鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版のレビュー・感想・評価
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何度でも観たい傑作アニメ映画!!決して怖いだけじゃない生と死の感動物語
昨年公開された「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が再び映画館で公開されると聞いて鑑賞を迷っていましたが、本日映画館にて鑑賞。
結果から先にお伝えしておきますと、もう一度観ておいて本当に良かったです!!
というのも、
昨年映画館で観た後、レビューこそ書けませんでしたが、当時から星5つのとても面白かった作品でした。Amazonプライムに登場した時もすぐに見返したくらいお気に入りでしたので、内容は十分わかっています。しかも今回の真生版ではレイティングの変更と327カットのリテイク、それに合わせた音の再ダビングということで、さほど変わらないのでは?と思ったからです。
実際どうだったか?
何度も見返して内容は知っているハズなのに、前回映画館で観た時以上に感動しました。ストーリーを全く変えていないことに逆に驚き。あちこち手を入れたのでは?と勘違いするような没入観と、また新たな感動をもらえました。
エンドロールまで観たあとの
後味が少し変わった気がします。
帰ってさらにAmazonプライムで違いを確認しようと見返しましたが、やはりストーリーは、ほぼ同じ。全般に音がクリアになっていて、赤色(血や桜)がより鮮明になっている気がしました。後半のおどろおどろしいシーンの迫力が増しましたが、私はレイティングを変更する程ではない気がしました。嫌な残虐映像というより、妖艶な美しい映像だと思えたからです。
昔からテレビアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」も見ていたし、鳥取の水木しげるロードだって記念館だって、「ゲゲゲの女房」たって見たはずなのに、今回また改めて、水木しげるさんの偉大さを再確認し「ゲゲゲの鬼太郎」という作品に畏敬の念を抱きました。
戦争を体験し、たくさんの死を身近に感じてきた水木さんだからこそストーリーに重みがあります。「死」の対極なのが「生」なのではなく、「死」と常に隣り合わせなのが「生(いのち)」なのだと教えられます。
水木さんは、マンガの中で、戦争で片腕を失い生死を彷徨ったのち、奇跡的にその回復過程に、「傷口から赤ちゃんの匂いがした」という表現をしています。
赤ちゃん=「生」の象徴
だからこそ、
与えられた命(生)を精一杯全し、生涯を仕事に没頭した水木しげるさん。彼の生き様と作品には感服のひと言しかありません。
最後に、
水木さんの作品中よくでてくる
印象に残ることばをどうぞ♪
目で見るものだけ
見ようとするからみえぬのじゃ。
片方瞑るくらいでちょうどいい。
はい、
本作品をおススメするのは
怖いの嫌、アニメ見ない、鬼太郎?
とかいって
まだ本作品を一度も観ていない人
→絶対一度は観てみて、面白いから
水木しげる大好き❤
妖怪大好き💕なあなた
→何度でも何度でも、「追い鬼太郎」
目に見えないものが見えるあなた
→むしろスクリーンの中にいた?
今週末
まだ観ていないあなたは、
ぜひ劇場にお急ぎ下さい♪
おい!
ゲゲっ!
