「Dream Animals」たべっ子どうぶつ THE MOVIE ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Dream Animals
去年製作が発表された時は一体どうやって映画化を?と不思議な気持ちにはなりましたが、情報が明らかになっていくに連れて楽しみになっていきました。
ちびっこの頃からお世話になっているたべっ子どうぶつをスクリーンで観られる体験なんて嬉しすぎる〜と特典を持って劇場へIN。
特典は菓子箱のような組み立てキットで人形はらいおんくんとぞうくんでした。
いや〜素晴らしすぎました。
たべっ子どうぶつにしかできない世界観で展開される超絶楽しい物語、たべっ子どうぶつ含め子供の頃から一緒に育ってきたお菓子がそばにいる理由なんかも含めて壮大な物語になっていてジェットコースターのような作品でした。
序盤からたべっ子どうぶつたちがアリーナ会場でどんどこどんと踊って歌ってをしてくれるので思わず笑顔になりましたし、やばい〜かわいい〜って妙にクセになるリズムがこれまた良かったです。
そこから人気者になったぺがさすちゃんと自分がリーダーなのに上手く目立てないらいおんくんとの確執があったりとでトラブル始まりのスタートはワクワクさせられました。
ぺがさすちゃんが誘拐されてから人間たちと関わり出し、わたあめ達に世界を侵食されていくという状況に立ち向かっていくという冒険ものがスタートしていくんですが、他のお菓子達もゲスト参戦してくるのは中々に熱い展開で、どのお菓子にもいつもお世話になってます!と頭を下げっぱなしでした。
ポリンキーたちが出番多くて感動しました。
らいおんくんたちの不平不満もあったり、わたあめ軍団のゴンちゃんがたべっ子どうぶつたちと一緒にいたりと、オーソドックスな展開も交えつつ、たべっ子どうぶつ含めたお菓子ジョークも炸裂させていたりと画面の情報量をたくさん食らって面白かったです。
たべっ子どうぶつたちの戦闘スタイルってどんな感じかな〜と思っていて兵士たちの戦闘が始まったかと思いきや、一向的にポコポコされるらいおんくんが平気な顔をしており、理由がモフモフだからというなんともファンシーな理由で、そのモフモフから繰り出す可愛さでメロメロにしていくっていうのがキュートすぎて見事にやられました。
モフモフアタックでものの見事にメロメロにさせられ、塩対応からの神対応でドキューンとやられたり、それぞれのたべっ子どうぶつたちの能力を活かしながら一掃していく様子は見応え抜群で気持ち良かったです。
たべっ子どうぶつ含めお菓子である理由を全面に押し出した感じなのも素晴らしく、いただきますと唱えるとお菓子たちは元の姿に戻り、そのお菓子を食べると復活するというのが面白く、練りに練られた設定にファンタジーさを交えても全然違和感なく楽しめて尚且つ良さも見出せるときたもんですから感服ものです。
終盤に差し掛かって入る意外な展開は子供からしたらトラウマものなんじゃってくらいにはインパクトがあるものだと思います。
教授がバラバラにしたたべっ子どうぶつたちのデザインに書いてある英語を組み合わせてバラバラになったたべっ子どうぶつたちを蘇らせるというちょっとしたお勉強が世界を救う糧になったというのも感慨深いですし、確かにたべっ子どうぶつのおかげで動物の英語を覚えたこともあったな〜と懐かしくもなりました。
アニメーションのクオリティはとにかく素晴らしく、ヌルヌル動くし、モフモフ感は満載だし、表情は豊かだしですげぇクオリティでやってきたなぁと嬉しくなりました。
声優陣もメインキャストは俳優陣ですが、そこまで違和感なくキャラクターに合っていましたし、本職の面々が支えてくれているのもあってごっちゃにならずにそれぞれの個性になっていたと思います。
それにしても大塚明夫さんに関智一さんに大塚芳忠さんってラスボスすぎません?とキャッキャしていました。
最初から最後まで目一杯楽しめて、感動させてくれる傑作でした。
今も昔もどんな時もお菓子がそばにいる事は変わりないですし、これからもいろんなお菓子にお世話になっていくんだろうな〜と思いました。
90分に詰め込まれた濃厚なお菓子ムービー、とくとご覧あれ!
鑑賞日 5/2
鑑賞時間 19:20〜21:05
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