ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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泣けます!松たか子美しい!演技最高
最近、私生活で色々とあり泣いてスッキリしたくて観にいきました。
ネタバレなりますが、離婚経験者の私には思いあたる逸話がいっぱいあり、身に染みるような気分でしたが、またやり直せるなら…
結婚生活をやり直したい!と思わせてくれる作品でした。
まぁ、別の人とですが…
松たか子がやばい!こんな45歳いないでしょ笑
美魔女ですよ〜めちゃくちゃキュートでした。
演技も素晴らしく、いっぱい泣かせていただけました。
二人の演技は素晴らしい、けど...
あれだけタイムスリップして死亡宣告されたのに最後結局同じ死に方するんかい!笑
夫もそれ覚えててラブレター(遺言)書くくらいなら、ベビーカーの転落防止すりゃよかったんちゃうの...
思わず心の中で突っ込んでしまいましたよ
納得いかん
自分が、何月何日、どんな状況で死ぬのか
そして、死ぬ理由もわかってて
避けられないのか。。。
ここが納得できなくて
感動の前に冷める
ベビーカーが落ちないようにするだけで
ええやん💦
それから、何度も、死を回避するために
タイムスリップした事実があるから
ラストで、夫の心に妻の誠実な気持ちが
響いたことは事実だけれど
全部、バラす禁じ手を使うなら
最初のタイムスリップで、できたやん
34年間、同じ人と暮らしている私からしたら
相手の欠点は長所でもあり
捉え方次第で、自分自身を幸せにできる
と、達観しているが
同時に、ひとは、根本的に、絶対に
変わらないとも、思っている
やり直して、あそこまで、円満に
180度違う、夫婦生活を送れるもんかなぁ〜
とも思う
ただ、松たか子さんと、松村北斗くんの
演技は、素晴らしかった
ロングヘアの松たか子さんは
ロングバケーションや、ラブジェネレーションで
キムタクと共演していた頃の
松たか子さん、そのままでした
松村北斗くんも、若い頃だけでなく
亡くなる時の姿も全く違和感がなかった
二人が夫婦でいることについては、
何の、ひっかかりもなく
物語に入り込めるだけに
タイムスリップのくだりの笑えないグダグダ感や、
死を回避できない正当性を
もう少し詰めてほしかった
next to you
煌びやかで、切なくて、それでいて味わい深い邦画でした。
タイムリープものを実写で、かつ恋愛劇をやるのって相当難しいのではと思っていましたがとても胸打つ作品に仕上がっていて感動でした。
夫の駈が電車に轢かれて亡くなってしまった妻のカンナが自動車に乗っていたら駈と出会った15年前にタイムスリップしてしまって…という設定はアニメっぽい感じでスッと飲み込めました。
序盤のタイムリープをカンナさんと観客である自分が探り探りしていくところはちょっと苦手なものがあり、ド派手なドジを繰り広げるカンナさんにドン引いてしまったり、事故を感動と見立ててドラマ化しようとするTVクルーとまともに受け答えしないカンナさんと苦手と苦手が同居していたり、配置されているようなポジションでしかない子供達や全部口に出す若者たちと対抗しまくるカンナさんとこれ大丈夫かな?となるシーンが多かったんですが、これがまさか後半にフリになって効いてくるとは…。
遅効性とはこのことです。
タイムリープできる条件が分かっているからこそ色んな方法で駈くんを助けようとする様子が最初はコメディとして機能していたものが、段々と真実に気づいていくところの心情描写が豊かで美しかったです。
結婚してから距離が離れていったからこそ、駈くんのキュンとしたところをおかわりしまくったり、なんとかして出会わないようにする未来にするために色々悪事をはたらいたら突き放されてしまったり、なんやかんやうまくいったかと思いきややり直してみたりと試行錯誤している様子が面白かったです。
赤い糸を辿りながら過ごしていても埒があかないならば赤い糸を切ってしまおうと思い切った判断もする中で、ちょっとしたミスが引き金になってタイムリープがバレてしまうというところからどうなってしまうんだろうと思っていましたが、ここからの展開が面白いことになっていくもんですから圧巻されました。
