「松たか子と松村北斗」ファーストキス 1ST KISS リカさんの映画レビュー(感想・評価)
松たか子と松村北斗
このふたりの掛け合わせってどんな感じなんだろうという思いを抱きつつ鑑賞しましたが、なにもかもが自然で、なんなら不自然さも自然で素敵な映画でした
年齢的にもふっくらした松さん、タイムスリップ先でのハツラツとした美しい松さんがチャーミングすぎる!!
なんと言ってもあのかき氷柄のTシャツですよね、似合いすぎる笑
ちょっとオタクな青年を演じた松村北斗くんと松さんの掛け合いも非常に小気味良かったです
実は松さんも松村北斗くんもああいう人なのではと思ってしまうくらい自然…
バキューンと私の胸を貫いたのは「この世で一番嫌なことは好きじゃない人に好きだと言われること」とカンナが駈に伝えるシーンと、「離婚したくない」と駈がカンナに伝えたシーン
互いに「え、まさかそんなこと言われるなんて…」のシーンですが、人の気持ちって複雑でもどかしいですね
また結末ですが、何をどうやっても駈が死んでしまう結果になってしまうのはやはり悲しかったです
カンナーー!!!駈じゃなくて駅の赤ちゃんに注視するんだ!!!と、思った人は私だけではないと思います(それを言ったらおしまいですが)
出会わない選択をしつつ、良きタイミングで出会って結婚(晩婚)と言う希望も捨てられずにいましたが…本当に残念でした
できることなら仲の良い夫婦のまま年老いていく姿が見たかったし、そうさせてあげたかったなぁと思わずにはいられませんでした
けど、ふたりの寝室でもない、ひとりの寝室でもない、リビングのこたつで眠るカンナも、その姿を愛らしく思う駈も、間違いなくやわらかな愛情に満ちた日々を過ごしたのだろうと思うと心があたたまりました
みかずきです
花束みたいな恋をしたと同じ脚本家なので、細かな会話劇の応酬だろうなと思っていましたが、その通りでした。その上、タイムトラベルが頻繁でしたので、前半は、落ち着きのない感じもしましtが、カンナのカケルの15年後の運命を変えるんだという強い想いは伝わってきました。
前半は松たか子と松村北斗の旺盛な会話劇でしたが、冒頭の倦怠期の時との差が明確でした。どんなに愛し合っている二人でも、コミュニケーションを怠ったらダメなんだなと感じました。私もカミさんとのコミュニケーションは減少傾向なので、今更ですが、数年前から料理作りを始めました。
ー以上ー