アフリカでずっと内戦してます
中東でたびたび紛争が起きてます
報道してません。危ないから。白人じゃないから
日本のある村で虐殺が起きても、香港の中流家庭のある一家はそのニュースをテレビで見ながら「可哀想な事件ねえ🥺!」と言いながら早く食べなさい!遅れるわよ!と言っている
大切に食事を毎日食べさせてもらっていた牛さんはある日突然、撲殺されて食肉にされて売られていく
たまたま治安のいい人生を送ってこられたけど、本来生まれるというのは死ぬまでの1つの時間だろう、怖いけど。どうする事もできんかも。
感謝しつつ、深く考えないようにするわ✋
前回上映を見逃したので
最近職場が変わり忙しく、久しぶりに映画館で観賞してきました。
前回の上映を見過ごしてしまったの今回改めて観賞しました。
前回を観ていないので比較はできませんが、画像も綺麗でしたし、物語の内容もよくできていて、楽しめました。
R15指定でしたが、特に怖くもなくどきつくもなくもっと色々な世代の方達にも観てもらいたい内容でした。
子供の頃からテレビで見ていた鬼太郎の誕生日秘話を知れてよかったです。
あぁ・・・はい・・・。
まず鬼太郎好きとかではなくチラホラとアニメをなんとなく見たことがある程度。
たまたまこの「真生版」という名の完全版的なものが上映するということで、しかも「R15+」ということもあり「目を背けず最後まで観れるかな・・・」と少しの不安はあったのだが、他に観たい作品もなかったため鑑賞することに。(何かと小遣い稼ぎかのような後出し完全版商法はどうなのだろう・・・)
ちなみに鬼太郎誕生の物語であるということや、予告編を見たくらいで他に知識はない。
で鑑賞した結果「え・・・R15+・・・?これで・・・?」といった具合でまぁ色んな意味で期待外れもいいところだった。
もっとグロい感じのカットがふんだんに盛り込まれているものと勝手におもっていたのもあったのだったが、どうもそっちの方向性ではない「R15+」だった模様。
例えば後半の方で鬼太郎のお父さんが集団リンチを受けているときも顔が腫れたり、歯が欠けたりといったことはなくキレイな顔のままで違和感。
捕まって腕を切り落とされるところも期待してたのだが邪魔が入り結局何事もなく・・・。
人間側の主人公の過去の戦争の回想シーンでも首や腕がもげているような描き方は見る限りなくリアリティに欠けていた。せっかくの「R15+」なのに・・・。
あとストーリーという点から見てもいうほどドロドログチャグチャしたものでもなく、かといって何かアッと驚くドンデン返しがあるわけでもなく、個人的には泣ける要素もなく・・・その辺も肩透かしを食らった感じ。
鬼太郎のお父さんの声(目玉の親父の方ではない)にも違和感を感じた。
なんというか今時の声優さん(声は聴いたことある人なのだが元々詳しくないこともあり名前が出てこない)を起用して新たな若い層を取り込もうとした?そんな印象を受けた。
もちろんそれが悪いというわけではないし、声は良い声をされているのだが、ただこのキャラクターではなかったのでは?と。少し爽やかすぎない?とアニメ素人的にはおもった。
むしろ人間側の主人公の声の方が声としては合っていたのでは?とも。
時代が昭和31年だったか昔のお話ということもあるのだろうけど、電車内でゲホゲホ咳き込んでいる子供がいる中、周りの大人たちが当たり前のようにスパスパとタバコを吸っているシーンとか、人間側の主人公が初めて出向いた村に着くやいなやいきなりタバコを吸いだしたかとおもうと、会話していた村人の目の前で流れるようにポイ捨てするシーンなんかは「うわぁ・・・」と引いてしまった。
きっと当時は本当にそういう時代だったのだろうけど「これはないわぁ・・・考えられないわぁ・・・」と素直におもった。
そういえばこの人間側の主人公は何かとタバコ吸いすぎってくらい吸っている。完全にニコチン中毒なのではないかとおもうほどに。
それと妖怪のボスみたいな強いキャラクターが出てくるのだけど恐怖感が全くないというか、迫力がなさすぎたのも「う~ん」と物足りなかった。
とくに後半の完全体のようなデザインはデカいだけでさらに残念なものだった。「妖怪」なのに妖怪っぽくないというか、もっと日本古来のオドロオドロしいものであってほしかった。
後半では他にもトラ柄のチャンチャンコが誕生した瞬間や鬼太郎がどのように生まれたのかなどが描かれていた。
鬼太郎誕生の瞬間はエンドロール後にあるのだが、赤ん坊で母親のお墓の土の中から出てくるのだが、妖怪族だからなのか土とか飲み込まずよく窒息せず出てこれたなぁと感心した。
どうせなら窒息しかけるのを見かねて人間側の主人公が助けるみたいな感じの方が・・・いや何でもない。
でもあのラストの終わり方は個人的には良かったとおもった。優しく抱きしめるカットとかわかりやすく「ここから始まる鬼太郎の物語」って感じで。命の恩人だね。
結局鬼太郎のお父さんの奥さんを連れて二人で逃げた人間側の主人公の人はラストで鬼太郎を抱きかかえてどうしたのだろう?
