劇場公開日 2025年5月16日

金子差入店のレビュー・感想・評価

全91件中、1~20件目を表示

3.0もっと面白く出来たのでは感が否めない

2025年5月17日
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鑑賞方法:映画館

期待していたものと違った。
この映画で『差入屋』という、受刑者に差し入れを代行して行う職業を初めて知って、どういう職業なんだろう?差入屋をする過程でどんな人間ドラマがあるんだろう?と期待していただけに、不完全燃焼。

興味が惹かれる題材だったのに、あれもこれも材料投下して、とっ散らかった味のものになってしまった感が否めない。

2つのヘビーな事件、母親との確執、差入屋への偏見、父親としての姿

ひとつひとつが簡単にサラッと流せる題材じゃないだけに、これを全部描くとなると、そりゃこうなるよなーと思ってしまう。
いろんな出来事があったとしても、主人公の差入屋としての信念やプライド的なものがしっかり描かれているならいいけれどそれも浅い。
だからクライマックスのシーンもイマイチ盛り上がらない。

演技に関しても、相変わらず真木さんの滑舌の悪さに冷めてしまう。丸山さんは悪くなかったけれど、この役があの人ならもっと深みが出たのでは…と想像してしまった。
良かったのは北村匠海さん。『悪い夏』でもダークな役を演じていて、最近は様々な役柄にチャレンジしているのを見るが、今回は不気味さマックスなサイコパスを見事に演じていた。怖すぎ。

差入屋についてを知るきっかけになったとしては価値があるが、映画としてはイマイチな作品だった。辛口すみません。

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AZU

3.5難しい仕事だよなぁ

2025年5月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

初めて知った仕事だった
この仕事は、メンタル強くないとしんどい仕事
いろんな犯罪を犯した人に対しての接し方
犯罪者の家族への接し方
仕事に対しての理解している家族
主人公の前科からの葛藤
などなど…いろんなことから考えさせられる映画だった

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えびぷり

4.0奥さんが強い。

2025年5月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

差し入れ屋、なかなかの商売ですね。
奥さんが、どこまでもパパを支える何があってもスゴイ仕事だと言い続ける。
岸谷五朗さん、意外と主役かも〜ってぐらいの存在感。

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abebe

3.0人生のやり直し

2025年5月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

肝っ玉の座った嫁さん

親と子の関係、親と子の相性、そして毒親

加害者と被害者

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AK

3.5人が生きるとは。

2025年5月21日
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ついこの間、とある映画を見て「映画は娯楽でいいじゃない」と思ったばかり。この映画もそれじゃダメかな。誰かの複雑な人生を野次馬根性で見ちゃいました的な。登場人物全員にそれぞれに背負ってきた人生あって、でもそれは大なり小なり、誰にでもあるわけで。あっ、また理屈っぽくなっちゃう。

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emukocyan

3.0こんな職業が有るんだ…

2025年5月21日
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泣ける

悲しい

驚く

実刑をうけた受刑者に、差入代行する店を営む、実刑をうけた過去の有る家長を持つ家族の話
世間には受け入れ難い職業かもだけど、需要が有るからにはやらないとね〜 世間体をあまり気にしない僕には良い仕事かもと思いながら観ていたが、バカなサラリーマンをやっているより存在価値はあるのかも🥳
岸谷五朗が相変わらず味出してた!

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ろくさん

4.0思ったより責任重大。

2025年5月21日
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鑑賞方法:映画館

面会に行く人が買いに来るものと思ってました。依頼を受けて店の人が代行するんですね。依頼者や受刑者に対する責任はかなりキツイ。
店に偏見を持つ人もいるようで単なる売店とはわけが違うな。

働き蟻の話、聴いたことあるな、映画だったかアニメだったか。

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あらじん

2.0重層的な構造の物語で複眼的に考えさせられる

2025年5月21日
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悲しい

難しい

悪くはなかったと思います。
物語として重層的な構造で、観る側は複眼的に考えさせられる感じです。
少なくとも、今日の私は疲れていたのに最後まで眠くはならなかったです。

