「星空のカルタ」この夏の星を見る ダークブライトさんの映画レビュー(感想・評価)
星空のカルタ
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どちらかと言うと地味目な作品です。
最初の30分くらいまではそこそこ退屈気味になってしまいました。
複数の学校のエピソードをランダムに描いて行くのでどの子がどこの学校の子か?みんなマスクしているし、話について行くのにこんがらがりましたね、最初は。
でも話が進むにつれ徐々につかむことはできました。
スターキャッチ大会の描きはなかなか熱かったと思います。要するに星を使ったカルタのような競技?ですね。やってみたくなりましたよ。
でも主役の学校の描きは少々演出が過ぎているというか、芝居くさい演出だなとは思いました。
例えばアサとリクの最初の出会いとか、雨の夜にずぶ濡れで学校に来たアサとか、ん~~?あの演出はちょっといまいちやな、ホラー転換するんかと思ったわw
ISSキャッチの曇天からの一瞬晴天とかも、ちょっとわざとらしく思いましたね。
コロナ禍を背景にした物語だと、やはり自分自身の体験も重ねて見てしまいますね。当時、私は基礎疾患のある高齢の母親と2人暮らしで、やはり母のことを思うと人混みや人との接触はできるだけ避け、1人で過ごすことがほとんどでしたね。この物語でいうと五島列島のクラリネット吹いてたあの子の言い分、よくわかります。
全体的におとなしい作品ではありましたが、コロナ禍で失ったものや得たものに思いを馳せる一本でもありますね。
やさしい作品だと思います
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