ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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斬新な設定、笑って泣けるこれぞ映画
2025年劇場鑑賞41本目。
エンドロール後映像無し。
事故で死んだ夫がいる女性が、15年前にタイムスリップする方法を偶然見つけ、夫と最初に出会った日へ何度も行って死を回避しようとする話。
大体は予告で知っていたので、まぁよくある感じのやつかな、と思っていたのですが、この夫が亡くなった日というのが離婚届を出しに行った日で、もう夫婦仲が完全に冷え切っているんですね。だから主人公の松たか子も最初らへんは死を止めようとか思っていなくて、必死さが全然なく、ゆる〜い感じが続き、なんか死を止めようとしても所詮もう愛していない夫なので、なんか焦りもなんにもなく若い頃の夫と接しているのでその会話でしょっちゅう笑わされました。
そう思って油断していると最後にめちゃくちゃ泣かされるんですよね。ほんといい映画でした。
2月にして今年最高傑作
坂元さんが創り出す会話劇にタイムトラベルラブストーリー
幸せの本質を突く今年ベスト級作品!!
前半の主人公カンナ(松たか子)と後半の主人公 駈(松村北斗)、
基本この二人の恋愛×愛情=幸せを描いた作品だ。
脇を固めるリリー・フランキー、吉岡里帆、森七菜は本当に脇。
基本はカンナと駈の物語。
カンナのキャラ設定が秀逸だ。
大らかで夫の駈の靴下も履き、トーストの皿を出すのがめんどくさいため
マグカップにパンを乗せるような人。そして平時もコミカルだから
いわゆる天然系なんだと思うが、そこに駈は惹かれたのだろう。
私からみてもとても魅力的だし、男なら誰もが恋してしまってもおかしくない。
一方、駈は細やかなキャラクター設定だ。
カンナの雑なところが許せないので、いちいち注意したり嫌味を言ったりする。
そんな狭量なところが冒頭に際立たせている。
ただ、正義感が強く自分を犠牲にしてでも人を守ろうとする。
そういうところにカンナは惹かれたのだろう。
駈の死から始まるこの映画、
タイムスリップの方法を偶然知ってしまうカンナが
駈を死なせまいとして、様々な試みを何度もタイムスリップしながら実践するも
駈の死は変えられない。最後のタイムトリップで自分が何者なのか一部始終を話すことで、
今の世界線のカンナはいなくなる。
そして未来のカンナに出会ったことで現在の駈が25年後もカンナを大切にし続け、
“死”という結末は変えられなかったけど、“幸せ”な15年をカンナも自分も生きれたことが
人生を変えることにつながっていて、
カンナに残した手紙で、私は涙腺崩壊し号泣でした。
前半はカンナのキャラクターを松たか子が見事に演じていて、すごく笑えましたし、
後半の駈を演じる松村北斗が実に素晴らしい演技をしていて、すごく泣けてしまいました。
ファーストキスは、15年後のカンナと15年前の駈によるもの。
そのタイトルにもグッときましたね。
パンフレットも大島依提亜さんデザインで素晴らしいので、是非手に取っていただければと思います。
駈によるカンナに宛てた手紙原文は本当にヤバいです。
今現在、今年べスト!!猛烈に感動できる超オススメの作品です!!!
運命は変えられる?
観たかった作品。キュンを求めていったけど、それ以上に悲しい気持ちが残りました。運命を変えられないという結末も斬新だけど、ここでの見どころは、それでも君との人生を選ぶという覚悟。そこにズキュンとやられてしまいました。それでも見終わった後は、なんとか変えられるでしょ?ああやってこうやって、とか考えてしまう自分が諦めが悪いと思ってしまいました。だから、そこじゃないんだってば(笑)
松たか子さんと松村北斗さんだからこそ成立した大人のラブストーリー。切ないけどそれ以上にこういう人に出会える事の素晴らしさを教えてくれるような作品です。恋愛と夫婦はどう違うか。色々と坂元節が飛んでいたけれど、気持ちだけは運命を変えられたんだなぁ…という摩訶不思議。結局思いの強さで、生死は変えられないけど、気持ちは変えられるという事。恋愛から夫婦生活になっていくと、日常で弱点をついていくみたいなことは、あるあるなのでしょうね。いずれ死んでしまうという事実があったからこそ変えられたというのもなんだか悲しい。鑑賞後は重い悲しみが右往左往するのですが良い作品であることはたしか。万人におススメ。私も何度もあのセリフを聞きたくて繰り返してしまう気持ちはわかります(笑)もっかい観たいなぁ。
森七菜が上手い。
脚本・坂元裕二と「ラストマイル」「わたしの幸せな結婚」の監督・塚原あゆ子のゴールデンコンビ作品なので見てきました。
洋画で良くあるタイムリープ物ですが松たか子と松村北斗の演技もセリフのやり取りが素晴らしく最後まで楽しめました。
細かなツッコミどころはありますが、二人の会話劇を見てるだけでラストまで引き付けるシナリオは見事です。
館内もラスト近くはすすり泣きもあり感動できる作品でした。ただ監督が感情移入しすぎてるせいか終わり方の引き際が少々長く感じましました。
とにかく夫婦、カップルで見るとドキッとするシーンやセリフが多々あり感情移入はしやすいでしょう。
おススメ度は普通のやや上です。
森七菜は相変わらず上手。^_^
この作品に出会えてよかった!