ある程度までは育てたのか?それとも妖怪の森的なところにかえしたのか。
それに鬼太郎のお父さんは目玉の親父として蘇った?っていうことなんだろうけど、それから人間側の主人公とは再会したのだろうか?調べてないのでわからないけど再会してるといいなぁなんて。
ねずみ小僧的なのは要所要所で出てくるんだけど、レギュラー的な他の一反木綿とかこなきジジイとか、砂かけババアといった妖怪は出てこず。猫娘は出てきていたけどセリフはほぼなかったような。
そうそう、入場の際に入場特典を貰った。何やら鑑賞後に開封してほしいと書いてある「描き下ろしビジュアルカード」のようで、おそらくネタバレ要素のある何かが入っているのだろうが、これを書いているこの時点でもまだ見てはいない。
というか「第1弾」と書いてあるということは「第2弾」や「第3弾」と続くのだろうか?
鑑賞スクリーンが200席を超えるところだったが、平日でもないのに鑑賞者数としては20名もおらずスカスカ状態だった。
本作は鬼太郎誕生の物語ではあるんだけど、同時に目玉の親父の誕生物語でもあるといえる。
本作を鑑賞して損をしたなどとは全くおもってはいないが、ちょっと期待しすぎていたのかもしれない。
わざわざ「R15+」になって再上映&予告編の中でも鬼太郎のお父さんが言っていた「何を見ても逃げるでないぞ」ってセリフは、鑑賞者に対しての語りでもあるのかと期待しちゃっていたんだけど・・・ねぇ?
血が足りぬ・・・血が・・・・。
※決してグロ映画やグロシーンが好きというわけではなくむしろどちらかといえば苦手な人なのだけどそれでもそう感じた。
テンポは格段に良くなった。
PG12からR15+に変更になった部分で再度、映画館に足を運んだが変更と言うより、再編集という形でテンポ良くダレることなく最後まで気持ち良く見られた。
期待した残酷描写の追加や暴力的なシーンは新規ではなく、違いはわからなかった。
テンポ良く、気持ち良く、観られた。
なるほどな
ゲゲゲの鬼太郎なんて何十年ぶりにまともに観たな
ほどなくええ感じだったんだけど
アニメ映画の尺ではもったいなかった気がする
サブスクとかで5話ぐらいの尺でそれぞれ掘り下げてもおもしろかったんやないかな?
後、妖怪?物怪?の親玉みたいなのが水木先生ぽくないのが残念な感じ
あえての演出なのかもなんやけどね
墓場とゲゲゲの最高の融合。鬼太郎史上最高の大傑作2
犬神家的な昭和の名家の相続を舞台にしたサスペンス。
犬神家的な昭和の闇、クトゥルフ神話TRPG的な知ってはいけない秘密に近づくスリル、墓場の鬼太郎の不気味さ、ゲゲゲの鬼太郎のヒーロー展開。そのすべてを味わえる傑作です。
まず昭和の闇を魅せるミステリーとサスペンスが凄い。そして妖怪が実にいいアクセントになっている。
キャラも素晴らしい。若き日の目玉の親父もかっこいいし、パートナーの水木もとてもいい。ヒロインの紗代もその他龍加一族もみんないい。
そこに秘められた謎もいいし、謎の明かされ方もとてもいい。クトゥルフ神話TRPGリスペクトを感じる。
そしてそれらの絶望の果に鬼太郎が誕生に繋がるのもいい。こうやって繋がるのかあととても感動した。
墓場の鬼太郎の不気味さを漂わせつつ、ゲゲゲの鬼太郎的ヒーロー展開で爽快感もある。唯一無二の作品だと思う。
いま鬼太郎が好きな人、昔鬼太郎が好きだった人、昭和サスペンスが好きな人、ホラーが好きな人は絶対見たほうがいいです。
更に15禁リメイクに伴い、ちょっと血とグロが強くなっている。
ただそれ以上に作品として分かりやすくなっているサヨ周りの描写が若干丁寧になってて、スムーズに真相を理解できるし、あそこで目を背けなければ違うエンドあったんじゃないかなと思わされる。
