ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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松さんの魅力が満載❗️
よくできた映画で、ほぼスキのない作り。
松たか子演じる主人公の人物造形が秀逸。コメディとしても最高級で、坂元裕二脚本らしいやり取りがさすが。
松村北斗くんも良かった。西園寺さんのときと同じく、理系のやや不器用な人物を好演。似合うなぁ。
佳作です。
駈は未来を変えられたはず・・・
最初に、他人と他人が一緒になるのは大変なのですよ.恋愛中は良いところを探して、結婚したら欠点を見つけてマイナスし合うってとこズキっときた笑。途中の会話劇はさすがなところもありましたが、やはり未来を知った後の駈の行動だろう。自分が死んだこともショックを受けていたが、赤ちゃんの生死の方が気になっていた。多分あの流れだと自分が助けに行かなければ助かっていたはずなのに・・・
終わっていた夫婦なのに助けるのか?ってとこもあるが、最後に玄関で駈を見送るカンナにはやり直したい気持ちで溢れていたのだろう。
タイムリープの時に毎回出てくる二人の子供に違和感があったが、二人を結びつける妖精だったのかなと思う。
ほぼほぼコメディですが・・・
予告編で見た印象と全く違っていたことが好印象です。ネタバレになりますが3分の2がコメディでした。しかし泣かせどころもちゃんとしています。ただ冒頭のホーム転落シーンはあんなにリアルな演出ではなくてもいいんじゃ?とも思います。また松たか子のメイク術&演技力で30歳と45歳の「違い」を見せてくれたことに驚きました。
キネ旬の主演男優賞を受賞して、一流の俳優の仲間入りを果たした松村北斗も15歳差の年齢を演技していましたが、実年齢で言えば18歳も松たか子が上。。。そう感じさせない二人の演技でした。
恋愛期間中には相手の良いところを探し、婚姻中は相手の悪いところを探すという・・・ちゃんとした台詞は覚えていませんが、坂元裕二の脚本はさすがだと思いました。
そしてこの半年で「ラストマイル」「グランメゾン★パリ」「ファーストキス」を公開し、「海に眠るダイヤモンド」まで手掛けている塚原あゆ子監督に拍手です。
タイムトラベルの成果?
松たか子さんあっての映画
前半はダレるが、後半面白くなる、ラストは不満
タイムリープものだから男性でも楽しめる
松村北斗は素晴らしい
とてーも楽しかったし泣けもする。坂元裕二のタイムトラベルラブコメみたいな感じなので久しぶりにワクワクしながら映画館へ。
タイムトラベルものはタイムトラベルものの縛りがあり、ひとことでいうと「ルール」がどう示されるのかにある。なるほど、首都高の事故、、そしてここが時空の歪みだと知り、何度でもここに突っ込んでゆく松たか子。ここはかなり省略されてるのだけど、ここら辺をもう少し丁寧にやっても欲しかった。そして、ここがどこで、どうやって戻り、つまりはなんなのかをもう少し考察もして欲しかったりもするが、、
まあかなりゆるめのルールが出てくるのだけど、トラベルした場所が別れもし、死別もした旦那との出会いの場所。冷え切った夫婦仲かつ死別という状況からのタイムトラベルなので、当然ながらその反対に向けてドラマが加速する。つまり、惚れ直し、救いたい、と思うことでエンジンがかかるが、、
いちばん泣けたのはやっぱりその帰結部分で、自分の運命を知った旦那(松村北斗)の悟りみたいな部分。
救えるかどうか、という物語上のクライマックスに、見事に今を生きる、ということの大切さにジーンとなる。ホームに落ちた子を迷わず救うというので、思わず横道世之介的な(なんとかく髪型も、似てる、)旦那のかけがえのなさが愛おしい。
実は冒頭の転落のスローモーションと死人のナレーションという、サンセット大通りの発展系みたいなはじまりがすごくいい。そしてタイムトラベルのこれからの奮闘ぶりを部屋に付箋で立体的に見せるのもがんばってる。細かいマニアックなキャラクターの嗜好性をめぐる会話も楽しい。松たか子の若い日メイク?、松村北斗の年取った腹回りなどもよく、かなり満足するのだけど、『花束みたいな恋をした』もそうなのだけど、この脚本、もっと面白くできるだろう、というのが今回も。
出会いの場所のトンネルからのホテル、もうそこがすべての映画なんだからなんでもっと美術的にうまくいけないのかなとか。タイムトラベルとホテルといえば『ある日どこかで』という超名作があるが、犬に絡まれる松たか子は面白いのだけど、あの斜面含めて空間に趣がない。情緒がない。かき氷も。言ってはなんだけど、あらゆるテレビっぽい安っぽさが勿体ない。
結婚、夫婦
忘れていた大切なことに気付かせてくれた映画
松たか子も松村北斗も最高でした。
大切な人に会いたくなる。
今ある幸せを大事にしなくてはと気づく。
後半は涙が止まらなかった。
初日から2回観たけれどまたきっと観に行く。何度も。
天才女優・松たか子の相手役でも全く霞むことなく、不器用で儚げな硯駈を演じ切った松村北斗も天才だった。
パンの味が変わらないのは、やっぱり山パンだからか?