間違いなく名作デス
淋しさの正体
分担が決まっていた柿の種とピーナツ。
マグカップの上に乗せた食パンときちんと茶碗によそわれた卵かけご飯。
あの時間にホームにいる理由になったコロッケとチョコレートドーナツ。
タイムトラベルのきっかけになった餃子。
色んな会話を重ねた行列の出来るかき氷。
タイムトラベルが現在に影響することに気づくきっかけのとうもろこし。
二人で帰り道に買い食いしたアイス。
そして、駈と入れ違いに届いた餃子。
食べるということは生きるということ。
だから、同じテーブルで食事をするということは、一緒に生きるということだ。
成り行きでなく本人たちの意思であのかき氷に並んだ時から、二人は一緒に生き始めたのだと思う。
一人で食べるためにカンナが注文した餃子は、二人で食べるために駈が注文したものに。
駈が一人で食べるために買ったコロッケとドーナツは、二人で飾るための花に。
あの手紙を書きながら、それでも最後まで未来が変わっていることを駈は望んでいたのではないか。
三年待ちの餃子のお届け予定日の通知が来た時、駈はどんな気持ちだったんだろうか。
朝は和食派の駈が買ってくれた、パンが美味しく焼けるトースター。
味の違いは分からなくても、そのトースターで焼いたパンはきっと駈の想いの分だけ暖かいはず。
もし未来が変わっていなくても、自分が一緒にテーブルを囲めなくても、美味しいものを食べて欲しい。
こんなに優しくて暖かい愛は、他にはない。
けれど、あなたと食べればきっともっと美味しかった。
これもまた愛で、淋しさの正体なのだと思う。
変なところに刺さって抜けないIt’s stuck in a weird place and won’t come out
予告でほぼネタバレかと思ったが、
大事なところはそこではなかったことが
観終わって分かった。
個人的に、その大事なところが変に刺さって
取りにくくて、いまだに抜けないでいます。
松たか子さんの魅力が全開で、
20代から40代までの役を
違和感なく魅せただけでなく、
その演じた硯カンナがとても魅力的だった。
松村北斗さん演じる硯駈は
女性と話すのが得意でない男性代表
みたいな感じだけれど、
自分に合う女性に関しては譲れない感じは
ありそうで、それが物語の鍵にもなっている。
タイムリープものは最近多いし
どれも面白い。
ただ今作は、個人的に響いてしまった。
タイムリープなんて、したくもないし
もう一度繰り返すなんてまっぴらごめんだ
と思っていたけど、
今度のは羨ましいと思ってしまった。
20年前の自分に会って、
こんな風に教えてくれる人がいたらな、と。
今の自分は変わらないけど、
教えてくれた時間軸は、
別の人生があったかもしれない。
そんな感じで刺さって
なかなか抜けない。
困った。
人生とは、と立ち止まって考えて
笑って泣けて
すごく良い映画でした。
良い2時間が過ごせます、是非。
I thought the trailer had already spoiled most of the plot,
but after watching the movie, I realized that wasn’t the most important part.
Personally, that “important part” got stuck in a strange way,
and I still can’t seem to pull it out.
Takako Matsu’s charm is in full bloom.
Not only did she seamlessly portray her character, Kan’na Suzuri, from her 20s to her 40s,
but she also made Kan’na incredibly captivating.
Hokuto Matsumura’s portrayal of Kakeru Suzuri feels like a representative of men
who aren’t good at talking to women.
But when it comes to the one who truly suits him, he seems unwilling to compromise—
and that turns out to be a key element of the story.
Time-leap stories have become quite common these days,
and they’re all interesting in their own way.
But this one, for some reason, hit me hard.
I never wanted to time-leap.
The idea of repeating the past is something I would completely reject.
