしく」の思いだった。
西条八十との二人三脚の曲づくりの場面で、表現者として譲れない部分と、クライアントからの要望との葛藤がよく伝わってきた上に、「それをこう乗り越えるか!」というのが、自分としては、一番よかった部分。
ゆっくりとした良作
大袈裟な展開や盛り上げはなく、淡々とゆっくりとシンペイさんの生涯が綴らます。
悪い奴とか、鬱陶しい出来事など描かれませんので、のんびりと歴史、登場人物(こんな歴史上の著名人にこんなつながりがあったのかと、知識不足の自分に気付く)、聞いたことのある歌とメロディ(今のPOPSは分からなくても聞いたことがある歌がたくさん)、を楽しみましょう。
わたしはお勧めします。
退屈と思う観客がいても驚きませんけど。
橋之助さん、やっぱり歌舞伎役者ですね。志田未来さん、実はとてもいい役です。こんな奥様羨ましい。三浦さん、こんなに太ってましたっけ?メイクじゃないですよね。真由子さん、津川さんの娘さんですか、知りませんでした。中越さん、久々に見たような気がします。危ない役じゃん!とヒヤヒヤしましたが良かったです。他にも至るところに名前のある役者さんばかりでした。それは楽しいです。
実は、ボランティアでエキストラやりました(上田市で)。カットされてなくて良かったです。楽しい経験でした。神山監督、その日はエキストラ5名だったんですが、みんなに挨拶してくれて、リハでもエキストラさんもいい感じですよ、とか声かけてくれて、やっぱり大物監督は違うなぁと思いました(大体、監督なんてエキストラはガン無視ですよね。ゴジラの山崎貴監督は違ってましたけど。)
11月28日上田東宝シネマでシンペイを見てきました。素晴らしい映画...
11月28日上田東宝シネマでシンペイを見てきました。素晴らしい映画でした。懐かしい人々が出て来るのと、上田の多くの知った場所が出て来て大変楽しかったです。しかし、一か所だけ時代考証が間違っているところがありました。中山新平が昭和の初め頃養女をもらい、その子にいくつかと聞いた時、その子は5歳と答えていました。明治大正から昭和30年代頃まで、5歳なんて言う子はおらず、5つとか7つと答えるのが普通でした。私の子供時代までみんなそうでした。また、野口雨情の童謡にも「烏 なぜ啼くの 烏は山に 可愛七つの 子があるからよ」とあります。平成に入ってから、世間の子供たちがみんな、5歳とか7歳とか答えているのが、私は気づいていましたが、昔人間の私には違和感がずっとありました。ここは5つと答えるように直した方が、大正から昭和初期の雰囲気が出てよかったと思いますが、皆さんどうでしょうか。
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