ファウンダーズデイ 殺戮選挙のレビュー・感想・評価
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なかなか凝っているのに真犯人がすぐわかるのが残念。シリアルキラーにニックネームが無いのは致命的。
町を二分する町長選挙を舞台にしたシリアル・キラー映画。
連続殺人に怯える町民たち。
あわや暴動かと一触即発の事態に。
シリアル・キラーが、裁判官のかつらにマントに木づち、笑い顔泣き顔半々の赤いマスク。
特長的なキャラの奴が残酷に殺しまくるという、超ありがちな映画ですが、
致命的なのは犯人にキャッチーな名前がないこと!
木づちの柄の部分に隠しナイフが仕込んであるのも小賢しい。
不気味なモンスターと言うより、普通の犯罪者っぽい。
いやー残念です。
ここからネタバレ全開で話します。
いったい誰が犯人かと思えば、次々に犯行が起きて、怪しい人物が殺されてしまうため、「あーやっぱり」死体が出てない奴が怪しいと、すぐに想像がつきます。
あの「旗のメッセージ」なんか丸わかりです。
全体的には、怪しい奴がいっぱいいて、犯人判明かと思いきや、と言う展開など、なかなか凝ってて面白くなりそうなのに、残念です。
キャンディ好きの女署長も、見せ場全くなく、即退場なんてもったいない。
ラスト、彼女がなぜ真相を公開しないのかも謎。
選挙に出たかったから???
面白いラストではありますが。
地方議会を考える
ハロウィンやサンクスギビングなど特定の日に特定のコスチュームやマスクを付けた◯人鬼が◯しまくるという一連の流れをくむ?ヤツ。
このフォーマットは多分ハロウィンが最初かと思うが(違ってたらすみません)、考えたジョン・カーペンターはやはり天才なんだろうと思う。
あのマスクについての説明はいっさいなかったがアメリカ人ならみんなわかってるとか?
論文の内容の通りの動機というのはわかったが、それだけであんな大掛かりなことするってちょっと理解が追いつかなかった。
議長が持ってる木槌が凶器というのは面白いが、仕込みナイフは「わざわざ感」があっていただけない。
事件のその後についてはそれぞれに何かしらの思惑を持ったままな感じがざわっとさせて好きな感じだった。
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