ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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何気ない日々にも感謝。
仕事トラブルで呼び出しをくらい、職場に向かう途中の高速トンネル屋根崩落事故と同時に15年前のある夏の日にタイムトラベルした硯カンナの話。
結婚から15年の2024年の夏頃、列車事故で夫・硯カケルを亡くし…、タイムトラベルで15年前の2009年で亡きカケルと再会することで、亡くなってしまったカケルの未来を変えようとカンナが動き出す…。
作品を観終えた感想は予告動画からイメージした作品とは違ったってのが本音。イメージした通りのベースはあるけれど、ちょっと遊びの部分が作品の持ってる雰囲気を変えてる様にも感じたかな個人的に。
その遊びの部分…コメディ、コミカルとまではいかないけど、かき氷屋の行列に並ぶ後ろの人とのやり取り、カンナ自身の表情、リアクションで少し違うなと…、ガッツリ泣くつもり、泣ける作品だろうと思い観た作品だったもので。
ただ終盤ラストからの「2024年カケル死亡」の付箋を拾ったカケル…、その流れからの夫婦関係の話、その聞いた話を意識し後に結婚する妻カンナを幸せにしようとするカケルの姿、カレンダーから落ちてきた手紙には涙。
硯カンナ演じた松たか子さんの若かりし頃はロンバケ?!ラブジェネ?!辺りかな?
カケル演じた松村北斗さんは見る度にいい俳優さんになってる。
エンディング曲
坂元裕二の良さが引き立つ映画
坂元裕二の世界観がずっと好きで、
公開日に観ると楽しみにしていたこちらの作品。
予告をチラッと見ていた感じ、
結構なラブストーリーなのか?と少し不安でしたが、
ちゃーんと、坂元裕二でした。
ほっとした。
坂元裕二といえばな、軽快な会話劇。
本当はもっと声出して笑いたかったのを我慢したくらい、
私にはツボに入るコミカルなやり取り。
やっぱり、坂元裕二さんと松たか子さんの相性は◎
坂元裕二の良さを引き出してるのが松たか子なのか、
松たか子をより良くしてるのが、坂元裕二なのか。
そこに、割って入らない、主張しない、
そっと引き立てる絶妙な配役の松村北斗。
いやー、良かったですね。
相手役に坂元裕二作品常連を持ってこないことで、初々しさをプラスされたような。
一見、冷め切った夫婦で、
王道なタイムトラベルストーリーで、
未来を変える!というお話のようですが、
松たか子さん演じるカンナさんは、
冷めていったのではなく、
変わっていく旦那への淋しさ、向き合いたい気持ちをずっと抱えて生きてきたんだろうなっていうのを、ほんのり感じさせるあの絶妙な演技が本当に凄いなぁと、、
タイムトラベルを繰り返すことによって、
カケルへの愛を思い出していくような、
死んでほしく無いという思いが強くなっていき、
また恋をしていく様が私にはとても素敵に思えた。
ラストは、15年前からそのまま現在までを表現していて、そこはやっぱり塚原あゆ子監督の世界観なのかな、と。
坂元裕二のちょっとヘンテコな雰囲気を
綺麗にしてくれたのは女性監督らしい仕上がり。
ばっちり号泣しました。
ただ、気がかりなのは、
現在に戻った、元の世界を生きるカンナさん。
きっと戻った先には変わらない旦那の遺影。
絶望したのだろうか、
元の世界のカンナさんが救われる何か変わったことが伝わるもの(写真など)があるのだろうか、
そんなことを考えてしまう私は、
きっと純粋に映画に没入出来ていないんだろうなぁ笑
なにはともあれ。
やはり坂元裕二さんの世界観は素晴らしい。
そう思わせてくれる、とっても素敵な映画でした。
もう少し経ったら、もう一度観に行きたいです。
くつした
大人の女性に刺さる映画
奇跡とか劇的ということ
お取り寄せの餃子が3年待って届いたけれど
注文していたこと自体忘れてた。
けれど届いたことで小さな幸せを感じる。
それはそれで幸せ。
人間が生きていく人生のなかで。
人それぞれ幸せの価値は違うと思うが
過去に戻って未来を変えることが劇的、奇跡と思うか
はたまた今、この当たり前にある日常がなんなら劇的な出来事でそこに大好きな人と一緒にいれてるということが奇跡だとするならば
いまある日常がなんてとうといものだろうと
気づけたし、有難いなぁと思えた
そんな気付きを得られる作品です。
この世には赤い糸があって
どんだけ未来を変えようとしてもその赤い糸、運命って言うところは変えられないっていう
あなたの隣にいる人はそういう人だよって
教えてくれる映画です。
大切なひとと一緒に観てはいかがでしょうか?
私は鳩サブレーを、食べてる時が幸せです。
そんな小さな幸せが劇的で奇跡です。
松村北斗がいるのも相まって、まるで新海誠の実写版のような真っ直ぐな...
松村北斗がいるのも相まって、まるで新海誠の実写版のような真っ直ぐな愛の世界。坂元裕二脚本に共鳴する松たか子。つまらないわけがない。
タイムトラベルして過去を書き換えるというありふれた設定だし、愛の始まりは同じであることを確かめ、終点は書き換えられようが書き換えられまいが…となっていく展開もまあ予想はできるんだけども、とにかく脚本が面白くて、すっと心に刺さるセリフも緩急つけて入ってくる。
そういう少し変なというか敬語混じりで少し浮き世離れした脚本を演じるに足る役者として、松たか子は本当に合ってる。こればっかりは天性のもので、宮﨑あおい✕吉沢亮ではこういう脚本とは相性が悪かったんだなと改めて思わされる。
美しいのに醜い部分も演じられる。若かりし頃の松たか子が出てきた時の高揚感。犬に絡まれる松たか子。安いTシャツにも味が出る松たか子。独り言を言ってるのに、独り言を言わされているように思えない松たか子。
巻き込まれ型の松村北斗も上手いなあ。手紙のシーンの涙演技はうますぎてびっくりした。声優の所業。
2人が住んでた家の螺旋形のような家具や、かき氷などのメタファーが今回も効いている。タイトル回収のファーストキスの意味を噛み締めてからの手紙で大号泣。
森七菜も良かったよ!
私事ながら、新婚で夫婦一緒に試写に及ばれしたので、そういう意味でも生涯忘れられない1本になったと思う。
松村北斗が良作にしてくれた
やり直し
最後が1番良かった。途中なん度も繰り返すタイムループに若干飽きましたが終わり良ければ全て良し。
ラストは泣いてる女性がチラホラ。
あんなに頑張ったのにやっぱりダメでしたね。なんでなんだろ?
でも仲良く終われた進化だけでも良いのか。だって良い思い出に変わったのだから。
どの層にもオススメできる作品
2人の会話でクスッと笑わせてくれる
公開されたらもう一度見に行きます
試写会で見てきましたが、ありがちな既視感のあるストーリーではあるけど退屈にならなかったです。この後こうなるんだろうなみたいなのが想像できても気付いたら泣いてしまっていました。老けさせたり若返らせたりする特殊メイクやcgが上手くてそこにも感嘆してしまいました。撮影場所の風景がすごく綺麗なところもいい。女性の監督なのもあって若干女性受け重視な感じのストーリーでしたが、恋愛映画は基本的に女性受けが重要なためそこは目を瞑ってもいいかなと思いました。運命の人とかを信じる人はよりこの作品を楽しめると思います。なにより、また恋がしたくなるストーリー。恋人などに限らず周りの人の存在の大事さを再認識させられるストーリーでした。
5年後にもう一回見たくなる
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