ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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ソファの真ん中はしっくりこない人生にしたい
見終わってすぐよりも、今の方がじわじわと映画の良さが押し寄せている。坂元さんの脚本って、例えの言葉のチョイスが面白くて素敵。結末は変えられなくても過程は変えられる。価値観が合わないじゃなくて歩み寄り。そういう風に近くの人を大切にしていきたいと思える映画だった。
んー、中途半端な感じが…
脚本と演出が中途半端。
どなたかも仰られてますが、主役二人の会話劇としてのお芝居はとても惹きつけられるモノがあったし、役のリアリティも感じて素晴らしかったと思います。
映画の根底のタイムリープの作りが甘い。見ている方がちょこちょこ、『んっ?なんで?』『んー、そうかなー…』と思ってしまう。映画を見ている側を素に戻させる。本編の導入からそんな感じだった。
もっと、彼をとても愛していた、だけど死んでもういない、そう言うのを見せてから物語に入ればその後の展開に興味を持って見れたのかなと思ってしまいました。
それに、主人公があんな気持ちのままで離婚しようとしてた、でもその彼が死んでしまった。偶然タイムスリップして若い時の彼と会った。驚くのは分かる、誰でも驚くでしょう。でもあんなすぐに好意を持てるか?『この人がいずれ私の人生をあんな風にしてしまう』そう思わなかったのか?好きになるか?私ならならない、距離を置く。
タイムスリップしたあと何故車を置いて走って行ったのか?車が故障した?帰りに乗ってまたトンネルに消えて行ったから故障ではなかった。何故?何故?が多すぎる。
主人公が離婚届を出しに行った時、隣の席に幸せそうなカップルを配置するのもイヤだった。リリーフランキーさんや吉岡里帆さんの使い方もあざとく中途半端。
映画の構築の全てに甘さを感じる。役者任せなところがほとんど。残念としか言いようがない。
ミノルさんの空気感、良かよ✨
設定がゆるい
タイムリープものなら最低限設定を詰めておいてほしい。
高速道路を走っている人は皆タイムリープできるの?
工事中の設定ならどうやって戻るの?工事期間しか戻れないのに何で道路は封鎖されてないの?未来が変わる設定なら何で死に方は変わらないの?...???
など、見ている間色んなことが気になってしまってあまり入り込めなかったです。
あと、カンナがタイムリープした最後の話し合いのシーン、
カケルは初対面なのに既に夫感出し過ぎでは...?
心に響くセリフもたくさんあったし、何より松たか子が可愛くてきっと全体的には素敵な作品だったと思うのですが、設定がゆるくて雑なので気が散って受け入れられなかったのが残念です。
これ、私のことだ。
タイムループものなのに、不思議なことに自分の人生と重ね合わせながら観た人が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
一度の離婚を経験し、現在は再婚している私にとって、映画の中の離婚前の生活は、まるで過去の自分を映し出す鏡のようでした。再婚して10年以上が経った今、良好な夫婦関係を保てているのは、初婚での経験があったからこそです。初婚生活の終盤では、自尊心が深く傷つき、一度死んだような気分を味わいました。しかし、その時の反省が今の自分と今の夫婦関係を築く礎となり、不思議なことに前妻への感謝の念すら感じる今日この頃です。
私にとって、最初の結婚生活の終わりは人生のやり直しの始まりでした。この映画は、かつての恋人との別れや、今まさに離婚や別れの危機に直面している方々の心にも、きっと深く響くことでしょう。
人生の歯車を動かすためには自分が変わるしかありません。
これからも大切な人を大切にしていきたい―そう強く思わせてくれる作品でした。この映画との出会いが、多くの人の人生を変えるきっかけになるはずです。少なくとも私の人生は、この映画によってまた一歩、良い方向に進んでいく。そんな確かな予感を抱いています。
小説感強めの映画 リズム良い
コメディパートに拍手
夫が死ぬ、くらいでないと愛は回復できないのかも…
高速道路の天井崩落をきっかけに過去のある一日だけにタイムスリップできるという設定は興味深い。
何回も何日も、工事中の高速道路のトンネルに突っ込んで一度も咎められないのだろうかとか、
同じ場面、同じセット、同じ役者での撮りなおしなので製作費が浮いただろう、
とか野暮なことは言わないのがお約束。
松村北斗が最初画面に登場した時、この人こんなに腹が出てたっけ、とすぐに違和感を感じたが、タイムスリップをした段階でなるほどと納得。
離婚届けを手にしたまま硯駈(すずりかける)は事故で無くなるのだが、あんな男死んで清々したとか、離婚成立前に死んでくれて生命保険がはいると喜ぶとかにならなくてよかった。
逆に言うと、配偶者が死ぬというレベルのイベントがないと夫婦関係は改善できないのかもしれないと独身者の私は勘ぐってしまった。
カンナ(松たか子)は夫の死を何とか回避しようとして奔走し、結婚自体がなくなればよいと思い立ち、15年前の夫からの恋の告白をひどい言葉で否定するところが、至高の愛の言葉になっているところは泣けるところだ。
その奔走が夫への愛を回復させる。
夫が死ぬという一番重い現実は変えられなかった。
しかしそこに至るプロセスは15年という貴重な時間となって残った。
既婚者は配偶者のありがたみが身に染みることだろう。
駈が死ぬ前日にカンナに手紙を残す。
そこまで冷静なら死を避けられそうにも思うが、それが出来ないというのが運命の受容というものなのだろう。
ああいう形で女性は言葉にして欲しいものなのだろうと妙に納得した。
しかし、行為や、出来事や、背景や、絵ではなく、直接「手紙の言葉」に愛を語らせるのは映画としてどうなの?と思わないではなかった。
ふ~ん。
松村北斗が硯駈のちょっと浮世じみたキャラをよく演じたと感心した。
追記
同じものを共有してしまう。ついうっかり、無意識に。
二人の親密性を表す良い描写だとは思うが、
そのアイテムとして靴下ってどうなんでしょう?
