「優しさがたくさん詰まった映画」ファーストキス 1ST KISS ももえもんさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさがたくさん詰まった映画
公開してまだ数日しか経っていないのに、この評価の高さとこのレビュー数は!と元々気になっていたこともあり映画館へ💨
どの映画館も残席の方が少ないんじゃないかなと、満遍なくお客さんが入っている!やっぱり人気なんだな〜と
久しぶりの恋愛映画、人気ということもありワクワク☺️
キュンときたセリフを何度も聞きに帰って、最後は録音したりとクスッとするシーンがたくさん散りばめられていました。
コロコロと表情が変わる松たか子さん、とても可愛い!
坂元裕二さん脚本の物語をいくつかみていて、ワードチョイスがとても好き。日常の気にも留めないような場面を切り取り、ハッとさせる言葉をいくつも投げかけてきます。
プロモーションにもあったように、柿ピー論や結婚は解像度が上がる話や、片一方の靴下と恋愛感情の話を聞く限り、結婚生活が厳しいという話なのかなと心してみていました。
冷え切った夫婦生活は見ていてこっちまで辛くなるし、両者共にかと思いきやカンナは好きそうなところがまた切ない、、。
最初の踏切の事故のシーンは結構グロく見えて目を逸らしました。
最初から7割くらいまではどうオチがつくのかなとそわそわしていました。
残りの3割でとても畳み掛けてくる!
出会って数時間で、15年後のカンナに会うために運命を変えない決断をする駈。とても強い一目ぼれじゃないとあそこまでは好きになれないのではと思いますが、松たか子さんなら仕方ないか、、。
15年後のカンナも15年前のカンナもどちらも綺麗でとても可愛い。。
29歳の松村北斗さんに並ぶ松たか子さんがすごいのか、松たか子さんに並ぶ松村北斗さんがすごいのか、、🥺
とにかくどちらも駈とカンナそのもので、歳の差なんて気にしないくらい物語に入っていきました。
かき氷で並ぶ時の「とうもろこしは皮から茹でた方が美味しい」という何気ない言葉を、ずっときいちゃうくらい素直で真っ直ぐな駈だからこそ、15年後のカンナと出会った時にした決断は揺るがなかったのかなと思いました。
15年前から戻ってきたカンナは、やっぱり部屋は暗くて駈は亡くなっていて悲しく思うのかなとか、何も知らないカンナと15年の時を過ごして駈は明日自分は死ぬかもしれないと思いながら手紙を書いているのかなとか、いろいろ考えてしまってより切なくなりました。
餃子が代引きじゃなくなっていたり、トースターを頼んでくれていたり、「帰ったらこのゲームの続きやろう」に返事をしなかったり、今日自分が死ぬかもしれないのにカンナに悟らせない駈に泣けてくる😭😭要素がありすぎ😭
ベタベタかもしれませんが、まっすぐに相手を好きで思いやる気持ちを考えさせられて、もっと周りに優しくなりたいと思いました。
正直最後は泣いてしまってあんまりしっかり物語が観れなかったので、もう一度観に行きたいです。
カルテットで松さん演じる真紀さんは「愛してるけど、好きじゃない」といわれました。私はずっとそれが忘れられず、きっと結婚ってそういうものなんだろうなと思っていました。
この映画のカンナは最後まで駈にとても愛されて、好かれていて、良かったなと切ないけどなんだか明るい気持ちになりました。
映画館で観に行ってよかった!
とにかく松たか子さんが可愛くてとっても綺麗で、松村北斗さんが真っ直ぐてとてもかっこよかった!!!
なんで映画のタイトルをファーストキスにしたのか気になります。
伝えたいことはいろいろあったと思うし、いろんな場面がある中で、あの場面が選ばれたのは2人の想いが完全に通じ合った時だったからかな?