ただし、終盤の展開とまとめ方がちょっとファンタジーかな、と私は感じました。

北村匠海さんの演技は、やはり凄いです。
少ししか出てこないけれど、名取裕子さんも中々良かったと思いました。
ちょこちょこと出ているモロ師岡さんは流石。
甲本雅裕さんと岸谷五朗さんも良い感じ。
そして、まだ17歳だけれど、かなり重要な役を演じた川口真奈さんは中々魅力的でした。
数年後が楽しみかもしれないですね。

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ねこたま

3.5テレ東深夜ドラマ枠主題歌くるりでいけそう

2025年5月21日
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映画よりドラマのほうがより深堀り出来て合いそう。金子家配役合ってた。

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ムロン

5.0二箇所ほど嗚咽寸前

2025年5月21日
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悲しい

怖い

幸せ

いい映画ですね。
差し入れ屋って本当にあるのですね。
いくつか人間ドラマが重なっていて内容も良かった。
善と悪、表と裏のような複雑な感情が考えさせられました。

二箇所、嗚咽寸前でした。
エンドロール後のシーンも意味が深いですね。

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だるまん

3.5初日に山形県の鶴岡市の隣り(三川町)で鑑賞した。鶴岡や酒田で撮影さ...

2025年5月21日
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鑑賞方法:映画館

初日に山形県の鶴岡市の隣り(三川町)で鑑賞した。鶴岡や酒田で撮影された「おくりびと」の納棺師と並び、随分とニッチな商売を取り上げた。
長編映画が初めてとはいえ古川監督は助監督のキャリアがある。演出に危うさは感じられなかったし、出演者も子役以外は安定した持ち味を見せた。反面、脚本の着想は素晴らしくも構成が甘い。ありえないだろうと思われるシーンも含まれており、今一度ハコ(シーン、時系列)をバラして積み直せば幾分かは観客の心に深く届く作品にはなったのではないだろうか。特に冒頭シーンは作り直してもらいたい。反対に北村匠海くんの使い方は勿体ないと感じる向きもあろうが、私はここは肯定したい。
映画作品全体としてはポジティブだと感じている。キャリアがある人だけに、今後観客がどう見るか、どう感じるかを把握できれば、一段上の品質を世に送り出すことは可能だろう。

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ひぐまさん

4.5そっちかぁ〜い、からの〜

2025年5月21日
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デタラメな設定にストーリーをのせてるから
矛盾点が頭から離れず、
これはハズレを引いたと思って観てたけど、

後半、
そっちかぁ〜い、とドンデン返しを喰らってから
一気に内容が濃くなり急展開。
終わってみれば面白かったです。

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まる

3.0知らなかった

2025年5月21日
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鑑賞方法:映画館

こんな職業あったんだ
きっと世の中ひっそりとあるんだろうな

ラストは良かったけれど内容的には少しとっ散らかった感

北村匠海、最初全然気が付かなかった
演技の幅が広いなと驚きました

真木よう子、滑舌悪くなってない?

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M U

3.0こんな胸糞

2025年5月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

カワイイ

どうして観に来たんだろう、アリの話は性悪説というより蠱毒に思える。でも世間はこんなもんだろうなという気持ちはずっとする、植木鉢も。
丸山隆平くんは泣き笑い、怒り顔はイイね。真木よう子さんは瀧内公美さんと奥さん役双璧だな。
ココは小伝馬町なの?よくある事実だとしたらちょっと・・。

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トミー

3.0北村匠海さんだけは合う

2025年5月21日
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刑務所に入っている人に代理で差し入れをする仕事を営む主人公家族を中心とした話。この設定から、人情噺の側面もあるのかなって思っていた。でも実際は、ごく身近で起こる世間的にも大騒ぎになるような2つの大事件絡みで話が展開する。

ちょっと合わなかった。そう思ったシーンはたくさんあるけど、象徴的だったのが、エンドロール後のシーンで、花ごと片付けてしまうところ。植木鉢に絡んだシーンは本編でも何度か出てきていて、その都度なんか違うと感じてた。全体を通してそういう"合わない"感じで覆われていた映画でした。

そんな中だったけど、北村匠海さんだけは合うんだから不思議。現役朝ドラ俳優の北村匠海さん、「悪い夏」以上にヤバい役を演じてました。死んだ目が似合うおもしろい役者だと今回も思いましたよ👍

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たずー

3.5惜しい!