こういった、邦画の恋愛モノはわざわざ選んで見に行くことはないのだけど、町山ツイート(ポスト)の影響は強いですね。
監督や脚本の業績を見ても、「テレビ関連の人か」と思ってしまいましたが、大変良くできておりました。失礼しました。もっと若い主人公で、キャスト先行で、何だか不治の病とか、訳ありの生い立ちとかで、最後は感度するとか、どうでもいいもの。松たか子は空耳アワーに呼ばれるほど「こっち側」の人間だけと、「おばさん」の恋愛ドラマを見に来るのは一部の層だろうさ。松村さんについては良く知らないのだけれど、レイトショーではファンとおぼしき方々でいっぱいではありませんでした。
さて、タイムリープものですが、お題をどう料理するかで評価が変わります。「やり直し」のときには前回の記憶がないと話が成立しないのだが、論理矛盾を起こさないようには眠ってしまったり、一回死んで元に戻ること多いわけです。今作は、一定の条件で「行って」「戻って」来るのは任意だし、改ざんされた未来の記憶は分かっていたり、書き換えられたりしているわけで、ご都合主義にも見えます。ところが、松たか子の見事な演技でそんなことはまったく気になりません。松たか子のそれなりに老化しているし、若作りはいろんな技術を投入しているのだと思うけど、この役は松たか子でないと成立しなかっただろうな。「おばさん」でも構わないと思える説得力があるし、何なら「おばさん」呼ばわりする若い子よりよっぽど可愛いもの。松村さんはそれが演技なのか、そもそも大根だからか存じませんが、あの感じのセリフ回しがちょうどよく、妙に感動をよばないし、理論的なことは気にならなくしている効果があります。劇伴もまったく覚えていないほど控えていて良かったです。
舞台となっているホテルは、偶然にも昨秋に宿泊しました。周りに目ぼしい観光スポットがないのに、むりくり税金を投入しているような公園に併設された、(たぶん)高級ホテルです。わざわざここを目指す人は多くないのではと思いますが、すごくまともなフランス料理が頂けるし、それなりの料金をとられます。聖地巡礼したい方にはおすすめです。
最近のこの規模のどらまは、台湾映画やタイ映画で良いものが沢山あります。日本のラブコメ(?)はぱっとしないものがしばしば有りますが、このくらいちゃんとできていれば、アジア圏の皆さんにも見ていただきたいと思いました。
追記 Tシャツ👕のデザインは大島依提亜さんでした。
年齢によって
素晴らしい作品でした
普段から映画は1人派なので、ほとんどリアクションすることはないのですが、思わず声を出して笑ってしまったり、嗚咽するほど号泣したりしてしまいました。松たか子さんの演じるキャラクターの幅広さによるものだと思います。愛おしくてなりません。
途中からなんとなく結末が分かっていくのですが、それでもどうにか、どうにかならないのかと主人公に感情移入してしまいます。
とても素晴らしい作品でした。
鑑賞後の余韻がヤバい
SNSでトレイラーを観て予想していたエンディングと、全く違いました。浅はかな自分の想像力では及ばない、もっともっと深い愛の話でした。人生は選択の連続で、もし未来がわかっているならその選択を変えて未来を変える事ができる。でもそれは選択しない駈。会ったばかりの未来の妻とまた出会うために。その朝、何も知らない妻にいつも通り挨拶をして出かけていく。そして迎える最期。その気持ちを考えたら今も涙が出ます。松たか子さんが素晴らしいのはもちろん、松村北斗さんも素晴らしくて目が離せませんでした。今後の活躍が楽しみな、坂本脚本作品にたくさん出てほしい俳優さんでした。楽しい場面もたくさんあって、見事なエンタメ作品だと思いました。
夫婦のやり直し
大切な人と観に行ってください♪
金曜日の夜。
仕事が終わり、妻と新宿で待ち合わせをして観に行きました〜♪
ペア50割、とても助かっております。
昔に比べ、映画鑑賞料金が2000円とかなりな金額なので、なかなか映画館に気軽に足を運べなくなっております。
とはいえ…
夫婦揃って映画好きなので
映画無しの人生は、考えられなくて…
それだけに…作品も厳選されます。
この作品は
坂元裕二脚本、塚原あゆ子監督ということで、とても楽しみにしてた作品。
タイムリープものと捉えられがちですが…
タイムリープは、ただの舞台装置で…
根底にある
「日々の時間を丁寧に大切に生きましょ」というモノがやはり刺さります。
ある事が当たり前と思いがちな…
こんな夫婦や、カップル
昔から不変というか…
いつまでも勉強しないというか、こういうのゴロゴロいるよねぇ
…と思いながら
2人でニヤニヤしながら見てました。
「結婚するまでは、良いとこを探して、結婚してからは欠点を探し合う」みたいなセリフがあるんですが…
そういう人間関係を築きがちなヒトが沢山いるからこそ、共感もされる。
僕等夫婦は、
結婚するときに、約束事をしました。
「相手を蔑ろにしない」
「たとえ小さな事でも感謝をして、その意を表す」
「リスペクトする」
この3点です。
この3点が無くなると
途端に崩れていきます。
自分の分しか洗濯しない。
自分の仕事のことしか考えない。
ホントに、何が大事なのかについてすら考えないから、忙殺されるし…
まさに、忙しいって字は「心を亡くす」と書きます。
いつ自分が死んでもいいように。
…というよりも
いつ、愛するヒトが死んでもいいように後悔のないように毎日、全力で愛してますか?…ってことでもあるし
いつでも
気づくことは出来るし
タイムリープとかしなくても
いつでも、これからの15年をやり直すことは出来ます。
よく耳にします。
「もう、空気のようなもんだし…何年も一緒にいるから」とか…
単に相手に甘えてるだけで…
努力をしてないだけだと思います。
この映画に出会えたことで、いろんな気づきを得られるかと思います。
それでも…
気付けないなら、そこまでかなぁ。
それくらいに…
日々の時間を目の前にいる大事なヒトが愛しく感じられる
そんな素敵な映画でした。
2人で号泣して、
お互いに
「あなたで良かった」と言い合い
見つめ合える。
そんな時間ももらえました。
一生で大事に思える映画を作ろう!ってとこからスタートした作品との事ですが…
まさに…そう思いました。
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