駈くんがカンナさんと結婚していると知ってから、あぁ本当に?と妙な納得をしている様子はコミカルで面白いのに、話をたくさん聞いていくと自分がカンナさんを突き放しまくっている、全然幸せじゃない結婚生活を送っており、そんな中で事故に遭って亡くなると知るまでがワンセットですから衝撃の連鎖だったと思います。
そんな状況でも冷静に分析して、それでもやっぱりカンナさんとの未来を紡いでいきたいと決断してからのタイトル回収がお見事すぎて大人な恋愛にトキメキしっぱなしでした。
駈くんを好いていた人も、その人の父親も性格面がかなりアレだったからこそ、カンナさんとの未来を選んでくれて良かったと心の底から思いました。
いざ自分が結婚して、未来から奥さんが来て15年後のこの日に死ぬ、しかも轢死だなんて言われたら頭の中にそれをインプットして目の前の尊い命よりも自分の命を優先してしまう気が、いや優先すると思います。
そんな中で駈くんは穏やかな結婚生活を全うし、同じ人生を歩み、尊い命を救うために動いたという選択は凄すぎるなと思いました。
小さな幸せを一つ一つ噛み締めながらの生活、そして最後の日も何気ない日常を過ごし、カンナさん宛てへの手紙を残して旅立つ展開は美しさが限界突破していました。
何気に最初は3年待ちの餃子が代引きだったのに、幸せな世界線ではすでに代金は支払われていたという未来の優しさに見事にやられました。
松たか子さんの飛び回るような感じが素敵でしたし、ふとした表情で情景がビシバシ伝わってきたり、可愛らしい行動が多く胸キュンでした。
ほっくんの破壊力は絶大で、ゆるふわな研究員の時の好きなものへの熱意を喋りまくるところが良かったですし、大人になって声色が渋くなっていたところ、その声で読まれる最後の手紙の優しさに本当に驚かされました。
2人とも若い時と年齢がある程度いったときの2つの年代を使い分けているので、その点でも演技力が大爆発していたと思います。
部屋の装飾や生活環境で魅せる作りもこれまた素敵で、家庭内別居のような時は冷たい雰囲気だったのに、未来を変えた後は暖かさ溢れる空間になっていたのも良かったです。
ご飯を食べる時もお互いの顔を見合わせて食べてるのも好きでした。♪朝はパンが頭で流れっぱなしでした。
濃密な邦画を観れて本当に良かったです。
邦画の未来はまだまだ明るくなっていくことが日本人として誇らしい限りですし、人生後悔しないように生きていこうと背中を押してくれて心穏やかです。
鑑賞日 2/9
鑑賞時間 18:20〜20:35
座席 D-19
わたしは時間旅行系に相応しくない観客です。
タイムリープ?スリップ?トラベル?どれがふさわしいかわからんけど、時間を遡ったりする物語には、基本興味がない系です。
なので、脚本:坂元裕二、主演:松たか子でなければ見ていなかっただろう作品。
坂元裕二らしい会話は楽しめた。きっと脚本にあるのであろう、夫の靴下を履いているとか、意地でも皿を出さずにトースト食べるとか、動物嫌いとかも面白かった。
かき氷屋の行列の、後ろの若い女性たちとのやり取りも可笑しかった。
好きで結婚したけど、結婚生活はうまくゆかず、離婚届を出すことにしていた日に夫が死んで、法的な離婚はしていないっぽい硯カンナさん。
首都高のトンネル落盤事故?(三宅坂ジャンクションって実在するのか知らんけど)のせいなのか、元?夫と初めて会う日の数時間前に車で行けるようになったので、彼が死なない未来を作りたくて、夫に働きかける…というお話。
自分と出会わないことで、夫は2024年7月10日以降も生きるだろうからそういう未来を作りたいけどうまくいかず、硯駈さんに未来から来たことを話す。で、硯駈さんは、死なない方がいいけど、結婚生活をやり直したいので、一時間後に2009年のたかばたけカンナと出会うことにし、2回目の結婚生活は充実していたけどやはり2024/7/10(だったよね?)に駈は死ぬ…というオチでした。
楽しめたし、ちょっとうるっとも来たけど、我々はぜったいに過去に戻って未来をやり直すなんてできないじゃん?