But this time, I found myself feeling envious.
If only I could meet my younger self from 20 years ago,
if only someone had been there to teach me like that.
It wouldn’t change the person I am now,
but in that other timeline, a different life might have unfolded.
And so, this movie struck a chord in me—
so deeply that I can’t shake it off.
I’m stuck with it.
It makes you pause and reflect on life,
makes you laugh and cry,
and is just an incredibly good film.
A wonderful two hours well spent. Highly recommended.
テンポの良い会話劇にほどほどの恋愛要素
2回目の方が面白かった
普通でした。カップル 女性 オススメ。年齢問わず。
松たか子1977 松村北斗SixTONES 1995 だから そもそもネェってば💢
吉岡里帆1993ならお似合いカモな ただ 圧倒的な松たか子さんの存在感に吉岡さんは霞んでた。
でも 普通のラブロマンス➕普通のタイムスリップ 悲劇&コメディー
まあ 素直な人は少し🤏泣けます😢
もう 前3列除き ほぼ 満席🈵
作中の 熱々に向かう 二人👬 より 客席の俺の方が 暑くて ジャンバー脱げなくて 熱中症🥵
になりそうでした。俺の方が泣きテェよ😭
何故 タイムマシン❓ 何故 そうならないだろ💢 とか は 言うのも無粋というものか❓
ただ 一つだけ言わせてくれぇ❗️
その場を『見て見ぬ振りできない正義漢』は理解した🫡🫡🫡
しかし 期日がわかってて 事前にあれだけ刷り込まれていれば
その直前に ・・・カーの人構内に入れないとか もう一分前にボタン押すとかできるよね バイト雇ってでもやるべき100人雇ってもせいぜい150万円・・・
でも それは主題ではありません 入り口🚪にすぎない 予告編動画でも触れてる事実
もっともっと大事な 二人👬の 愛の絆 愛のカタチが本作の主題です。
ホームページが細かくて 全部読むの苦労した😥。
でも事前にホームページ で 主題がわかって良かった。
事実上 主役二人の実年齢を根拠に 脚本脚色か。❓
でも それを言っちゃ というの言います
子は鎹 かすがい とも言う 人の👦子供助ける よりも 不妊治療受けて自分の子供👶たくさん出産して
少子化日本🇯🇵救いましょう
・・・カーで ホームの最前線出てた 母親が1番の悪役🦹 悪魔👿としか言いようが無い。【私見にすぎない】
あっ 観客は 単身おばさん➕カップル👫➕単身若い子➕女子2名 ばかり
皆さん 感慨深く 『啜り泣いてた』ので イイ作品ですよ❗️きっと 恋愛道の王道
目を見開いて👀全て見た俺は 最後のクライマックス30分くらい オシッコ行きたい膀胱の要求に
早く終わらないかなぁ もうイイから って思ってました。 だって『コックピット状態』 もう本作の悲劇より
俺の膀胱の悲劇手前の方が深刻でした。
無事オシッコ間に合いました そこに感激🤩🤩🤩 便器に🚽感謝🥲だ。
🈶有料パンフは ミニ 写真集 叙情的でオシャレ 文字も結構あるけど 事後的に感慨深く眺めるやつです。
買って正解✅✅不思議な作り 是非購入して確かめて❗️
ホームページの リリー・フランキーさんのコメントが良かった 人は後悔して成長するのだ❗️当然タイムトリップできれば過去に行くよ❗️おふくろ救わなきゃ。
どうでもいいけど 今日 ショウタイム7 も見てて リリー・フランキーさんと吉田鋼太郎さん マジ 同じラインですね。
巧者しかいない
ラストキス‼️❓アリノママノー🎵‼️❓自分見せるのよ〜🎵‼️❓
使い古されたプロットから紡ぎ出される愛の物語
坂元裕二が、今さらタイムリープ(じゃなくてタイムトラベルでした)?
なんて思ってましたが、降参です。涙という涙を強奪されました。
むしろ感謝しなくては、いけません。これからの夫婦のあり方への大きなヒントをもらったのですから。
坂元裕二と塚原あゆ子の手にかかると使い古されたプロットから新しい何かが生み出されてしまう。
事故が起こった時点の微妙な夫婦関係を起点として、餃子、靴下、付箋などあらゆる伏線が散りばめられて物語は進み、ある一点に向かって収斂していく。それが哲学的に正しいと思えば思うほど、涙が溢れる。
いいものを見させて頂きました。後悔なきように生きるにはどうしたらよいのか。
それに対する答えをもらえた気がします。
松さんの魅力が満載❗️
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