戦闘シーンもバージョンアップしてて見ごたえがマシてる。
ただ良くも悪くも分かりやすくなってしまったために、分からないからこその不安定さ居心地の悪さが減じてしまった気もする。映画って難しいと思わされた傑作です。
せめて、一反木綿やぬりかべを〜
絶賛レビューが多いですね。
前バージョンからずっと観に行きたかったのになかなか機会がなくて、今回ようやく真生版を観に行くことが出来ました。
鬼太郎が生まれる前の話なので正直言って何でもありですよね。
見終わった感想としてはこんなこともあったのかな?あってもいいよな?絶賛まではいかないなぁ?悪くないけど良くもないというのが正直なところです。
最近のキラキラしたゲゲゲのファンシー鬼太郎より完全に大人向けに振り切った犬神家の鬼太郎に。
そこは評価に値するところなのに、なぜだか感情移入出来ず見終わってしまいました。
ずっとダークな世界観のせいかずっと怖くないのです。
人って見えないものに恐怖し、想像からくる産物とミックスしてより恐怖するものなんだと思うのですが、ずっと見えてるんですよね。得体が知れているから怖くない。そしてお決まりのバトルシーン。
ゲゲゲの鬼太郎の神回のひとつに『ゆうれい電車』があると思うのですが、そっちのほうが私は怖く感情が揺さぶられました。
思い上がった人間がどの世界でも大きい顔をして生きています。弱者の気持ちを踏みにじりながら。そんな人たちが妖怪と関わったらどうなるのか。
『この世界に住んでいるのは人間だけではない』『目に見えるものだけが世界の全てではない』と教えてくれた神回でした。
今後の鬼太郎を作っていく上で大きなヒントがある回だと思うのですが。
最初は『面白くなりそうだな!』と思い、中盤以降は『頼む、面白くなってくれ!』と思いながら観ていて、終盤には『せめて一反木綿やぬりかべを見せて〜おねが〜い!』と終わってしまった感じです。
面白いんだけど胸糞悪いんだよなー😅
大筋の物語は同じだから胸クソの悪さを堪能ww
30分遅れで入ってきた中国人の集団が上映中に中国マナーを振りかざし、お喋り&スマホ操作し続けてたのが気になって内容にはあんまり集中できなかったなー。
『真生版』で加わったカットがどこなのか判別付かず😭
ま、いっか👋
因習村と救われない物語。
村の人間たちが醜悪すぎてもう滅ぶべくして滅んだって感じだ。
その中でただ生まれてきてしまったってだけで苦しんだ時ちゃんだけが可哀想だ。許せねぇ……。
その許せねぇの気持ちの分だけ鬼太郎が尊く大事に思える。
でも簡単な遺言書ひとつで大乱闘が起こるところとか、頭首の役割が現実的でなくオカルティックなのとか、そういう舞台は正直好き。
不老不死(?)の妙薬Mが企業戦士のために使われるって、まさに「二十四時間働けますか」じゃん。
あの時代の働き方実際ヤバいからなぁ。
水木も沙代ちゃんも、力が無くて踏みにじられてきた弱者の必死の抵抗みたいなものに見えてなんか切なかったし感情移入もしてしまった。
でも最後、水木が妖怪とか幽霊とか目に見えないものに脳を焼かれた結果、富とか力で釣ってくる時貞に対して「つまんねーな」と吐き捨てるのがかっこよかったな。
戦闘シーンも非常に迫力があり、流れも美しくて見入った。
でも幽霊族な事とアクロバティックな戦闘が強い事はイコールではないだろとちょっと笑った。
色々思ったことはあるのにまとまらない。
余韻が収まらない。
最後スタッフロールが無かったよなぁ?たぶんそれで余韻に浸る間もなく映画館を出たせいでいつまでもふわふわしているのだと思うわ。
アニメのファンが高評価してるだけ? 水木しげる先生が好きならおススメしない
良くも悪くも普通の映画だった。
水木先生はこんな話を描きたかったかな?