戻れないから後悔しないように頑張れっていいたいんだろうけどさあ…
過去の自分と未来の自分が同じ場所(見える場所?)にいたらおなか痛くなるとかも陳腐って思ったし。
あと、自分の命日知りながら、それを妻にも誰にも共有せず、落ち着いて、ラブレター書いてシュンって死んでいく硯駈さんが、リアリティなくって。死んだ理由は別だったかもだけど。
そんな心境に人間はたどり着ける?エイリアンなの?って思い、そこでだいぶ醒めてしまったのです。
告白のセリフとか、そういうのはよかったんです。切実でリアリティが感じられるから。
でもさあ…
もう私は、時間を遡る系は見たらあかんのでしょう。観客として相応しくない。
気づけば惹き込まれている
人生でしょっちゅう生まれる選択肢と、
その選択しなかった選択肢のその先を、妄想することは誰にだってあると思う。
この映画は恋愛におけるそれを否が応にも思い起こさせる。
タイムパラドックスなんてくそくらえだぜ!と言わんばかりに
やり直したい、やり直せたら、やり直せるなら、という妄想・願望を
叶えてくれそうで、でもうまくいかないというもどかしさ。
でもそれを映画の中で松たか子がする度に、
自分の過去の取らなかった選択と、その先の未来も妄想してしまう。
見始めはそうでもなかったのに、時間が進行していくと
若い頃の松たか子?と現在の松たか子を見比べるという
贅沢な?映像に混乱させられつつ、これでもかと惹き込まれていく。。
時間を戻る度に起こっていく心境の変化、いや身につまされる
思い出し選択を後悔するという作業を自らの体験と重ねていき
ある意味最も望んでいなかったけど納得できる結末と
その先にある未来に生きていく主人公を本人は知らないだろうけど
羨ましく思いました。
夕方の西日が差す部屋で話す主演二人の掛け合い、
演技、映像美が心に残っています。
くそう、若い頃に観たかったな。
タイムスリップしないかな(笑)
なんどでも見たい
予告を見て、是非見たいと思っていた映画でした。
過去と未来の綻びまで気にしていたら色んなツッコミがあるかもしれませんが、45歳カンナさんと29歳駈さんの恋愛が切なくそれを楽しむ映画でした。何度も涙がでました。
カンナさんは自分と結婚した事で幸せな人生を送ることなく死んでしまった駈さんを幸せにするために何度も繰り返し過去に行き、45歳のカンナさんに恋した駈さんは、15年後のカンナさんに会うためにマイナスを探さず、その日を迎える努力をしたんだと思います。
無邪気でキラキラしている松さんがとても可愛くて、北斗君もやっぱりかっこいい!
切なすぎる‥
松たか子さんのいつも通りの上手さ、北斗くんの爽やかさとまっすぐさがストーリーに相まって、ずっと切なかったです
何度試みても変えたい結果は変わらなかったけれど、15年かけてすれ違ってしまった2人が、相手への自分の愛情を見失わずに、すれ違わずに愛情を伝え合えた15年を生きることができたということか
でも、何度もタイムリープしたカンナが最後に戻った世界の駈の遺影は、仏頂面のままだったのだろうと思うと、
切ない
そして、タイムリープして来たカンナと別れた後に、15年後に自分を失うカンナを想いながら生きた駈を思うと切ない
15年寄り添った、優しい笑顔の遺影の夫を失ったカンナの心の空洞を思うと切ない
なのに、どういうわけか感情移入が出来なくて、劇場のすすり泣きをききながら、うらやましい気持ちになるという、自分的に珍しい状態だったのが不思議でした‥
もう一回観ようかな
今この瞬間、この歳でこの映画を観ることができて良かった。
時をかける少女をはじめとするタイムリープものが好きで、鑑賞。
タイムトラベルを何度も繰り返し、結局展開を変えることができたのは失敗した未来を知ったから。結末は変わらなくても、駈が最後までカンナへの愛を貫いてくれて、私は救われました。
すれ違わないように、思いやりを忘れないように、当たり前と思いすぎないように、そんなことを気にかけるだけで愛が霞んでしまうことはないのかもしれない。
私はまだ20代前半で未婚。結婚して中年になった頃、最後のカンナと駈のような関係性の2人でこの映画をもう一度観ることができたらいいな。