2025年5月21日
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差し入れ店なんて初めて知りました!
奥さん、子供、おじさん、とても上手!。ストーリー惜しい!詰め込みすぎかな?

家族ものに照準合わせて、事件は1つでいいかな。家族、仕事、事件、サスペンス(みたいなやつ)、ごちゃごちゃしてて忙しい。ですので全く眠気はおきません。

家族もの好きな私としては、家族愛に的を絞って事件は1つだと余韻に浸れて逆に染みて泣けたかな。おじさんの「家族が持てた」の台詞がね一番のテーマに感じました。

あと、どんな背景があったとしても犯罪はいけないのでね、答えを見る人に委ねるような描き方をするなど工夫がほしいな、美談にしてしまうとちょっとね。

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ころん

4.0差し入れているのは温もり

2025年5月20日
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泣ける

難しい

幸せ

予告は目にしませんでしたが、刑務所への差し入れという商売に興味をもち、公開2日目に鑑賞してきました。

ストーリーは、刑務所や拘置所に収容されている人たちに、依頼を受けて差し入れを代行する差入店を営む金子真司が、息子の幼馴染の女児を殺害した犯人の母親からの依頼を受けて複雑な思いで刑務所を訪れたり、刑務所では自分の母親を殺害した犯人への面会を求める女子高生を度々見かけたりする中で、面会人、犯人、加害者家族、被害者遺族、自分の家族、世間の人々などの思いに触れ、犯罪者や差し入れという仕事への向き合い方を改めて見つめ直していくというもの。

差し入れ代行なんて職業があるとは知りませんでした。一見簡単な仕事のようにも思えますが、犯罪者と対面したり、世間から好奇の目で見られたりと、心理的には負担が大きそうで、なかなか大変な仕事だと感じます。

しかし、それ以上に感じたのはその仕事の大切な役割です。差し入れているのは何の変哲もない日用品や食料かもしれませんが、差し入れという行為そのものが、塀の外とのつながりを感じさせ、収監者の心に温もりを届けているのでしょう。収監者にとって、自分は見捨てられてはいない、外で待ってくれている人がいると思えることは、何よりも心の支えとなります。真司が差入店を継いでいる理由もここにあるのでしょう。

本作を通して、少しでもこの仕事への理解が広がるといいし、どんな仕事にも大切な役割があるのだと考えられる人が増えるといいです。先日観た「うぉっしゅ」でも「職業に貴賎なし」と何度も繰り返されていましたが、まさにそのとおりだと思います。劇中、真司の仕事が原因で、息子が学校でいじめを受けたり、妻が近所で陰口を叩かれたりという描写があり、日本人はいつからこんなに不寛容で攻撃的になったのかと心底悲しくなります。

それでも真司が心折れずにがんばり続けていることは、邦画には珍しいポストクレジットから伝わってきます。そして、その思いは息子に受け継がれ、強く逞しく成長したことも伝わってきます。個人的感情や先入観だけで他人を叩く風潮が絶えない、こんなクソみたいな世間にあって、信念をもって正しく生きることは本当に難しくなりました。しかし、本作を通して、金子家のみんなから少しだけ勇気をもらった気がします。後味のよい作品でした。

ただ、ポストクレジットの後味のよさに対して、全体的には構成がやや雑だったような気がします。例えば、序盤から繋がりの悪さを感じたり、それが以降にもあったりで、もう少しうまくつながるとよかったです。他にも、さまざまなエピソードがちょっと散漫だったり、セリフに聞き取りにくいところがあったりで、いろいろと惜しい作品でした。とはいえ、間違いなく見応えはあるので、気になる方は劇場でご覧ください。

主演は丸山隆平さんで、真面目に仕事に向き合う真司を好演しています。脇を固めるのは、真木よう子さん、三浦綺羅さん、川口真奈さん、北村匠海さん、村川絵梨さん、甲本雅裕さん、根岸季衣さん、岸谷五朗さん、名取裕子さん、寺尾聰さんら。主演から子役までみなさん演技が上手で引き込まれます。

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おじゃる

5.0最高傑作‼︎ 古川豪監督、初長編映画にして素晴らしい作品!