あれはサイズ感が半端ないので女性が男性物をはくとブカブカで大変な違和感の気もします。
夫婦あるあるなんでしょうか?(純粋な疑問)
年下のきれいな男に告白されるおばさまの夢。最近の定番でしょうか?
松たか子さんの魅力爆発って感じ
この作品は、タイムトラベラーものに分類されるのかもしれないが、この映画のポイントは、もしやり直せたら…ということ。そのためのタイムトラベルであって、その理屈はどうでもよいのである。
さて、なんだかんだあって、やり直せることになった。では何をどうするのかということが大事なのである。
離婚目前の夫婦でありながら、事故死した夫の命をとりもどそうとすることに迷いもなく全力を傾けるカンナに違和感がなく、すっと感情移入できてしまったのはどうしてだろう。そして、その奮闘を応援してしまうのはなぜなのだろうか。
簡単に離婚が成立する現代。物分かりがよすぎて、いいひとづらの人が多すぎる現代。その象徴のような夫婦の物語ではないかと思ってしまった。
二人がもっと、ホンネをぶつけ合い、わがままをいいあえば、結婚生活は、別の顔を見せたかもしれない。もちろん、こじれにこじれ、憎さ百倍になるかもしれないが、少なくとも、この二人の関係ではそうならなかったと思う。
ボタンの掛け違い。十分やり直しのきく、夫婦関係だったということ。
それが、大前提の物語なのだ。
だからほのぼのと面白く、ひとりでに応援したくなり、ふたりにぴったり感情移入できるのである。
ねじれにねじれた骨肉の愛憎劇なら、こんな気持ちにはならないのである。
ファースト・キッスという題名がいいではないか。30歳のこどもが大人になる15年間だったのかもしれないね。
それにしても、おばさんになった松たか子さんもいいね。若い頃も素敵だってけど、後ろ姿なんか、完全無欠のおばさんで、ほれぼれしてしまった。上手に年を重ねていらっしゃると思います。駈を演じた俳優さんは、初めて見たけど、いいね。松たか子さんに負けていなかったと思う。これからも注目したいと思いました。
意外と苦しかった
どうやったって毎回カンナに恋するカケル
あのカケルは45歳のカンナを好きになったからこそ若いカンナに会いに行き、自分が死ぬまでずっと45歳のカンナに恋した日を忘れず、15年という短い時間を大切に慈しみながら日々過ごしたんだろうと思う
15年後、当たり前にそばでカンナを見つめる優しいカケルの眼差しと最後の手紙が、カケルがやり直せた事を物語り、最後の最後までカンナを愛おしむ姿も切なくて、精一杯愛して生きたんだと思うとぐっと来て泣けた
未来の2人には離婚届はなく、死後には残されたカンナに当てたラブレターが隠されていて、今いるカンナはカケルがやり直しをして未来が変わってるから、愛されてる記憶しかないカンナなので、過去に45歳の自分が奮闘した事は知らないカンナなわけで、、
あの時のカケルの思いは変わらず、最後の日までずっとカンナを大切にして来た事が伝わって、でも死ぬのかと思うと余計にこちらも泣けてくる
そんな事分かってるのにどうしようもなく切なくて、愛されるカンナを羨ましく思う気持ちもあり、後の余韻がすごいものになっている
もちろん犬に襲われるシーンも、かき氷の列の後ろの女子達との小競り合いも、靴下のシーンも松さんは常に最高なんだけど、予想以上にカケル役の松村北斗君がとにかくすごく良かった
良い邦画
「アイドル/スタア映画の理想型」なのですが
この作品
演出、演技、展開とも、僕の思うところである「アイドル/スタア映画」の理想型であり到達点だと思います。
戦前なら「たか子のファーストキス」
英知出版なら「松たか子/ファーストキス」(パッケージが浮かんできます)
な世界で
まあ、理想の映画体験ではあるのですが
実は僕は松たか子が好きでも嫌いでもありません。
これ「たか子好き」なら心は極楽浄土な天国でしょうし
「たか子嫌い」であれば地獄行きなのですが
感情の全く動かない私は地に足の付かない浮遊霊状態
左脳は活性化しまくってるけど右脳が仮死状態
本来「アイドル/スタア映画」は右脳用の映画と思われるので
楽しい気分ではないけれど勉強になりまくったという
学校で授業受けている気分でした。
僕が松たか子が1好きだったら4にも5にもなる作品だと思いますが
ゼロから1はやはり難しいですね。
苦いコーヒーを持参して観ると最高です
高評価に期待しすぎた
Xでも口コミよくて、別の映画を観る予定を変えて鑑賞。
そんなに感動するかなぁ?(^_^;)
よくあるタイムリープもの、夫の死を防ぐためにあらゆる方法を試す。
深い意図があったのかもしれないけど、頭が悪いので読み取れなかった。
そもそも、夫が緊急停止ボタンを押したことによる大規模事故になったやつ、夫は生き残ったんじゃないのか?
開始15分で
もう1度観てみたいと!
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