ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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夫婦で行くことをおすすめします
CM見て泣く映画だと思い見に行きましたが、意外なことにそういうものでもなかった。
ストーリーとかも謎解き要素有りげかと思いきやそうでもなし。
結末も意外性なく、とここまで書くと今ひとつかという感ですが決してそうではなく。
妻と行きましたが、見終わったあとはお互い優しい気持ちになる映画でした。
主演の2人の演技も素晴らしかった。
欲張りですが、もう少し
よくまとめられていたラストと思いますが、タイムトラベルしていたカンナ(松たか子)の方についても、自分の時間軸に戻ってどの様になったか観たかったですね。ノベライズ化されたら描かれるのかもしれませんが。15歳差の二役を見事に演じ分けられていて驚きました。
行ってらしゃい、行ってきます・・・
運命の人
親友と観た。
別れ際、
「気をつけて帰ってね」
その一言を、いつも以上に心を込めて発した。
そのあと、その日観たこの映画を思い出しながら、
「出会った日に戻っちゃうから、保育園の頃だね」
「覚えてないよ〜15年以上前」
なんて笑った。
その日の出来事を一つ一つ振り返りながら、
「私たちの行動が事細かすぎて、どこを変えたら未来が変わるか考えるのも一苦労だね」
そう話して親友は帰って行った。
私はよく考えることがある。
未来は決まっていて、さまざまな出来事は起こるべくして起こっているのか、
はたまた、未来は決まっていなくて、一つ一つの選択によって変わってくるのか。
起きてしまった事実が、来たる未来が、たとえ変わらないとしても、それまでの道のりが、少しでも良いものとなるように、大切に歩むことができたら。
運命の人がもしいるとしたら、
どれほど過去の出来事を変えようと、奇しくも出会うべくして出会ってしまう、そんな世界で生きたい。
当たり前の日常を、ふと振り返り、見つめ直すことができる、そんな映画だった。
映画の良さに改めて気づいた。普通に生きているだけでは気づけないことに、気づかせてくれる。これからも映画やドラマ、映像作品を見続けたい。
素晴らしい脚本、監督、演出、何より主演の松たか子。チャーミングでとっても可愛くて真っ直ぐで素直で。松村北斗、絶妙な表情や間の取り方、喋り方。本当に素晴らしいお芝居でした。2人の心がちゃんと通い合っていて、このお話が私の心にまっすぐ響いてきました。
大切にすべきことを見失ってしまいそうな時、自分がどうしたいか分からなくなった時、改めて見返したい作品の一つとなりました。
このタイトルの理由が後半まで謎!
悪くないファンタジー・ロマンスなのだがちょっと尺が長すぎる。
まず監督の塚原あゆ子さんから。彼女はTBSスパークルの社員であっていわばサラリーマン監督。映画は5作目くらいになるのかな。TVドラマと映画を交互に撮っているという割と日本では珍しいキャリアの人です。「ラストマイル」はどうしてもTVドラマっぽい出来だったし、逆にドラマの「海に眠るダイヤモンド」は妙に映画的表現を意識しているような作品だった。(「グランメゾン✩パリ」は観てません)
でも本作はテレビだ、映画だという枠組みを超えてじっくり、しっとり楽しめる大人向けの長編作品になっていると思う。
タイムループものという前説は聞いていたが、この作品での時間移動は現在から15年前のある日ある時ある場所の一箇所にしか行けない。そこから未来の一つの事実を変えようと思ったらトライアンドエラーでいろいろやってみるしかない。そこで松たか子さん演じるカンナがワチャワチャするところが面白いわけだが、ちょっとそのエピソードが多すぎましたね。例えばロープウェイの誘導路にカンナが飛び降りるところ、そして駈が非常停止ボタンを押すところ、ここは未来の変わり方が他とは少し性格が異なるのだが、なくてもよかったと思う。首都高速を走るところ、車を降りるカンナがチェキで撮られるところ、ホテルの前庭で犬に絡まれるカンナ、かき氷の店に並ぶカンナと駈、こういったベースになるエピソードを少ない回数でもっとしっかり反復性をもって撮り編集していけば、筋も伝わりやすかったし未来が変わらないことへの不安でもって観客を次の見どころに連れて行く事ができたのにね。これは演出の力不足と、坂元裕二脚本を縮めることができなかった力関係?の問題だと思います。坂元さんの脚本は良いのですが常に2時間を楽に超える尺を要するようです。やはり「怪物」の是枝裕和くらいの貫禄が説得に必要になるんでしょうか?
