劇場公開日 2025年2月7日

大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価

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3.5見事な紡ぎ上げ方!

2025年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)の交換日記風引き継ぎ帳での
コミュニケーションとリアルのふたりのコミュニケーション、
そして丈流の父(原田泰造)と母(西田尚美)の
友人を介した文通での出会い、
そして、その出会いを収斂させていく紡ぎ上げ方が抜群に素晴らしいと
感じた作品です。

まあとにかくまどろっこしいんですよね。丈流と美優。
美優が先にいろいろなことに知っていくのですが、丈流が気づくのが遅い!
そして丈流は本人も言っているように、自分のダメなところを知りつつも
そこが変えられないんですね。
だからそうとうまどろっこしいわけで。

ただ、そこを父が丈流の背中を押しますし、
美優の背中を押すのが沙希(山本美月)だったりする。
そして二人とも「会いたい人に会いに行く」んですね。
その心の変遷や機微が実にうまく表現されていると思いますし、演者も巧みでした。

ラストショットも何とも言えない温かい気持ちになりました。
あれでいいと思います。

昭和〜令和の時代感やその時代ならではの空気感なんかも感じられ、
昭和男児としては、音楽やラジオについても心にグッとくるものがありましたね。

草野翔吾監督は『アイミタガイ』も素晴らしい作品でしたが、
本作も桜田ひよりの魅力を存分に出しつつ、
心を震わす作品に仕上げていると感じました。

『バジーノイズ』以来、桜田ひよりには注目していますが、
もっと明るい表情がたくさん見たかったですね。そこだけがちょっぴり残念でしたが
それでもやっぱりすごく魅力的な俳優で、私は大好きです。

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ひでちゃぴん

4.0素敵な出会い

2025年2月4日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

こーいうのって素敵ですね。欲を言ったら観る側もエンディング近くで分かる実は...あの時、あの人が、繋がっていた!的な驚きと感動があったら、ウルッときてたかも。なーんて。初々しさと純情さと古き良きと、いい映画でした。

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ノブ様

3.5月9風味のロマコメ寓話

2025年1月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

主人公と父親の設定年齢がそのまま今の自分と息子とほぼ変わずと言う事もあって、父親目線でずっと観ていた。

爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」がリリースされたのは学生の時だったが、当時も「ペンフレンド」と言うワードには違和感というか今どき?って思っていたが、映画として見ると現代では主流のSNSの出会い系などとは比較にならないほどのドラマ性があり、改めて歌詞の良い意味での青くささや甘酸っぱさがを懐かしく感じた。

そう言った意味でも劇中で当時と並行して語られる現代シーンでは、この歌詞の内容がより陳腐になりそうなところ、「バイトノート」で打開したのはなかなかの名案だったと思う。

ストーリーの展開自体は偶然に偶然が重なり最後は綺麗につながって行く、ある意味現代の寓話だが、観終わった後の気持ちよさと爽快感はしっかりと残った。

幼い感じが残る主演の神尾楓珠と桜田ひよりだったが、歌詞のイメージの高校生の設定でも良かったのかなと思った。

どこにでも出てくる仕事を選ばないw江口洋介は軽い役を軽やかに演じさせると本当に一級だが、本作では終盤の「語り」でギャップ萌えを見せ、ちゃっかりと締め役を担い、出番は少ないが印象に残った。

80年代の名曲ってドラマにしたら結構良いものがたくさんできそうな気がする。

世代にもよると思うが、リメイクよりもオリジナルが流れた時の方が圧倒的にグッとくるものがあった。

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カツベン二郎

3.5こういうストーリー好きです 時間の流れの点と点を結んでいくとか、そ...

2025年1月1日
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鑑賞方法:試写会

こういうストーリー好きです
時間の流れの点と点を結んでいくとか、そういうの

脇役のかため方とかもいいですね

映画を見る前も後も
タイトル見ると毎回あたまで曲が流れます

カバーもいいですね

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jung

4.0懐かしく、温かい

2024年12月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

試写会で鑑賞させて頂きました。手書きで誰かに文章を書くことが減ってしまったこの時代、とても懐かしく温かいストーリーでした。昔の親世代と現代の子供世代の二つの恋模様が繋がる所も胸が熱くなりました。もう一度改めて爆風スランプの曲を聴き直したいと思います。

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モコママ

3.5サンプラザ中野くん登壇の舞台挨拶付き最速一般試写会にて。

2024年12月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

試写会当選@丸の内TOEI🌟 MOVIE WALKERさんありがとう😊💕
監督や出演者といった映画に関係のある人は問題ないんだけど、映画と直接関係のない人が登壇するイベントは場繋ぎのためか謎の大喜利だったり全く的を得ない質疑応答を延々聞かされたりと不無駄な時間だなーと思うことが多いのであまり好みません😅、今回は直接関係のない中野くん登壇でもインスパイア元の曲を作った人ということもあって裏側の話も聞けたし、それがなくても司会の人との掛け合いが絶妙で終始笑いっぱなしだった〜。

さて、映画。
サンプラザ中野くんが嗚咽洩れ洩れだったというので期待。隣の男性は号泣、反対側の女性は大号泣。
きっとそーゆー映画なんだと思います。ワタシは👇️でしたが…
【涙活報告】泣けませんでした😅1うるるポイントあり。

恋愛とか切なさとかもどかしさとか甘酸っぱさとか不甲斐なさとかそーゆーのにはあたしの涙腺はもはや反応できないのかも。
でも、友情とか絆とかそーゆーのにはサラッとうるうるする。今回もソコ。“ふてほど”みたいな古き良き(?)時代を感じる楽しみ方も良し。

自分のポンコツ度合いを自覚しながら、それを見せまいと他人攻撃型に徹するタケルくん。自覚ありだから悪い人ではないんだろうけど、とにかく攻撃っぷりがイライラする。それを“可愛いぢゃない”と言えるサキさんのようなオトナになりたい……

(余談)
曲ってのも想い出をリコールさせる要素あるねー。
自分の人生から消えた人が記憶の中で蘇るってなんとも言えない気分。いい思い出でも悪い思い出でもないけど。

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らまんば

4.0構成が好き!

2024年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

試写で観させてもらいました!

爆風スランプさんの楽曲がもとで作られた作品だが、
無知で曲を知らず💦
でもただの恋愛映画というより
平成、令和、その年その年の良さがうまくかかれてる。
家具の感じや、ラジオ放送の声もうまく出されてて見てて楽しめる部分だと思いました。

ストーリーが後半になっていくに連れて
点と点が重なってひとつの線になってく感じは見ながらニヤリとさせられた構成だな〜

主演のおふたりの演技はもちろんのこと
脇を固める原田泰造さん、西田尚美さん、
飯島直子さん、
そしてとても素敵な声の江口洋介さんは強すぎる。

最近気になってる伊東蒼ちゃんのお芝居の時の話し方聞き取りやすくて好きだな〜
恋愛映画として見るより、時代背景や話の構成、カバーしてる女性歌手の歌声に魅了される映画かなと思う!
爆風さんverの歌も流れて楽しいです☺️

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ふーみん