涙腺崩壊!この運命は変えられない、出会った頃の貴方にもう一度逢えたなら きっと。
近年希に見る恋愛傑作に今日は出会った気分です。
本日の映画は「ファーストキス 1ST KISS」の鑑賞です。
この作品、凄く高い評価と人気ぶり。噂が本当なのか確かめに参りましたが
劇場内 ほぼ超満員!!マジで本当でした。
特に20代後半以降の女性が圧倒的に多いでしょうかね。
御夫婦の方も多いです。
兎に角、主演(妻)硯カンナ役:松たか子さん、(夫)硯駈役:松村北斗さん この二人のツートップが素晴らしい演技で作品全体を優しい愛で包み込んで行きます。 (*´ω`*) (≧◇≦)
---------展開流れ
或るパーティで出会った二人は程なく結婚。そして15年後(2024年)、離婚の危機に。離婚届を出すその日、夫がホームに転落したベビ-カを救うも自らが代わりに電車に引かれて事故死。そんな夫の死後、ある日頼んだ事も忘れた?お取り寄せ餃子が届いた事から始まる。真っ黒コゲになる餃子・・・彼女の人生もどん底で車を走らせ首都高に。トンネルを抜けると・・・それは15年前の2009年8月1日の真夏の世界だった。
そこで 出会った頃の夫(彼)に偶然に出会う。
今更 別れる夫に出会っても・・・でも、もし もう一度人生をやり直せたとしたら? 彼が死なない様にする事が出来たなら。
15年前のカンナの前に現れた彼は、若く純粋な心を持った素朴な人だった。
トンネルを抜けて15年前の8月1日に戻るが、その日は 当時の自分が彼に初めて出会う日でもあった。その世界に二人のカンナが存在すると タイムパラドックス が生じて片方が死ぬ。未来から来たカンナは 過去のカンナに出会ってはイケないし 体が崩壊してしまう(多分その設定)。その日運命的に過去の自分が彼に出会う夕方以降は彼に会う事は出来ない。
出会う事が出来る僅かの時間を繰り返す事で、少しずつ彼を、そしてカンナ自身の未来に変化が起きる。
何とかして、どうにかしてこの人を死なせない! 自分がたとえ別れる運命でも・・・運命はきっと変えられる、そう信じて。
けれども・・・この切なさ、この愛しい想い、この深い愛。
つい先日まで離婚届けを書いていた二人とは思えない最悪の仲が、
神様の悪戯によって その運命が大きく変わる~。
果たして彼女は夫を死の運命から救う事が出来るのか・・・
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もうね、観ていて 過去に戻るのは”バック・トゥ・ザ・フューチャ-”、未来を変えるのは”バタフライ・エフェクト”、運命は変えられないのは”ファイナル・デスティネーション”、繰り返し試行錯誤は”オール・ユー・ニード・イズ・キル”、はたまた ”リバー、流れないでよ” って所でしょうか。
中々やりますね。何度も何度も彼が死なないように、自分を好きに成らないように他人に目を向けてみたり。
でも 何度やっても運命が変わらない。
そして ついに彼にバレてしまい 秘密を告白する日が・・・
観ていて本当に微笑ましいし、何で二人は疎遠に成ってしまったのかと
そう思いますね。
脚本:坂元裕二さんなのですが、前作の”花束みたいな恋をした”では終盤が恋の破局となっており 更に自慢ぽく見えたんで嫌味にしか見えませんでした。
しかし 今作は凄く良いですね。
愛の形がシッカリ見えてて、幾度となく 頬を暖かいものが流れて行くのを感じました。
素晴らしい、本当に二人の絆を上手く描いているし、この上ない想いが
心の奥底まで広がって行くのが分かります。
今絶好調の監督:塚原あゆ子さん。その腕前は確かだと感じました。
松たか子さんの 今の40代と若い時の頃と両方を演じていて、
特に若い時が本当に美しく えって声出るくらいビックリ。
この二世代を上手く変化して演じたと思います。
これは優秀主演賞物ですね。そう思います。
ラストに届く お取り寄せ餃子。これが もう一度食べたかった~。
以前より少しは強くなった彼女に戻れたのでしょうね。きっと。
これはお薦め!
