「やり直しの果てに選んだもの」ファーストキス 1ST KISS すんさんの映画レビュー(感想・評価)
やり直しの果てに選んだもの
結論、幅広い年代に刺さる良作だったと思う。物語は松村北斗演じる夫と死別した松たか子がタイムスリップを繰り返し、夫の死を回避するものである。こうして文字に起こすとありきたりな映画のプロットに見えるが、そこはさすがの坂元裕二脚本で、味わい深く趣のある作品になっていたと思う。坂元節とも言われる独特の台詞回しは健在で、特にタイムスリップしている松たか子と何も知らない松村北斗と掛け合いは劇場がクスッと笑いに包まれることもあった。
タイムスリップした松たか子に全てを聞いた松村北斗は、自らの死を回避するよりも15年の結婚生活をやり直すことを選択する。生や死よりも、大好きな人と一緒に過ごす時間というのが彼にとってはなによりも大切だったのだろう。
物語の最後に松たか子が夫の靴下を間違えてブカブカのまま履いていた描写が、日常の中にある当たり前で小さな幸せを凝縮しているようで、とても素敵な表現だと思った。
遅くなってしまった2025年1作目、この作品でいいスタートを切れたと思う。
はじめまして、みかずきです
>特にタイムスリップしている松たか子と何も知らない松村北斗と掛け合いは劇場がクスッと笑いに包まれることもあった。
ここが本作の本質であるコミュニケーションの大切さを分かり易く提示していたと感じました。
すんさま
共感・コメント・フォローバック、ありがとうございました😊
>靴下に言及しているレビュー、あまりないのですね。
友達から、この映画の「靴下」の話をしてるのは、脚本家と監督と私だけだと言われました😅
>自分がレビューを書く前には他の方のレビューを見ないようにしており、いつも考察があっているかなと不安を抱きながら投稿しているので、同じ視点を持っていた方がいたようで私も嬉しいです。
私も本当に同じです。レビューをアップする時はドキドキです。なので、すんさんのレビューに出会えてうれしかったです😉
これはお願いごとなのですが、返信コメントを、私のコメント欄にコピペしていただくことはできますか?
一行だけでも一言でも構いません。私の未完成なレビューは、コメントを含めて完結すると考えていますので…😌
>ひな様
稚拙なレビューで恐縮ですが、拝読・コメントありがとうございます。ひな様のレビューも拝見させていただきました。この映画への溢れる愛が伝わってきてとても素敵でした。
靴下に言及しているレビュー、あまりないのですね。自分がレビューを書く前には他の方のレビューを見ないようにしており、いつも考察があっているかなと不安を抱きながら投稿しているので、同じ視点を持っていた方がいたようで私も嬉しいです。
すんさま、初めまして。
>結論、幅広い年代に刺さる良作だったと思う。
結婚している方やパートナーとの鑑賞がオススメ、という意見が多いですが、私もどの年代が誰と観ても刺さる作品だと思います。私が観に行った時は、中学生もポロポロ泣いてました。
>物語の最後に松たか子が夫の靴下を間違えてブカブカのまま履いていた描写が、日常の中にある当たり前で小さな幸せを凝縮しているようで、とても素敵な表現だと思った。
「靴下」というアイテムからレビューを書き始めたので、うれしくなりました。「靴下」について触れているレビューを探していますが、意外と見つかりませんでした。
坂元裕二さんの「愛情の印としての借りパク」、塚原あゆ子監督の「靴下だけは丁寧に撮ります」、というお話をインタビューで読みました。
※初コメントで長文失礼しました。
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