劇場公開日 2025年1月24日

「ニンジャアクションがかっこいい!コメディは蛇足」アンダーニンジャ よんしんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ニンジャアクションがかっこいい!コメディは蛇足

2025年1月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

原作は途中まで読みました。

アニメ版は手塚プロのあまりよろしくない出来だったので、1話ぐらいしか見ていません。

映画版は楽しみにしていましたが、あまり評判がよろしくないようなので、期待せずに観にいきました。

で、やはり評判どおりコメディ部分がつまらないです。無理やり佐藤二朗さんとムロツヨシさんの出番を作ったという感じで、突然ぶっこまれるシュールな笑いは、むしろやらないほうが良かったかも。
ただ、原作もゆるいコメディパートがあるので、それを活かしたかったのかなあ、と。

で、本作の特筆すべきはなんと言ってもニンジャアクションパートです!
アクション映画によくある、激しさを表現するためにわざとカメラをブレさせたり、暗いところで素早いアクションやって何やってるか分からなかったり、いかにもワイヤーアクションな不自然な動きがあまりなく、忍者らしい独特の構えで独特の闘いをハッキリクッキリ見やすく魅せてくれます!
この分かりやすくカッコいいアクションを見てるだけで高揚感があります!
感覚的には往年のジャッキーアクションの忍者版といった感じです。

原作は「ザ・ファブル」のようにゆ〜っくり話が進むタイプのマンガで、アクションパートはまるでパラパラマンガのひとコマひとコマのように動きを細かく描いています。
このマンガならではの独特なアクションをどう描くかいろいろ試行錯誤があったんでしょう。その答えが本作のハッキリクッキリとアクションを見せ、ポイントでスローを使う、という表現になったんじゃないでしょうか。

アクションがあんまりにもカッコいいもんで、コメディ部分がホント残念です。コメディはいらないからもっと闘いを見せてくれ!ってなります。
コメディがやりたかったら映画じゃなくてドラマでやってくれればいいのに•••。

ところでエンディングのスタッフロール、CGパートは中国系の名前ばかりでした。
いやあ、時代ですねえ•••。

よんしん
uzさんのコメント
2025年1月30日

同じシュールな笑いでも、原作はローテンションっぽいので福田監督のノリとは違いますよね。
特に佐藤二郎パートはテンション高すぎて浮いて見えました。

uz