2025年5月20日
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トータル的に映画として最高に素敵な作品だと感じました✨ちょっと異質なレベルで。

脚本、映像、キャスト、音楽、主題歌、ラストのラストまで妥協がないのが伝わります。

ストレートなのに奥深さもある。

恋愛でもサスペンスでもない、テーマは大きな愛。

人って愛でこんなに変わる、変われるんだと感じました。それは良くも悪くも。
このお話は刑務所の内側と外側が舞台の中心となる。
誰しもが、そちら側に行く危うさを秘めている。愛が救いになってほしい。

真木ようこさんが演じた美和子の様な人間性の高い、愛に溢れる女性に私もなりたい。

丸山さんも素晴らしかったです。
不器用だけど愛によってどんどん変化していくお父さんを素敵に演じていらっしゃいました。

今、世の中に溢れる家庭の問題。毒親。
割合で言うと、私は8割が"愛された"という感覚が持てない家庭だと思う。(あり🐜の話じゃないけどね)

ちょっとしたこと、ちょっとした出会い、愛で人は変われるという温かい熱いメッセージを感じるとともに、その愛は家族でなくてもいい、というのも救い。

観終わった後に、こんな家族、人との関係を持ちたいと思える作品です。

やはり幸せとは人間関係なんだと改めて感じました。

スーパービーバーの主題歌もとてもリンクしています。
「強く優しくありたい。」
「伝えたいのは心意気」

大切なことが繋がっていくラスト、涙が止まりません!

もう一回観る!

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とろろ

5.0地味な作品だが、胸熱くなる人間ドラマ

2025年5月20日
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泣ける

知的

幸せ

もちろん丸山隆平のファンというわけではないが、作品のユニークな設定に興味を覚えて鑑賞した。

【物語】
服役した過去を持つ金子真司(丸山隆平)は東京の下町の拘置所近くで「差入店」を営んでいた。差入店は刑務所や拘置所に収容された人たちへの差し入れを代行することを仕事とし、伯父の辰夫(寺尾聡)が始めた店を手伝ったのが始まりだった。妻美和子(真木よう子)、小学生の息子・和真(三浦綺羅)、辰夫とささやかながらも幸せ日々を過ごしていた。

あるとき、和真の幼なじみであり、真司も良く知っている近所の少女が殺される事件が起きる。 犯人(北村匠海)は逮捕されるが、拘置中の犯人への差入を求めて母親が訪ねて来る。和真は躊躇しながらも仕事として請負うが、そのころ和真は学校で家業に対する無理解からイジメを受けていた。

また、自分の母親を殺害した男との面会を求めながら拒否され続けている女子高校生と毎日のように拘置所で見かけ、気になっていた。

【感想】
想像以上に良かった。

まず、主演丸山隆平の演技がとても良かった。アイドルとは対極の地味な男であり、直情的に行動してしまうバカだが、実直で温かい心を持っている男、そんな真司をしっかり見せてくれる。

この映画を見るまでこんな仕事があることも知らなかった「差入店」。この作品を観ると、受刑者の更生のためにも確かに必要な仕事だと納得。そんな日陰の職業を扱う社会派ドラマだが、もう一方で家族のドラマだ。俺は歳を重ねるにつれどんどん「家族のドラマ」に弱くなっているのだけど、またやられてしまった。

真司が自信を失ったときに、迷うことなく叱咤し支える妻の姿に涙。そもそも服役中に見捨てなかったことも含めてこんな出来た妻はいない! うらやましい!!

息子もいじめられているのに父親を恨むではなく、自分を責める姿に号泣。 父親の気持ちを想像したら、もう涙が止まらなかった。

地味だけど、邦画らしいとても良い作品だと思う。超おススメです!

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泣き虫オヤジ

3.0衝立の「あっち側」と「こっち側」の話

2025年5月20日
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難しい

北村匠海や岸谷五朗が「あっち側」で、キャラの強い人物像の巧みな表現で頭角を表しているのに、「こっち」側は少し物足りないような気がした。
「こっち」側には、寺尾聰や名取優子、根岸季衣、甲本雅裕の凄い俳優陣が揃い過ぎてしまい、其々のストーリーが中途半端な感じだった。
差入店の前に飾っていた植木鉢が何度も割られていたが、これってどうなったんだ?
犯人は誰?

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ちゃ坊主
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