と違和感のある物語。
ビッグコンテンツを消費してしまっている訳だけど
それに見合うおどろおどろしい描写もなく
どこかでみたよくあるホラゲーのような安い設定。
異常な村、村から出られなくなる、変死体がみつかる、
怪しげなものを売る商売で設けている会社
聞いたことあるでしょw
あとは普通に無難にまとめて、
予算があると感じるアクションでアニメファンを満足させる感じ。
アニメでゲゲゲの鬼太郎やってるのかしらんが、
その設定に繋げてるのかなんなのか
置いてけぼりをくらいそうなところを
無難なテンプレ展開ストーリーでなんとか見れる。
最後はもう眠たくて仕方なかったよ。
期待はずれで誰にもすすめられない。
評判の程を確かめに(長文です)
子どもの頃から親しんだゲゲゲの鬼太郎と妖怪たち。
今回は鬼太郎誕生までの前日譚という点と、どうやらグロ要素のある激しめなシーンがありそうだぞ…という期待感で劇場へ。興味を持った所で真生版が公開されるとの事で、ちょうど良いタイミングでした。
今回見る上で注目したのは、どのぐらいグロいのか・主人公2人のブロマンス・自分はラストで泣けるのか、の3点です。
(ネットで評判になりがちだったポイント)
先んじて全体の感想をざっくり書くと、
・主要人物以外のキャラクターにも細かい思いやりを込めて作られているのが感じられた点が非常に良かった
・グロさよりも、今作の時貞のゲスっぷりが完全に大人向けである点が最悪で最高
(子ども視聴者は恐らく聞いてもポカン・大人ははらわたが煮えくり返る事してた)
▼下記ネタバレ注意&長文▼
①グロさで言うと、予想よりもグロテスクなシーンは少なく。ただ、血や身体破壊描写が苦手な方にはやや辛いかな、という印象でした。(目や体が貫かれる・目玉が飛び出る・血が吹き出すなど)
血は真っ赤な鮮血なので、アニメーションでの描写に慣れていない・苦手な方はギョッとするかもしれません。
個人的には、無力化された鬼太郎の父(ゲゲ郎)が棒でボコボコとリンチされるシーンが、地味なシーンながら辛かったです。
②ブロマンス的な要素も評判だとネットで見たので、その点にも注目。
いつの間にか急に絆が芽生えている等の無理な進み方はしておらず、互いの過去・今の行動背景・今後への思いを共有→助け合いと信頼へ、という流れは自然かと思いました。
関係性の点で言うと、個人的には龍賀家長女の乙米と、村長かつ裏鬼衆の首領である長田の関係が気になりました。
龍哭が起こった時の長田の乙米の守り方…狂骨の大量発生で自身の身も危ない中、乙米の助けを呼ぶ叫び声に駆け付けようとする長田…怪しい…
→と思って調べた所、やはり2人は主従ながら純愛関係だったとのこと…!(舞台挨拶より)
当作品は妖怪・怨念・秘密裏な外道のプロジェクトだけでなく、恋や愛や血統などの点でもドロドロした不穏な要素を入れ込みまくっているんですね。
③ラストで泣けるのか、の点について
個人的には、終盤〜エンドロール〜タイトルまでで泣くことはありませんでした。
ただ、エンドロール中の絵が漫画風・セリフ無しである点はとても好みでした。当物語で見た2人の関係性を基に鑑賞者の想像力で音やセリフが補完される(気がする)ので、余計グッと来る気がします。
また、どちらかというとエンドロールに入る前、現代のシーンで最後の狂骨を退治するシーンの方が、、、
最後の狂骨は、ゲスジジイ時貞に体を奪われた孫・時弥くんでした。彼のことを覚えていた目玉のオヤジからの助けられなかった事への謝罪・その息子の鬼太郎からの忘れないという約束でやっと成仏できたシーンは、彼が幼く何の罪もない子どもであった事も相まって、ウルウルとしてしまいました。やっと解放されて良かったね…という気持ちに…
注目していた点以外で好きだったのは、劇中の妖怪たちについて。
狂骨は怨念を根源とした強力な敵として描かれていたものの、つるべ火や河童、倉にいた妖怪?など、身近な妖怪たちは比較的にフレンドリーで日常に溶け込んでいる事、また大穴で襲ってきた妖怪たちに対するゲゲ郎の、妖怪同士での無駄な争いを避ける姿勢には水木しげるさんの鬼太郎像を感じ、とても好みでした。
全体的にボーッと見ても楽しめる作品ですし、戦争について・人間について歴史・哲学的に考えるキッカケにもなる、良い作品だったと思います。
悪魔と呼ばれるもの
こんなに面白かったっけ!?