今、最前線で話題沸騰中!
是非 ご友人、ご夫婦揃って
劇場へどうぞ!
15年後で待ってる
予告編を見てタイムスリップして過去を変える話で最近プレイしたゲームに似てるなと思い、鑑賞することにしました。
夫を失い、運命を変えるために何度もタイムスリップし、ところどころ笑えるシーンもあり、最後には未来から来たことを打ち明け、死なないで生きてと行ったあと現実に戻るのですが、最後は、お、生きたままで、いけるのかなと思いきや幸せな15年生活を送り最後には手紙で、やはり
とても泣ける作品でした。皆さんにもぜひ見てほしいです。
カケルとカンナの愛に号泣
松村北斗オタクなので鑑賞マストだったが、作品が良過ぎて後半ずっと泣いてた。ハンドタオルマストの作品。
多分2回は観ないと伏線含めて理解できない気もするが、
カケルは自分が死なないと15年後のカンナがタイムスリップをしないことになるから、15年後のカンナに会えないし、自分がよい夫婦生活をしようとすることもなくなる。
それにあの日あの場所に行くのは運命でカケルはわかっていても他人を助けるのだろう。
自分が死ぬ運命を受け入れてでもカンナを愛して15年共に生きる選択をしたのだろう。合わなければカンナもカケルも違う人生歩んだのかもしれないけど、出会ってしまったカケルにはその選択肢はもはやなかったのだろう。
カケルがカンナを好きな描写は全部好きだが、特にカンナが夫の靴下を履いているのが見えるシーン、あれで決定的にカケルの選択は固まったんだと思う。
元々泣いてたけど、最後のカケルの手紙でさらに涙腺決壊。
カンナはちょっと変だけど可愛らしくて、カケルの愛した人なんだなとすごく納得して観てた。
早く2回目を観にいって解像度を上げたい。
起こった出来事は変わらないけれど人生は変えられる
この映画を見終わった時に自分の両親のことを思い出しました
母は私が20歳になったら父親と離婚すると言っていて、喧嘩も絶えなかったし、その当時はてっきりもう好きじゃなくなったのだと子どもな私は思っていました。
その後、父の病気が分かり亡くなるまで母は毎日病院に通い看病を続け最後を看取りました。
亡くなった数年後、
「あの頃離婚すると言っていたのにね、離婚しなかったね」なんて母に話をしたら
「そうね〜タイミング失ったわ〜」と笑っていました。
その後どこかへ出かけるたびに父と出会った公園の話や、私が生まれる前の父のことを楽しそうに話していました。
今もあの時病院で撮られたであろう父と母の2人だけの写真が実家に飾られています。
いつ撮られた写真かも私は全くわからないまま。
大人になり自分も結婚した今、
この映画を見て姿変われど好きであることに変わりはない夫婦の答えを見た気がします。
母は文句を言いながらも父のことが大好きだった、それに気づけたから残りの時間を大切に使ったのだと。
他人にも子どもにもわからない2人だけの愛おしい時間があったのだと。
一番大切なものは
この映画のようにタイムトラベラーにならないと気づけないくらい身近です。
そして過ごしていく中で残念ながら忘れてしまう気持ちもあります。
でも今この映画を見た私たちは少なからずパートナーや家族に優しさや有り難みを向けることができると思います。
駈さんの起こる出来事は変わらなかった。
だけどあの日15年後のカンナさんと誓った思いは
2人の大切な人生の過ごし方を変えました。
最後に振り返ったカンナさんは
淋しさはあるけれどきっと戻れないあの日より何十倍も駈さんのことを思って発した言葉だったと伝わりました。
もう一度、今度は夫を連れて観に行きたいと思いました。
寂しさの理由
『1ST KISS』
あらすじだけみたら
梶尾真治さんの“デイ・トリッパー”みたい
妻は夫を助けにタイムトラベルする
王道のタイムトラベル・ロマンス
(かなりの回数を繰り返す)
それに会話劇でもある
15年連れ添った夫を交通事故で亡くした
妻の主人公
でも2人の仲は既に冷え切っていた
その日は夫が離婚届を出しに行く途中だった
離婚するくらいに冷め切っていたのに
いざ物理的に居なくなると
こんなにも寂しさが襲って来る
なんで?なんで?
