「良かったです」リアル・ペイン 心の旅 ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
良かったです
全編ショパンのピアノ曲が流れ素敵でした。上映時間90分というのが良かったです。
いとこ同士のデヴィッドとベンジー。祖母を弔うポーランドでの旅で、対照的な性格の2人と、それそれが持つ痛みが描かれた話です。
常識的に行動するデヴィッドと異なり、ベンジーは活発な反面、心はデリケートで感情に波がある上にストレートに現れてしまい、周りが疲れてしまう めんどくさいタイプ。祖母はそんな彼にとって、本当にウマがあい、大好きな人だったのですね。彼が寂しくてたまらないのがわかります。
現代の生きづらさの中には、このような喪失感もあるのじゃないかな。
ポーランドツアーは歴史を辿ることで参加者たちにつらい側面もあり、ツアーガイドがその都度気遣います。
でも旅は良くも悪くも心が解放され、互いに葛藤や苛立ちがありながらも、2人にとって良いものだったと思います。
兄弟ではなく、いとこのこんな関係性がちょっとうらやましくも感じました。
空港は旅の中継地点。ラストのベンジーが印象的でした。
コメントする
ゆ~きちさんのコメント
2025年2月5日
私たちはマコーレカルキンなんて、まだまだ子供のイメージですもんね。彼の「弟」がおじさんなのは、私も衝撃でしたw。
私もすっかり自由気ままな生活が当たり前になりましたが、どこかで真の理解者が欲しい気持ちもありますね。