「古き良き時代、二人の逢いたい気持ちは、この名曲に乗って永遠に奏でる~」大きな玉ねぎの下で The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
古き良き時代、二人の逢いたい気持ちは、この名曲に乗って永遠に奏でる~
爆風スランプ”大きな玉ねぎの下で”の曲名に沿った映画
今日は「大きな玉ねぎの下で」観に行きましたよ。
爆風さんね。昔は良く聴いてました。
確か ”タイ焼き焼いた” だったかな。
~俺の右手はアンコで真っ黒ぉ。アンコで真っ黒ぉ。~ とか
コミックソングって言うとファンの方から怒られそうだけども、
”大きな玉ねぎの下で”は 武道館の事を示した曲ってのは有名。
歌が出たのは平成元年前後だった様なので、若い人は知らない人も多いのだろうね。
この武道館コンサ-ト繋がりで、まだ逢った事も無い 顔も知らない人と
待ち合わせして逢うって事自体が、今からするととっても新鮮。
今ならスマホで連絡チョチョイのチョイ。
この作品に出て来るカップルは2組。
昭和時代のペンフレンドと、令和時代の日誌フレンドだ。
(昭和カップル)
堤虎太郎(後の丈流の父):役 藤原大祐さん
池尻今日子(病気、後の丈流の母):役 伊東蒼さん
(令和カップル)
堤丈流:役 神尾楓珠さん
村越美優(看護学生):役 桜田ひよりさん
この内、昭和カップルの恋が実は気に入ってて
ペンフレンド募集とか 代理で出したりとか懐かしい。
今なら偽装かよって言われそうだけど。
その当時はそれが当たり前だった。雑誌にペンフレンドコーナ-とかが有ってね。
(*ノωノ) (≧◇≦) ちょっと有名人に成りたくて送る人多かったかな。
虎太郎も友人(府川大樹:窪塚愛流さん)に代わって手紙を送るのだが
途中で多分 写真端の彼女って事に薄々気付く。
直接文字を書くからね 手紙だし。だから筆跡文字、文面の丁寧さで多分
ヤンキー女子じゃない事は直ぐ分かるのだろう。
その後結ばれた二人が丈流の両親で、
父役の原田泰造さんと、母役の西田尚美さんは好演だったと思います。
この母が癌で入院中。この病院の看護学生(看護研修生)が
村越美優なんだな。だから全体的にはそんな繋がり。
丈流の母の事は美優は知っていた訳で。
久し振りにスクリ-ン復帰の 篠田沙紀(カフェ店員)役:山本美月さんを観ましたわ。いつ見ても長い髪でお美しいですよね。
お店自体が夜と昼で入れ替わり、バイト店員がそれぞれカフェ店員美優とバ-テンの丈流となってます。お店の管理日誌にお互いが色々想いを書いているうちに
知り合っていく~展開。この辺りは良い流れと感じた。
最近、パソコンや携帯で常時メール文打ってると、急に日誌なんか書けって言われてもかけない。漢字が出て来ないし、文字も汚いかな。
だから 丁寧な文字で日誌に書いてる二人は エライな。そう思った。
ヤッパリ文字の丁寧さ見ただけで 人柄って分かるもんだと思う。
文体もそうだけどね。
共通の推しと、歌に惹かれて繋がるんだけど、
それだけじゃ無いと思うんだよね。
”ペンフレンド”って言葉に重きを置いて、相手を徐々に知る、知って行く楽しみ。
やがて逢う嬉しさ・・・
そんな事が上手く表現されていたと思います。
ここの所 注目してる桜田ひよりさん。
益々目が大きく輝いてて とってもいい感じ。
前作の”バジーノイズ”といい、今作品といい
次作も音楽絡む作品となるのでしょうか。
大いに期待ですね。
ご興味ある方は
是非 劇場へどうぞ!