餃子さえもろくに焼けない!
。。。愛していたから?
やっぱり好きだったんだ、、、
運転中に首都高で崩落事故
その瞬間、妻は時空を超える
真夏、暑いっ。
ここは、私と初めて会った日。
(タイムスリップしちゃった!)
そして出会う。
15年前の夫に。
過去を変えるために(夫の死なせないために)
何度もあの日に戻る。
崩落事故の復旧工事もそろそろ終わる。
チャンスは今夜しかない。
かき氷のシーンや
ロープウェイなど
会話を楽しむシーンが随所にある。
序盤から
コミカルな会話劇が出るが
松たか子には
少し似合わないと感じた。
コミカルなテイストなら
長澤まさみや松岡茉優、竹内結子が
コメディエンヌ要素を補える俳優だと感じた
しかし
終盤の過去の夫に全てを話すシーンは
松たか子しか出せない味わい深い
強烈な印象を残した
また独特な雰囲気と喋りトーンで
魅了した松村北斗は
唯一無二でした
彼がいるから
この作品が成り立つし
15年後のミドル世代の演技にも
説得力があった
時間と愛は相性が良い
令和の王道のタイムトラベル・ロマンス
是非体験してみては?
良い映画だった
観て良かった
暖かな気持ちになれる映画でした
松さんの孤独な演技が素晴らしい
冒頭の餃子が焦げつくシーンで泣いた。
冷え切った夫婦の片方が突然いなくなって、辛いとか悲しいのやり場が無く、でも寂しい。この絶妙な表現が素晴らしかった。
二人のイチャイチャしてるとこや、冷え切っていく過程をもっと見たかった。
吉岡里帆やラリーフランキーも、もっと深掘りしてほしかった。
写真を撮った二人の少年少女の正体も知りたかった。
結論、2時間では足りない。
微笑ましさから号泣へ
前半の松たか子さん演じるカンナ視点と後半の松村北斗さん演じる駈視点にやられました。
冒頭の夫婦のジーンも効いていて。
チャペルで1回、手紙で2回。
結果は変わらなかったけど、人生は変えることができた。
刺さりました。
運命は変えられないかもしれないけど、一度しかない人生なら、明るく笑って過ごした方がいいに決まってます。人の悪口を言わず、自分自身と自分にとって大切な人といつも向き合っていく。とにかくそれが、全て、なんだなぁ。すごく良かったです。
夫婦で行くことをおすすめします
CM見て泣く映画だと思い見に行きましたが、意外なことにそういうものでもなかった。
ストーリーとかも謎解き要素有りげかと思いきやそうでもなし。
結末も意外性なく、とここまで書くと今ひとつかという感ですが決してそうではなく。
妻と行きましたが、見終わったあとはお互い優しい気持ちになる映画でした。
主演の2人の演技も素晴らしかった。
泣く準備をしていたけれど
脚本坂元裕二さんの映画は、怪物、花束みたいな恋をした等、過去に何作品か観ましたがイマイチピンと来ず…。
今作は監督が塚原あゆ子さんという事で、映画館に脚を運びました。
恐らく、私は坂元脚本と相性が悪いのだな…と改めて実感しました。
自分の未来を予め知っている夫が、結婚生活を改め、妻を愛し、冒頭のような冷め切った夫婦仲ではなくなりましたが、結局未来は変えられず。
ひょっとしたらタイムトラベルの代償に今度は夫でなく妻が亡くなってしまうのでは?!と少しワクワクしたんですが、そういうことも特に無く。
ただ、主演のお二人のお芝居は本当に素晴らしかったです。
松村北斗さん、15年後の姿(やり直し前)なんて本当にくたびれたおじさんにしか見えなかった。声も少し変えてましたよね。
悲しい結末が待っているとわかっていても尚、その未来を選択するという部分に、全く違う作品ですが、SF映画のメッセージをふと思い出しました。
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