真生版として帰ってきた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。傑作揃いだった2023年の中でも、抜きん出て優れていた最高のアニメ映画。初めて劇場で鑑賞した時の驚きは半端じゃなかった。
そして初鑑賞から1年たった今日、バージョンアップした本作を改めて鑑賞してきたのだけど、これはこれはすごいものだった。面白いのは十分わかっていたけど、想像を遥かに上回る面白さで驚き。はて、昨年の自分は評価をミスってないか?それとも、真生版になったことがこんなにも感情を動かしたのか?細かいところはよく分からないけど、今年劇場で観た映画の中ではダントツで面白かった。バージョンアップしたとはいえ、基本は同じだから2024年のランキングに入れるわけにはいかないけど、もしカウントするなら堂々たる1位。そのくらい良かった。
言われなくてもわかるくらい、血飛沫はより赤く、激しく描かれていた。これはR15+になるわけだ。だけど、通常版もなかなかにグロかったから、明確にどこが違うのかと言われたら難しい。でも、確実に鮮やかになってはいる。おかげでアクションシーンの残虐さは増し増しになっているし、悲壮感も比じゃない。前作よりも心がグッと沈むのを感じたし、こりゃ真生版として劇場公開して大正解。そしてちゃんと劇場で見て本当に良かった。このサイトに通常版との比較が分かりやすく書かれていました。【通常版と何が違う?真生版ではこんな演出が加わった!映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』レビュー|鮮明になる色、真生版でより深まるゲ謎の世界【※ネタバレあり】】
4DXで鑑賞したのだけど、それまた良かった。血飛沫を直に感じたのは、4DXの効果もあったのだろう。通常版を見ていた時から感じていたけど、やはりこの作品との相性は抜群。アクションがとにかくカッコイイアニメ映画だから、座席の揺れは没入感をより高めてくれるし、恐怖も倍以上になっていた。通常版よりも時間があっという間だったのも、この上映形態のおかげ。いやぁ、お金儲けの仕方が上手いね〜。(言い方悪)こりゃ見ちゃうし、見入っちゃう。毎年やってくれねぇかな笑
内容に関することは去年書いたから今更明記しないけど、鬼太郎誕生の物語としても、ジャパニーズホラーとしても、申し分ない見応えと面白さ。傑作揃いだったからマヒしていたのかもしれないけど、これはあまりに完成度が高い。
配信しているとはいえ、劇場で見た事ない人は是非ともこの機会に見るべきだし、見た人でも損は絶対しないと思う。この映画のおかげで、最近少し失いかけていた映画見たい欲が加速した。やっぱ映画っておもしれぇ。
真正版も神
争いが生む周りを巻き込む負の連鎖(それを描くことによって反戦を強く訴えている)、人間の怖さ、愚かさ、貪欲さ、残酷と希望、争いによって奪われた友情や愛の尊さなど、様々な要素がうまくまとまった超傑作だと自分は思った。ラストの切ない展開も良かったし、鬼太郎6期への繋げ方も上手すぎる。アクションシーンもかっこいいしミステリーとしても楽しめるし本当に飽きない。ファンサービスも忘れてないまさに完璧な鬼太郎映画。観たあとこの作品に圧倒されてため息が出る程の出来。あと3回は観にいきたいです。
真生版でおかえり
レーティングが上がりましたが、血の量が増えてるのと色彩が鮮やかになったかな?そこまでグロさやホラー度が上がっているとは感じなかったです。
庚子さんのシーンが出血の勢いが凄くて血の雨になってたのが1番わかりやすかった違いかも。
久しぶりに映画館で観て、やはり好きな作品だなと思いました。特に水木が哭倉村に
入るときの雰囲気がとても好きです。
見るたびに、どこでどうすれば沙代ちゃんと時弥くんを救えたのか考えてしまいます…。
鼻血の色。
内容は変わってないがたぶん血と、背景、陰影なんかがリテイクされたんだと思う。あと音か。
色々クッキリして話もわかりやすくなった気がする。
血が赤くなってレイティングを12から15に変える必要が有ったかどうかわからない。
夜の回だったんだけどまあまあ混んでて、私以外全員女性客で鬼太郎ファンの層の厚さを感じた夜でした。
変更点が分かりませんでした(笑)
昨年観たものとの違いについては殆どわかりませんでした。
この作品、面白いんだけど胸糞悪さも含んでいて冷静に観ると日本って国は気持ち悪い国なんだと思ってしまう。
妖怪やゆうれい族ではなく人間が一番気持ち悪い。
サラリーマンなら時貞の言ってることは出世したり、人の上に立つ奴らの正体なのは明白。
最後に水木を懐柔しようとしましたけど返り討ちにあったのは痛快。ただそのせいでゲゲ郎がケイコツを抑え込む為の犠牲になりますが。
ゲゲ郎みたいに弱い物の味方が現実世界でもいて欲しいね。
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