最後に松たか子さん。45歳の彼女は十分魅力的です。ただ20歳代のカンナまで演じさせるのはちょっと気の毒だったのでは?そのシーンになるとメークや照明はもちろん、シーンの長さまで制約を受けているようだった(長いと保たない)韓国映画の「建築学概論」のハン・ガインとペ・スジのように、女優を二人起用することも考えたほうがよかったのでは?
泣く準備をしていたけれど
脚本坂元裕二さんの映画は、怪物、花束みたいな恋をした等、過去に何作品か観ましたがイマイチピンと来ず…。
今作は監督が塚原あゆ子さんという事で、映画館に脚を運びました。
恐らく、私は坂元脚本と相性が悪いのだな…と改めて実感しました。
自分の未来を予め知っている夫が、結婚生活を改め、妻を愛し、冒頭のような冷め切った夫婦仲ではなくなりましたが、結局未来は変えられず。
ひょっとしたらタイムトラベルの代償に今度は夫でなく妻が亡くなってしまうのでは?!と少しワクワクしたんですが、そういうことも特に無く。
ただ、主演のお二人のお芝居は本当に素晴らしかったです。
松村北斗さん、15年後の姿(やり直し前)なんて本当にくたびれたおじさんにしか見えなかった。声も少し変えてましたよね。
悲しい結末が待っているとわかっていても尚、その未来を選択するという部分に、全く違う作品ですが、SF映画のメッセージをふと思い出しました。
もうちょいコンパクトに
むむー
あざやかなタイトル回収。
もしかして
ハマれば
松たか子綺麗でビックリ!
松たか子、現在の表情のブサイクさと美しさのギャップが凄い
1ST KISSのシーンも綺麗ですね
松村北斗が惚れるのも無理もない
夫婦って日々の努力が必要ですね〜
ストーリーも良かったけれど、2人の優しい心の動きと表情に癒されました
愛する人の選択
来月でちょうど結婚して丸15年になる夫と観に行きました。
坂元裕二さん、松たか子さん、松村北斗さん共に
好きなので、すごく楽しみにしていました。
タイムリープものであること、夫婦のお話であること
など、ベースの設定以外は極力情報を入れずに
劇場で様々なことを感じたいと思っていたので
展開も最終的にどうなるのかも知らずに行き、
そうなるのか!を見届けました。
全体通してくすっと笑えるところも多くあり、
会話劇もとにかく楽しくて、そして
お2人のやりとりが本当に自然で、夢中でした。
でも随所に散りばめられた靴下とか、
代引きとか、かき氷屋さんの後ろのお客さんとの
やりとりとか、1度では見切れない素敵なカケラが
たくさんある作品だと思います。
私は再婚で、今の旦那さんに救われた身なので
不仲では決してなく、日々感謝も忘れていないし
毎日びっくりするほどよく話もしますが
それでも、作品を見終わってからは
よりこの人を絶対に大切にするんだという
気持ちが溢れ出てきました。
それと、駈さんが、自分の最期を知ってもなお
同じ選択ができることにすごいなと思いました。
もちろん作り話ではあるのだけれど
実在する人かと思えるくらいリアルに感じたからこそ
胸に響いたんだと思います。
今は忙しい時期で、何度も劇場で観たいけれど
難しいので、ぜひぜひロングヒットしてほしい
作品です。
納得感が今一つ
松たか子かわいい
人生で本当に大切な物
15年前にタイムトラベルして若き日の夫に出会いもう一度恋をするという大人のラブストーリー。。未来を変えても行き着く先は同じで何度でも同じ人に恋をするという素敵な純愛物語。人生で本当に大切な物をいろいろと考えさせられる作品で「今を大切に生きる」というメッセージ性を感じました。
2025-18
タイムトラベルがなくても人生は変えられる
すごく温かくて、くすっと可笑しくて、感動ありまくりの美しい作品でした✨
人と人との関係は、1つボタンをかけ違えば"こんなはずじゃなかった"展開を生んでしまう。
離婚を前に死別した2人は、もうどうしようもない末期までいってしまってたと思う。
どこから掛け違えてしまったのか。
後悔と諦めの中、逝ってしまった人への行き場のない想い。
そんなカンナがタイムトラベルをきっかけにすごく生き生きと動き出す✨
今と過去を奔放するカンナと駈のやり取りが素敵で心地よくて、坂元裕二さんの言葉っていいなぁと改めて思う。
生活や日常的な言葉で、ずばりと表現する。
そのフツーさというかリアルがロマンチックなんですよねー!!!
もう一度恋に落ちる2人はすごく素敵で、テンポのいいタイムトラベルにくすくす、ほっこり、温かい気持ちになりました✨
それでいて、後半は涙が止まらない。
本心を伝えるカンナに「結果じゃない。やり直すべきは、15年の結婚生活」みたいなセリフに本質を感じる。
そして、事故という結果は変わらなかったけど、2人の人生は変わった。
思いや意識ひとつで、人との関わり=人生は変えられる。
タイムトラベルは現実には起こらない。
でも、そこに気付けたなら今からでも人生は変えられる。
駈の言葉を借りれば、人は"ちゅん"とあっけなく死んでしまう。それが明日なのかどれくらい先なのか分からない。
1日1日が、大切な人との時間が、愛おしく感じられる映画でした。
監督&脚本家目当てで観てきました
塚原監督の「ラストマイル」「海に眠るダイヤモンド」、坂元さんの「怪物」「死の笛」がとても好きなので、このお二人の名前がなければ観に行かない恋愛映画に足を運びました。
リリーさん演じる駆の師事する教授が早朝にジャムの瓶を持ってくる傍若無人さや、これ以上僕をどきどきさせないでください、に感じ入ってそのためだけに繰り返しを実行するカンナの表情、こんなに恋する乙女なのに絶望的に駆と話が合わない吉岡さん演じる里津の言動あたりには笑わされ、かき氷屋の行列で繰り返される会話や時間遡行を明かす長いやりとりが平板にならないところや、40代の松さんと20代の松村さんがそれぞれ20代・40代を演じて違和感感じさせないメイク技術なんかにも感心し、最後の駆の手紙に泣いて、と素直に楽しませていただきましたが、突きつけてくる主題はそこそこ重いですよね…?
駆とカンナは、こんなにも相性がよくて(正直、リフレインの記憶がない駆が一度の説明ですべてを飲みこんでしまうのはファンタジー脳が過ぎると思いますが、そこがこの人しかいないという相性の為せる技だと解釈して)相手の不幸を避けるためにあれだけ努力できるほどの思いがあるというのに、最初のターンというか、元の世界ではその仲が修復不可能なまでに冷めきってお互い路傍の石だったわけじゃないですか。
死という絶対的な別れを突きつけられて初めて必死になるカンナの行動もそうですし、早すぎる別れをわきまえた駆が寛容に振る舞えば幸せな15年になるというのに、ほんのわずかな努力をしてないんじゃないですか、って突きつけられてる感の方が強くって。
自分自身の普段の言動を振り返らされる作品でした。
(書き忘れてたこと思い出して追記)
駆の最後の手紙が感動的過ぎるんですが、でもカレンダーを捲ったら落ちてくるってことは、駆としては必ず死ぬつもりはなくて、赤ちゃんを助けて自分も生き残ろう気持ちはあったのかな、と思ったんです。7月10日がその日だから、8月まで回収の余裕を持たせていたのかな、って。一方で、いずれは気づいてもらえるように、って置き手紙だったのかと。
でもシナリオブック読んだら、「駆の部屋」の「6月のカレンダーの捲り忘れてたところ」に挟んであったとのことで、ちょっとわからなくなってしまいました…。
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